SSブログ

科学とは何か [雑感]

科学って
多分
一般の皆様が思うより
ずっと非力なものです。
そこで生きる人間つまり
学者としては何らかの権威や
何かが必要で…まあ生活のためとかも
ありますし
それなりの体裁を整えていますが(笑)

まあ以前書きましたように
生物医学系の論文の7〜8割は再現性がない
という調査の結果が論文雑誌natureによって
明らかにされ
結構世の中的には
衝撃だったのかも知れませんが…
まあ、多分私を含めた
普通に科学を勉強してきた人間から見ると
まあそりゃそうだわな感があるわけです。

これらの論文って
そもそも論文なの?感すらあるわけです。
科学なのか?みたいな。
統計データ貼り付けて科学感を出してますが…

まあ
細かく書くと本当にキリがないですが
普通に頭を使って疑問を持って読んだら
???だらけなんです。
恣意的すぎます。元々自分の信じてる結論があって
それに寄せよう感がハンパないのです。
客観性のカケラもないです。
そりゃ再現性はなさそうだわな感満載で
読み終わったら
これは知らなかったことにしよう…(^◇^;)みたいな
感じがするんです。

無数に例がありますが
皆さんにわかりやすいのは
これはあくまでも全て架空の例ですが
週にラーメン三食以上食べた人と
そうでない人の
食後にマリオンクレープを食べる差
みたいなのがデータにあって
たしかに三食以上食べる人は
マリオンクレープを食べてる
相関がある!
とか…
いやいや
そもそもなんで三食で区分するの?
一食とか二食とか四食とか…
食自体も1日3食とは何かみたいな問題もありますが
なんで3食、そこで分けるのか…
都合がいいからですよね
データのまとまり感が。
3人で区別しないと有意な差はでないんでしょう。
全ては都合
論文を書く人にとって…の( ̄◇ ̄;)

まあ、実際はもっと酷いことが行われてるわけで…

だからスタップ細胞の時も
誰も気づかないです。
当時生徒になんであんなの
誰も気づかないの?論文に載せたり
会見までした時に…と言われましたが
無理なんです。
論文から間違えや捏造を純粋に見いだすことは。

世界中でスタップ細胞を
どんどん作って
またそこから新しい何かを…という
実験を追ってしてくれる人がいて
あれ?
論文通りできないぞ??とか
問題が発覚するんです。
まあ通常
人の論文が合ってるかどうかなんて調べないですよね
自分の研究で忙しですし
お金もかかりますし
なんの得にもならないので。

数学なら
合ってるか間違えてるか客観的に明らかですが
過去10年に渡り2万人のデータを調べたところ…
とか書いてあったときに
それが正しく行われたか
調べる術がその人以外にないです。

また、人体とか生物とか
高分子のさらに親玉みたいなものって
数式とかでアプローチできるものでもなく
また人体実験の対照実験なんてできるわけもなく
もう…ブラックボックスです。
この物質が関係してるんじゃないかなあ
という妄想が必要です(笑)

まあ生物に限らず
科学は極めて主観的なものなんです。
物理の方程式だって
前提となる方程式…
これはまあ主観的にこんな感じかなあって
こんな感じが成り立てば…
あとは数学的に正しい世界なんですが…
前提は極めて主観的なものです。
粒子か波か?とかもそう。
わかりやすい例で言えば
電流なんて実際は存在しないですよね。
でもあると考えてみる……
ないものをあると
それで説明できればなんでもOKです(笑)

「気」というものがあり
それで色々なことが説明できてれば
それでOKです。そんなものです。
「気」も電流も概念的な差はないです
両方架空です。

科学にだけ客観性があるとか
そういうのはデタラメです。
そんなことを言う科学者は
怪しい宗教団体の教祖となんら変わりがないです。
(科学も昔は宗教みたいなもんだったんですが)

じゃあ
科学って無駄じゃね?

思われるかも知れませんが
そんなことは断じてないわけです。
宗教も無駄じゃない。

科学は
一つの架空のモデルを
それぞれが作ってるわけです。
その中で生活が良くなったり
便利なものができればいいじゃないですか。
今年ノーベル化学賞を取った吉野さんが
リチウム電池はできたけど
反応や理論については全く分かってない
という発言をして、マスコミでえーーってなりましたけど
それが普通です(笑)

そういう意味で
科学でも宗教でもなんでも人間の文化として
考え方の根本は同じです。

現実とある程度あってれば
それでOK
都合が悪いことがたくさん起きたら
新しいモデルを…
この繰り返しです。
でもそのモデルも
間違えが見つかってから作っていては
遅いわけです。
ですから
科学者は主観的に自分でモデルを作るわけです。
世の中こうなってるんじゃないかとか
きっとこの物質身体にいいよなとか
なにせ自分が毎日飲んでるもん、とか。
まあ、それを正当化するために
都合のいいことを結構やって
しまいますが
まあ(^◇^;)
それはある程度は
ご勘弁頂くといいますか…

ですから全ては仮説くらいに
大きな気持ちで
科学と付き合って頂ければと思うんです(*^ω^*)
お気に入りのものを採用してください。
コーヒーが身体にいいか悪いか
賛否両論めっちゃたくさんの論文が出てますが
お好きな方を採用してください。
分からないです。
身体にいいか悪いかなんて
身体のどこの部分にいいのか悪いのかも違いますし
賛否両論あること自体よくわからんと言うことです。
それに比べてゴキブリちゃんはすごいです。
ゴキブリを殺すことを正当化するために
殺虫剤会社やその他諸々が
ゴキブリの悪いところ、殺す理由を一生懸命
偏った科学的調査をしてきましたが
なーんも見つからない(笑)
人間の手の方が汚い
逆に凄い能力、ウイルスを分解する能力とか
諸々が見つかっちゃったりして(笑)
だからもう諦めて
キモいから殺すみたいな
文章にすると恐ろしい選択をしたんです。

まあ
科学は勉強すればするほど主観的な学問です。
人間にしか生み出せない。人間主観の学問です。
でもそれしか出来ないです、人間は。
それが限界だと言われれば限界なわけです。

でも楽しいです、私にとっては。
小さな一歩一歩しか
踏み出せないですが
ペンギン歩きみたいで可愛いじゃないですか(笑)

nice!(2)  コメント(1)