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補足 [科学ネタ]

生徒から
宇宙の外には何があるのか?
という深遠な
問を投げかけられたことがあります。

時間というのは
もし宇宙が量子的に始まるのだとしたら
その宇宙に中のみに時間があることになります。

ホーキング等の理論があってるとするならばです。

空間や物質とともに
この宇宙で出来たことになります。
そうなるともう全ては無意味と言いますか
宇宙に始まりもなければ
始まるという概念もなみたいな
物理学では分からない領域になります。

最近
時間自体が存在しないと主張するのが流行ってますが
それもこのような流れで当然生まれる考えです。
時間を私たちは恣意的に扱いすぎたので。

時間というのは本当に不思議なものです。
気軽に時間微分なんてしないでください(笑)
時間だけが
物質そのものが持つ性質ではなく
人間が順序関係を理解しやすいように
作り出した概念なんです。

空間も同じようなことが言えますが。
物体に量子論を適用しても大丈夫なのに
時空に適用してもうまくいかないのは
このせいなんでしょう。

これは非常に壮大な問題で
ABC予想の証明で望月先生が用いたような
全く新しい数学が物理学にも必要なのだと
私は思っております。
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コメントのお答え [コメント欄の質問の答え]

すみません、
なんだか物理の質問コメント
チビマルのコメントと一緒に消してしまいました。
(^◇^;)
申し訳ないので
お答えします。

特殊相対性理論と一般相対性理論の違いと
量子論とは?
みたいなご質問でしたが

特殊相対性理論というのは
時間と空間の値が観測者によって
変わる
ということを明らかにしたものです。

一般相対性理論というのは
物体が存在することによって
時間空間と相互に作用しあって
時間や空間が非一様に歪んでしまうという。

相対性理論的告白は
貴方の存在が
私の時間と空間を歪めている!(笑)
ということです。
(本当は地球くらいの大きさでもほんの少ししか
歪まないので、歪んでるのは精神かもしれませんが(笑))
それで相対性理論は
とりあえず時間空間は歪みますが
そこにある「もの」
つまり時間空間を歪めるものは確固として存在しますが
量子論はそれを否定するわけです。

ミクロの世界での話ですが。
小さな物体は確固ととして存在するのではなく
測定されて初めて
その位置が決まります。
測定されない場所の位置は
「どこか」という未確定な状態。
私たちの常識から言いますと
そこにあるアンパン
美味しそうだなって
見ていようが見ていまいがそこにある!
急に無くなったら
誰か食べたんじゃない?って思う( ^ω^ )
でもそれは間違えだということです。
測定して、観測して初めて
その観測によってそこにいたことになるという…
信者以外の人に言っても理解されないんじゃないかくらいの…
でもこれはそうなんです。
そうしないと数学的矛盾が起こるんです。

粒子自体に
決まった位置を持つという属性がないんです。

これって
普通の人に説明しても
なかなか受け入れてもらえません(笑)

私が見たアンパンと、貴方が見たアンパンの場所が違うなんて…
まあ
あくまでもミクロの話ですが(笑)

このお互い矛盾するような
相対性理論と量子論が同時に成り立ってるのが
私たちの世界なんです。
しかもかなりちゃんとした理論…
観測結果とも合いますし。

興味がある方は勉強してみてください!
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