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妄想の世界 [雑感]

生物を勉強してる方は
お分かりかと思いますが
人間は脳が発達してしまったために
色々な妄想を抱くんです(笑)

私達がいま見ている世界の全ては
脳が処理した結果なんです。

特に視覚と聴覚の情報が
同時に解釈される
矛盾なく脳がストーリーを作る
統合する。
この働きは人間に架空世界を
作らせました。

人間の脳を見てもわかるように
視覚情報と聴覚情報は異質な情報ですので
かなり離れた部分で処理されます。
視覚の情報は後頭葉で処理され
聴覚で聞いたことは側頭葉近辺で処理されます。
この情報が連合野が発達した人間では
交差し、脳にこの異質な情報を処理するように
要求するわけです。その結果
脳は私達が見ている現実?みたいな世界を
解釈として作りあげるわけです。
その機能がうまくいかないと
幻覚やら何やらが見えたり聞こえたりします。

聴覚は振動で
動的なものを扱い
視覚は静止画を
扱っています。
動画ではありません(笑)
動画は元々視覚で扱えません。
ですからアニメとか
映画とか静止画を1秒間に何十枚も映して
動画にしてるんです(笑)
脳の処理だのみで。錯覚です。
死ぬ瞬間とか、緊張の限界で
世界が止まったように見えるのは奇跡でもなんでもなく
脳が処理を諦めただけです。
野球でボールが止まって見えたのも…(笑)

多分
人間でも場所が異なってるように
多くの生物では
聴覚情報と視覚情報は別々に、個別に処理
しているのだと思います。
それを人間が連合野で
この異質な二つに折り合いをつけなきゃならなく
なったんです。
そのストーリーの結果できたのが
私達がそれぞれ知覚する世界だということです。
そして言語というのも
その結果生まれたものだと思います。
連合野が発達していなかった人類は言語がありませんでした。
これはその折り合いをつける必要性がないからです。
なぜ言語が…という話はずっと私が考えてきたことですが
…長くなりすぎるので
いつか書きます。

話を戻しますと

ですから
それぞれ生き物は
自分の知覚方法によって全く違う世界を生きてるわけです。

つまり人間の知覚できてるもので
人間なりの解釈で世界を作っているんです。

ですから先日の科学の記事ですが
人間の科学なんて人間の作りあげた世界で
成り立つ妄想であって
真実でも
なんでもないです。
人間が知覚する世界、脳が作った世界における
秩序はこうであろうという
またそれも妄想なのです(笑)
私達人間は皆同じような処理
いや違った処理でも同じだと
言語によって「同じ」を構築しているわけです。
赤いリンゴを見て
それが人によって違う処理がされても
その人のラベリングにより
「同じ」と思われる赤いリンゴと脳がそれぞれ処理
しているのです。

そうなると先日書いた物理学は
妄想だという意味が分かると思います。
科学全体がそうです。
神様がやった、みたいな単純な結論を
用意してないだけなんです。

私がやってる物理学も
人間の知覚で
成り立つ範囲のことです。
その中の宇宙です。
知覚の中の宇宙。
ですから宇宙の外というのはどうなってるか?
なんていう問いはそもそもないです。
私達が考えてる、知覚している宇宙は閉じてますので。
膨張はしてますが。
野望がないわけではないですが
当面その中のことしかわからないです。
人間の小さな脳では(笑)

脳では仕組み上
理由は全て後付けなんです。
これも仕方ない…
まあ
だから人間って言い訳が得意ですよね。
実際広い意味の言い訳しか私達の知覚世界には
存在しないのですが


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