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共同作業の時代 [雑感]

以前
ゴーストライター云々という話がありました。
佐村河内さんと新垣さんでしたか…
これはマスコミが過剰に取り上げてしまったというか
私たち見る側の考え方が現実についていってない
というのがあります。
音楽でも小説でも漫画でも
めちゃくちゃ売れて忙しくなったりすると
当然なんでもかんでも共同作業になります。
研究もそうです。

色々なことが基本的に共同作業で
代表者の名前が載る
これが普通のことなんだという土壌がなぜか
未だに私たちには出来てないんです。
佐村河内さんの耳が聞こえないみたいな演出自体は
障がい者の人がいるので行き過ぎていると思いますが
芸能界ではたくさんあることです。
事務所の演出で。
ゴージャス姉妹だとか、なんだとか。
大富豪の娘だとか
こりん星から来ただとか。

実際はそうではないですが(笑)
でもそんな架空世界を
私たちが楽しめれば
それでいいんです。
エンターテイメントなので。

そこにゴーストだかなんだかも
おかしな話です。

皆さんが知っている小説、漫画
大体共同作業です。
小説家なら小説家志望の弟子入り志願
みたいな人がいて
じゃあ仕方ない
その人たちの練習だから作品を
書いてごらんと言って
書かせて
まあ採点みたいな形で修正して
じゃあこれはいい作品に仕上がったから
僕の名前で世に出そう。
こんなことは普通にあります。

音楽だって
ずっと昔からそうですやん。
例えば
ムソルグスキーの展覧会の絵
なんて私は大好きですが
これは様々な人の共作で
でもムソルグスキーの名前で出した方が
人気が出るじゃないですか
だからそれで出す。そして
名前が残るわけです。
そういう過去に照らし合わせれば

佐村河内さんの新垣さんもいいコンビで
過剰演出があったかもしれないですが
普通のことだと思います。
当時は佐村河内さんの名前で出した方が
当時売れるんでしょうし。

それをゴーストゴーストという社会が
危険です。

研究なんて
ノーベル賞のものにしても
代表者がもらってるだけです。
大切なアイデアや諸々は本人の貢献じゃない
みたいなものも五万とあります。
でもそれは言わないお約束です。
iPS細胞も東工大の院生の方が
素晴らしいアイデアを思いつかなければ陽の目を
見てなかった分けるですし。
でも見つけたのは代表者の山中さんです。
そしてそれでうまくいけば
次の研究のお金も入りますし
それでいいんです。
いい研究者を集めることがチームとして
大切です。そもそも
一人で何から何まで出来る人なんていないです。

ゴーストライターだとか
なんだか騒ぎ出す人って
何かしらの悪意があるんでしょうね。
暗黙の了解を破ってやるぞ、と。
こんなことを言い出したら
全ての文化はサヨナラです。

名前は代表者、共同作業は当たり前
そういう皆さんの認識が広く行き渡る世界になってほしいです。
そうすればゴーストゴースト言わなくなります。
受け手の勝手な妄想なんです。
1人天才があるものを作って…とか
そういう妄想願望を満たすために
製作者側もそう見せざるを得ない節もあるんです。

1人でできた〜!という
初めてのおつかい
ですら
沢山の人の協力で出来ているんです。
なんだこの例え(笑)
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