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3500万円余返還~オンラインカジノの仕組み~ [雑感]

阿武町の事件
急展開ですね

オンラインカジノの決済代行業者が
3500万円を返還するという……
おそらく
この3500万円は田口さんがプールして
おいたんでしょうね

オンラインカジノは
結構マネーロンダリングとか
脱税に使われたりします。
仮想通貨を利用した方法もありますが。

オンラインカジノは
ブックメーカー等もそうですが
仲介業者が必ず入ります。

分かりにくいので
具体的に説明してみたいと思います。

例えば
私がオンラインカジノをしたいとします。
そしたらまず色々な方法がありますが
日本円で(仮想通貨でも遊べます)50万円を
決済代行会社に振り込むんです。
大切なのはお金の動きですが
実は大半のオンラインカジノでは
この50万円は決済代行会社にプールされます。
それで
オンラインカジノの私のアカウントに50万円という
「架空の」金額が反映されます。
その50万円でバカラとかBJとかルーレットを
楽しみ
仮に75万円になったとしましょう。
これは私のオンラインカジノ内のアカウント上です。
ここで大切なのは
お金は実は決済代行会社の50万円で
動かないままなのです。

そして厄介なのはオンラインカジノには
「引き落とし条件」というのがあります。
儲かったからと言って簡単にその額を
下ろせないのです。

この75万円全額
私が下ろそうとすると
困りますよね?
決済代行会社に50万しかないので破産です。

そこで審査があって
大体振り込んだお金の10倍とか……これは
業者によりますが
お金をカジノで回さないと
引き落とせない仕組みになってるんです。
ですから
75万円を引き落とすには
およそ750万円
色々なギャンブルで賭けなければならず
ペイアウト率が90%だとしても
試行回数を多く繰り返す内に
ギャンブルは必ず負けます。

ギャンブルは最初に勝ったら
いかに早く手を引くかが大切です。
「大数の法則(たいすうのほうそく)」によって
試行回数、つまりギャンブルの回数を増やせば
増やすほど
儲け率90%に(下手した70%とかいうゲームもありますが)
収束して損をするようになってるんです。

ですから
ギャンブル自体にイカサマがあるのではなく
引き落とし条件を厳しくして
回数を賭けさせて
確率的に負けさせるというのがオンラインカジノ側の
戦略なのです。
ですから、勝てません。

仮に一億円当たったとしても
審査があっておろせないのです。
正に架空のお金。
ですから、オンラインカジノ側も決済代行会社も
潰れることはないんです。
審査の結果引き落とせませんといえば
いいだけなので。
この辺は今回の事件で私が規約を読んで
こういう仕組みか!と納得したところです。

ですから
阿武町の3500万円も
決済代行会社にプールされたままで
おそらく使われてなかったのでしょう。
結構、これが脱税やマネーロンダリングに
使われる手法で
田口さんは、ほとぼりが冷めた頃
引き下ろせるか??ですが
頑張ってギャンブルを沢山して
少しずつお金を下ろす作戦
だったのかもしれません。

決済代行会社はこういう場合返金しないと
自分たちが今度は悪くなるので
罪を逃れるために返金したものと思われます。
別に善意があるわけではないです(笑)

これらは
ほぼほぼ海外の会社です。

現在は海外のサイトでオンラインカジノを
やっていてもグレイな状態で
罪には問われにくいです。
日本は世界で第四位のオンラインカジノ利用者だ
そうです。

ただ、これから
日本が進めようとしている
国内カジノ計画と
競合しますよね。
客をオンラインにとられたまま
になります。
それは日本国としても面白くないので
何かしらの法的な工夫がされて
違法になっていく可能性があります。
特に今回のような事件が起こると
いろいろ海外オンラインカジノへの対応も
変わるかもしれません。

世界四位の人口が日本でやっているので
ブログの読者の方にもいるかもしれません(笑)
その辺はお気をつけ頂きたいのと
勝てない仕組みになっていることも
ご理解頂ければと思います。
息抜きとかでされてるのでしょうが……

ギャンブルは当たり前ですが
胴元、主催者が必ず勝つ仕組みになっています。
まあ、遊びで趣味ならば勿論OKですが
投資等々にはならないのでお気をつけください。

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