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誤文訂正問題(大阪産業大学改題)~問題編~ [英語学習]

今年の東大入試問題でもでましたが誤文訂正問題
という問題があります。
この問題はむしろ私大受験者の方がよく練習しているかも
知れません。
そのため結構差がつく分野です。
今年の東大の問題でも慣れている人はかなりのスピードで完答できると
思いますが、練習不足だった生徒にはかなりきつく
はっきり差がついたと思います。
英語という言語に対する言語感覚、文法知識を問える良い出題方式
だと私は思います。
また、この力がしっかりつくと英作文でのミスもぐっと減るはずです。

今日は誤文訂正問題を出題したいと思います。
大阪産業大学の問題を私が改題したものです。
かなりあからさまな問題もありますが
問題のレベルとしては入試で解くとすると
平均レベル(偏差値50~55)の問題です。
来年の大学受験に向けて現段階でこれがさらっと完答できれば
頼もしいです。勉強の方向は間違ってはいないと思います。
解答はまた後日書きます。

(問)次の英文の誤りを訂正せよ。誤りがない場合は「なし」
   と記せ。

(1) It is a habit in Japan to take off your shoes before entering a house.
(2)The house consisted of three bedroom,a kitchen,and a bathroom.
(3)Water is very rare in some parts of the country.
(4)The only thing they cared for was how to make money.
(5)She makes the dog stay outdoor during the summer.
(6)Apart of a few minor problems,the trip was a great success.
(7)My job provides me with the opportunity to meet new people every day.
(8)His father has forbidden him from going out on his own at night.

一問一分くらいが大体の時間の目安です。
答えは近日書きたいと思います。

英語で「管理する」の使い分け [英語学習]

今回は英語で「管理する」の使い分けに
ついて書いてみたいと思います。
管理すると言って思い出すのは
control,manage,administer,superviseくらいでしょうか。
これらの語について一つずつ説明していきたいと思います。

control…もともと「名簿に記載する」というのが原義で
    「管理する」だけではなく「支配する」という意味でも
   使われます。人や物、業務の進行などを統制、管理するとき
   に使うのが基本です。
   Jane cannot control her children.
   (Janeは自分の子供に手を焼いている。)

manage…管理するという意味では結構広く使える語ですが
    それ以外に注意することもあります。
    canやcouldをつけないと「何とかやり遂げる」という意味
    になり、つけると「うまく扱う」という意味になります。
    She seems too young to manage 4 children and that big house.
(四人の子どもとあの大きな家を切り盛りしていくには
     彼女は若すぎるように思える。)

adminiter…新聞では見ない日はないくらいよく使われる語です。
     会社、学校などの運営、公的業務の管理を行う場合に
     使います。ただadministerは使える範囲が狭く
     例えば製品や価格の管理などには使えないことも注意
     してください。
     It takes brains to administer a large corporation.
     (大企業を運営していくには才能が必要だ。)

supervise…人や業務の進行などを管理する場合に使います。
     「監督する」という方がピッタリくる訳語かもしれません。
     規則や法律に基づいて管理するという意味合いが含まれます。
     I will leave my property in the hands of the administrator.
(財産の管理は管財人に任せるつもりです。)

最後に関連語です。
janitor…(建物などの)管理人、特にアメリカで使われます。
    イギリスですとcaretakerを使います。
managerial post…管理職
quality control…品質管理

それでは今日はこの辺でSee you[手(パー)]

英語で「完全な」の使い分け [英語学習]

今回は英語で「完全な」の使い分けに
ついて書いてみたいと思います。

英語で「完全な」といえば
complete,perfect,flawless,idealくらいでしょうか。
これらを順に説明していきたいと思います。

complete…必要なもの欠けることなく揃っていること。
     すべての面で完全なときに使います。
     ただし、点数が完全だとか、状態が完全だとか
     質が完全だという意味には使えません。
     日本語では「総~」「全~」がいい訳になることが多いです。
     例えば、シェイクスピア全集はthe complete works of Shakespeare
     です。
     My father has a complete set of false teeth.
(私の父は総入れ歯だ)

perfect…completeの意味に加えて、程度、水準、質において最高なことを
    表します。「完全な」のなかでは最も広い意味で使われる語です。
    His alibi seemed to be perfect.
    (彼のアリバイは完璧なものに思われた。)

flawless…flawというのは「傷」という意味で、文字通り「傷がない」 
    つまり、否定的要素がないことを強調する語です。
    ですから必ずしも最高水準であることは意味しません。
    His piano performance was flawless,but it somehow didn't touch
my heart.(彼女のピアノの演奏は申し分のないものだったが
    何故か私の心には響かなかった。)

ideal…良い意味で最高であることを表します。よく「理想的な」という
   訳があてられ、普通「否定的なイメージを持つ語」は形容できません。
   That is the ideal furniture for my new home.
   (それは私の新居にピッタリの家具です。)

私は英作文の添削を仕事ですることが多いのですが
問題集の解答を見ても???
と単語の正確な使い分けがしっかりできていない
解答を良く見ます。高校生の答案としては大目にみる場合も
ありますが、解答としてはまずいと思います。
最初は単語の意味を覚えるだけで精一杯かも知れませんが、
その語が持つ意味の範疇を意識して勉強すると
時々日本と英語圏の文化の違いに気付いたりして
面白いと思います。

それでは、今日はこの辺でSee you next time[わーい(嬉しい顔)]
     

英語で「環境」の使い分け [英語学習]

今日は英語で「環境」の使い分けについて
書いてみたいと思います。
昨今は環境問題、環境税など
よく話題にのぼります。
また大学受験の英作文などでもしっかり使い分けられる
ことが大切です。

環境といえば
environment,circumstances,surroundingsの三語だと思います。
この使い分けについて順に書いていきます。

environment…地理的な環境、人の考えや感情など精神的に
      影響を及ぼす環境を表す時に使います。
      環境問題等、もっとも一般的な語です。
  This plant grows best in a warm,dry environment.
  (この植物は、暖かくて乾燥した環境で一番よく育つ。)

circumstances…周囲の事情や状況を表す語で
       特に人の経済的状態や境遇を表すときに使われます。
  His shabby clothes show his circumstances.
(彼のみすぼらしい身なりで彼の境遇が察せられる。)

surroundings…おもに人を取り巻く地理的な環境を
      表すときに使われます。
     「美しい環境で暮らす」というときにピッタリです。
     いくら一般的だとは言えこれをenvironmentで書くと
     若干違和感を感じます。
  It's important for us to live in beautiful surroundings.
(私たちは美しい環境で暮らすことが大事だ。)

ちょっと分かりにくいかもしれませんが
environmentとsurroundingsの違いは「精神的に影響を与える」か否か、です。
幸せな家庭環境というときは
a happy home environmentです。

…と説明すると
たいてい生徒から質問を受けます。
上のsurroundingsの例の「美しい環境」も精神的に影響を
及ぼすのではないですか?と

まあ確かに汚い環境より美しい環境の方が
精神的に気持ちがいいです……

そういう問題ではありません!!

簡単に言うと私たちの身の回りの生活環境はenvironmentで
地理的な環境(つまり周囲の状況)はsurroundingsで
経済的な生活状態はcircumstancesです。

それではまた
See you next time[手(パー)]

英語で「勝つ」の使い分け [英語学習]

もうすぐ受験です。
そこで受験に「勝つ」という縁起も込めて
英語で「勝つ」の使い分けについて書いて
みたいと思います。

英語で「勝つ」といって思い出すのは
win,beat,defeat,overcome,conquerくらいでしょうか…
これらについて説明していきます。

win…まず大前提として、winの目的語は試合、競争、賞などで
   あって「相手に勝つ」というような人を目的語に取れない
   ことに注意してください。つまり目的語はrace,game,match,
battle,prizeなどです。winはgetと同じ意味です。
  なんで「勝つ」という訳語がついたのか摩訶不思議です。
  Everyone is sure that he will win the game.
(誰もがその試合での彼の勝利を確信している。)

beat,defeat…こちらはwinと対照的に目的語は必ず争う相手(簡単に
      言うと人)です。beatとdefeatのニュアンスの違いはdefeatの
    方が「一時的」に負かすという意味合いを含むことです。
   Someday I will defeat him in chess.
   (いつかチェスで彼を負かしてやる。)
   I beat you in the finals.
   (私はあなたに決勝戦で勝った。)

overcome…これは敵や困難、誘惑などに打ち勝つときに使われます。
     特に精神的な勝利に用いられることが多いです。戦いに勝つ
     場合でovercomeを使うと困難の末のやっとの勝利という
     ニュアンスが出ます。
   I was finally able to overcome my fears.
(私はついに恐怖心に打ち勝った。)

conquer…戦いの場合は最終的、決定的な勝利を暗示します。
    よく単語帳などには「征服する」と意味が書いてありますが
    その日本語がぴったりです。ただし困難、悪癖などを
    克服するという意味でも使われるので注意してください。
    You must conquer your habit of biting your nails.
(爪を噛む癖をやめなさい。)

最後に関連語を書いて終わりたいと思います。
victory…勝利
triumph…大勝利
overpower…征服する

受験生も受験に「勝てる」ように頑張ってください[exclamation×2]
それでは
See you next time[手(パー)]

(おまけ)
今日は仕事の準備等でほぼ徹夜です。
今は4時50分です。
今日も授業が午前中からありますので
今から二時間くらい寝ます。
おやすみなさい[眠い(睡眠)]

英語で「かたい」の使い分け [英語学習]

今日は英語で「かたい」の使い分けについて
書いてみたいと思います。

英語のかたいは使い分けが比較的はっきりしていますので
ニュアンスによってしっかり使い分けて欲しいです。
大学入試の生徒の英作文の答案をみていても
使い分けができていないことが多々あります。

「かたい」といって思い出すのは
hard,solid,stiff,tough,firmくらいでしょうか…
それぞれの語について細かい説明を付したいと思います。

hard…「かたい」といって多くの人が思いつくのがこの語です。
   そして最も一般的なのですが、結構使い方に限定があります。
   物やパン、岩などがかたい場合に使われます。
   肉が固い場合はtoughをつかいますし、紙や信念がかたいという場合
   には使えません。hardはイメージほど万能ではありません。
   ここに英作文のときに注意しなければならないポイントが
   あると思います。
   Jogging on hard ground is not good for your knees.
   (固い地面でジョギングするのは膝によくない)

solid…名詞で固体という意味で使われますが、形容詞でかたいという
   意味にもなります。密で空洞や割れ目がなくかたい感じです。
   注意すべきは、人間にも使います。「堅実な」とか「信頼できる」
   という意味になります。「密」というイメージで、結構広く
   使われます。俗語ですが、アメリカでバンド(音楽の)などが
   素晴らしい場合にも使います。
   This ice is solid.(この氷はかたい)

stiff…紙や布地が弾力性がなく容易に曲がらないような場合に使われます。
   また態度が「堅苦しい」「よそよそしい」という場合にもよく
   使われます。stiff smileならよそよそしい笑顔という意味になります。
   His stiff manner puts his classmates off.
(態度が堅苦しいので、彼は同級生に敬遠されてしまう。)

tough…物が折れにくかったり、破れにくい場合に使います。
   ちなみにこの場合の反意語はtenderになります。
   この意味で使われている語として、ステーキで
   テンダーロインというのがありますね。私も大好きですが[わーい(嬉しい顔)]
   これは牛のフィレ肉の英語訳です。柔らかいロインという意味ですね。
   また、ロインとはロース肉のことです…
    と話が脱線してしまいました[たらーっ(汗)]
   That beaf was quite inexpensive,but tough.
   (その牛肉は大変安かったがかたい。)

firm…マットやクッションなど力を加えると形が変わるものに多く
   使われます。その他にも筋肉が引き締まってかたいというとき
   信念、決意がかたい場合にも使われます。
   She is a firm beliver in equal rights.
(男女は平等であるべきだと彼女はかたく信じている。)

それでは今日はこの辺で
See you next[手(パー)]

世界の英語、日本の英語 [英語学習]

現在、日本の教育ではアメリカ英語が主流です。
イギリス英語も若干含まれていますが
スペリング、発音等から考えてもアメリカ英語を
基本的には習っています。
これは時代と共に移り変わってきました。
私が学生の頃は、かなりイギリス英語が含まれていました。
私よりも年上の方は更にそうだと思います。
私が学生の頃は、アメリカ人が音と音の間の発音を潰して読むので
それを理解するための、リスニング練習もありました。
イギリス英語は語と語の間を潰さないで発音するので
聞き取りやすいと思います。

私の場合はかなり発音がアメリカナイズされています。
これは、現在の教育に合わせたものですが
日本で習う英語にはイギリス英語も結構含まれていますから
そのあたりで発音等どうしようか…と悩むこともあります。

要は日本で習う英語は「日本的」なのですが…

これは別に悪いことではなく
これだけ世界に英語が広がると様々な国や地域で
様々な特徴が出ます。

私はリスニングで昔からあまり聞き取れないことは
ありませんでしたが
インドや中国の英語はよく聞き取れません(笑)
おそらく英米人の方も同じだと思います。

中国人の方の英語は発音が全然違います。
(生まれつきアメリカにいたりすれば
勿論アメリカ方式の発音になりますが…)
ローマ字読みっぽいところもありますし、
英語では考えられない発音も沢山あります。
基本的には、書いてある字は全て読むような発音で
中国では習っているんだと思います。
ですから話を聞いていても、全然分からないことがよくあります。

インド英語はもっとすさまじいです[あせあせ(飛び散る汗)]
私は観光地に仕事に行っているので
電車の中でインドの方が会話をしているのを
よく聞きますが
本当にびっくりします[がく~(落胆した顔)]

ヒンズー語と英語が混ざっていて
それを信じられないくらいの早口で話します[ダッシュ(走り出すさま)]
しかも、英語の発音が違うだけではなく
時制をかなり間違って話していますし、
英語では、動詞が使える文型を要請するのですが
そんなのお構いなしで
単語の意味さえ合っていれば
なんでも文章にしてしまいます[がく~(落胆した顔)]

なによりも不思議なのは
その不思議な英語とヒンズー語の中間語で
お互いスムーズに会話が成り立っている点です[exclamation×2]

私も傍で聞いていてなんとなく
雰囲気で意味は分かりますが…
文法の間違いが、かなり気になって気持ち悪くなります。
これは、私が文法にうるさいせいではなく
英語では信じがたい語法というのを勝手に作ってしまって
いるので、それを聞いていると気持ち悪くなるのです。

わかりやすく日本語の例で言うと
「昨日私を学校で行きました」
というような感じです。
ま、まあ………[たらーっ(汗)]
確かに意味は分かりますが…
ちょっと嫌な感じですよね?
こんな英語でインドではお互いコミュニケーションがとれています。

その他にもシンガポールでは「シンディシュ」という
シンガポール独特の英語が話されていますし
英語を母語とするオーストラリアの英語もかなり変わっています。
オーストラリアではaの発音をエイと読む習慣がありません。
ですからokayオーケイを「オーカイ」と発音します。
私は最初にこれを聞いた時に
本当にびっくりしました。
当然dayデイの発音は「ダイ」になります。
つまりdie「死ぬ」と同じになってしまうのです[exclamation×2]
例えば
Where are you going today?
「今日、どこに行くの?」
というのをオーストラリアの方が発音すると
「ウェア アー ユー ゴーイング トゥーダイ?」
となり
これをアメリカ人や我々が聞くと
Where are you going to die?
「あなたはどこに死にに行くのですか?」
と聞こえます(笑)

このような国や地域で使われる
英語は様々です。
人口でいうと
もはやネイティブの英語よりもそれ以外の英語を使う人が
多いくらいです。

考えてみればこれは方言のようなものです。
日本のような小さい国でさえ
東北弁や九州弁、大阪弁等あります。
お互い通じないことも多々あります。
英語はさらにグローバルに使われているので
このような地域的な差がでてくるのは必然です。
ただ、東北弁や大阪弁の人も書くときは
しっかり標準日本語で書けます。
それと同じように英語も書くときはしっかり標準的な英語を
書くスキルは必要だと思います。

日本人は英会話に対して消極的すぎると思います。
インドの英語でも中国の英語でも
インド人や中国人は堂々と話しますし
アメリカ人自体もこのような言葉に関してはかなり慣れています。
(変な英語に対して寛容です。)
ですから、日本人も会話をする時は
堂々とジャパニーズイングリッシュで話せばいいと思います。
日本人は自分の話す英語は変なんじゃないかという
不安から、英語を話せるのに話さない人が沢山います。
変なところで完璧主義なんです。

考えてみれば母語の日本語だって
話すときは結構文法を間違えて話しています。
私も話すときは
つい「全然大丈夫です。」
なんて言ってしまいます(笑)

このブログも読み返してしまうと
副詞の位置がおかしかったり
接続詞の使い方がおかしいと思う部分が
よくあります[爆弾]
それを読み返して毎回細かく直していると
毎日書くのが億劫になりますし
なによりも20分前後で書くことができなくなってしまいます。
そこは最初にお断りしたように
口語で書いているのものだと思って勘弁してください。
この辺は完全に読者の方に甘えてしまっています(笑)[わーい(嬉しい顔)]
同じように
ネイティブと呼ばれる人の英語も文法的には
結構ひどいものです。
でも英会話においては日本人はあまり文法等
気にせずに、甘えて話してしまえばいいと思います。
(我々も日常会話を日本語で話すときに、文法を気にしながら
話している人はまれだと思います。)

日本人は学校で6年間英語を習ったのに
英語を話せない、とよく言いますが
それは日本人の基準が高すぎるからです。
アメリカ人なんて
挨拶と自己紹介しかできなくても
私は日本語が話せます
と、言います。
同じようなレベルである言語が話せるなんていう
日本人はほとんどいないと思います。

このような自信のなさで
英語でコミュニケ―ションをとろうとしないのは
本当にもったいないことだと私は思います。
習った英語はどんどん実践で使っていった方がいいと思います。
その中でおかしい、と言われたら直して
いけばいいだけの話です。
話さないとコミュニケーションは何も始まりません。

(オマケ)
勿論、言葉は通じればなんでも
OKというわけではありません。
「今日、御飯、食べるカレーライス」
でも意味は通じますが、
さすがにこれを文章で書いてはまずいのと同様に
読み書きのための
しっかりとした英語の文法の学習は
しておかなければなりませんが…










英語で「隠す」の使い分け [英語学習]

今日は英語で「隠す」の使い分けに
ついて書いてみたいと思います。
「隠す」といって思い出すのは
hide,conceal,bery,harbor,口語になりますがcover up
くらいになるでしょうか。
これらについて順に解説していきたいと思います。

hide…「隠す」といって,まず思いだすのがこの語で非常に
   広く使えるので便利です。下の例文のように隠す意図が
   なくても隠れる場合にも使えます。
  The tall building hid our school from view.
  (その高いビルに隠れて私たちの学校は見えなかった。)

conceal…意図的に隠す場合に使われて、この語もhide同様広く
    つかうことができます。やや格式ばった語です。
  I concealed the letter under the carpet.
  (私はその手紙を絨毯の下に隠した。)

bery…いろんな意味で重要な語です。まず発音ですが「べりー」で
   イチゴを表すberryと同じ発音です。
   基本的な意味は人、動物が物を埋めて隠すことですが
   感情を押し殺したり、顔を蔽い隠す場合にも使います。
   例えばbery my face in my handsとか、ポケットに手を
   突っ込む場合に、hide my hands in my pocketsのように表現します。
   The dog buried the bones in the garden.
   (その犬は庭に骨を埋めて隠した。)

harbor…これは名詞では「ハーバー」で港のことですが、動詞で使うと
    犯人をかくまうという意味になります。他にも薬物を隠すとか
    悪意を心に抱く(悪意を隠し持っている)といった
    悪いものを隠すときに使われます。
   You are under arrest for harboring this man.
(この男をかくまった罪であなたを逮捕します。)

cover up…口語です。これもharborと同じような意味で悪事や本心を
     隠すこと、また物を蔽い隠す場合に使います。
     He made frantic efforts to cover up his payoff scandal.
    (彼は死にものぐるいで贈賄事件を隠ぺいしようとしていた)

隠すには結構面白い関連表現があります。
たとえば「かくれんぼ」はhide and seekです。
また「頭かくして尻隠さず」に該当する英語は
bury your head in the sand like an ostrich
直訳すると「ダチョウののうに砂に頭を隠す」という
意味になります。文化の違いは面白いですね[わーい(嬉しい顔)]
その他にも「臭いものには蓋をする」
という表現はput the lid onとなります。
lidが蓋の意味です。

それでは今日はこの辺で
See you next time[手(パー)]

語源で増やそう英単語~歩く~ [英語学習]

あまり英語を勉強していないうちは
感じないかも知れませんが
英語は非常に勉強しやすい言語です。
どんな勉強にも反復練習が必要なように
英語も毎日しっかり勉強すれば
身につけることはそんなに難しいことでは
ありません。
勿論、その地域地域で話される英語も異なりますので
勉強してもなかなか分からない細かい部分もありますが
俗語等分からなくても一般的な英語で十分です。
各地方の言葉は、その中で生活していく中で身につければ
大丈夫です。この点は日本語と同じです。
(大阪弁や津軽弁が分からなくても
大阪でも青森でも
普通に生活はできます。)

今日は
「歩く」です。
grad、gred、gressがつく単語は
歩くという意味があります。
それを意識して単語を覚えると非常に覚えやすいです。
(ラテン語のgradus,gradi(iの上にbarがつきます)に
由来します)

どのように覚えるか
例をあげながら説明していきます。

美術でも使われるグラデーションgradationは
歩くように徐々に変化する
というところからきています。
転じて、段階、等級という意味もあります。
これから派生するが
grade…等級、学年、成績
gradual…徐々に(「歩くように」ですから)
graduation…卒業
です。

gressがつく「歩く」という意味を持つ単語は
progressがあります。proは「前に」という意味ですので
「前に歩く」→進歩、進行、発達
という意味になります。
このような例はcongressもそうです。
congress…conは「共に」
     共に歩く→会議、議会 という意味になります。

他にも「歩く」関連では
agressive…「前に向かって歩く」→攻撃的な
等々本当に沢山あります。
このような未知の単語を見たら
意味の推測に使ってみてください。

それではまた[手(チョキ)]

英語で「変える」の使いわけ [英語学習]

今日は英語で「変える」の使い分けについて
書いてみたいと思います。

「変える」と言って思いだすのは
オバマ大統領ではありませんがchangeですね。
あとはalter,shift,exchange,replaceくらいでしょうか。
これらの語について一つずつ説明していきたいと思います。

change…「変える」という最も一般的な語です。
     通常他動詞が多いですが、自動詞としても使えます。
   We changed the plans due to the bad weather.
(私たちは悪天候で計画の変更を余儀なくされた。)

alter…形・内容・方向などに「部分的な変更」を加える場合に
   使われます。洋服の手直しや、家の改築などによく使われます。
   因みに最近日本語でもよく使われるalternative(二者択一の、新しい)
   ですが、この語もalter「他の」ate「ものをもつ」からできています。
   The new wallpaper altered my room.
   (壁紙を新しくした部屋の感じが変わった。)

shift…方向・位置・態度などを変えるときに使われます。
   I shifted my desk from the corner to the center of the room.
(私は机の位置を部屋の真ん中から隅に変えた。)

exchange…これは交換するという意味での変えるです。
     この単語の接頭語のexは「他のものと」という意味です。
  I would like to exchange this dress for the white one you show me
the other day.(このドレスを先日みせてくださった白いドレス
  と交換したいのですが)

replace…「取ってかわる」「交代させる」という意味です。
  He might replace his father as the president of the corporation.
(彼は父親の後をついでその会社の社長になるかもしれない。)

最後に関連表現です
convert…改宗する
lose color…顔色を変える
modify…修正する
reform…改善する
remodel…改築する、改造する

それでは今日はこの辺で
See you next time[手(チョキ)]

英単語の覚え方+語源で増やそう英単語~洗う~ [英語学習]

英単語の覚え方にも様々あります。
大学入試くらいまでは頻出単語をしっかり
覚える必要がありますが
それ以降、ある程度レベルが上がったら
接頭語、接尾語、語源を覚えて未知の単語でも
意味の推測ができるようでなければいけません。

そこでいつもの英語使い分けコーナーに平行して
語源についても書いていきたいと思います。

今日は「洗う」です。
ここでミニ解説ですが、語源にはラテン語がよく出てきます。
これから、-?re, -?re, -ere, -?reの4つの語尾がよく出てきますが、
ラテン語の動詞には4種類の活用形があり、
不定詞形の語尾、-?re, -?re, -ere, -?reで識別しています。
英単語を覚えるには特に必要ありませんが、
これからもよく見ると思うので書いておきました。

「洗う」を表すのは「lav,lut,laut,lot」です。
これはラテン語のlav?re,luereに由来します。
「lav,lut,laut,lot」の入った語は例えばdilute「薄める」
があります。diはdisという分離するという意味の接頭語です。
即ち、diluteという単語はdis(分離する)+luere(洗う)
=洗い薄める→薄めるという意味ができたのです。
こんなに細かく覚える必要もありませんが
「lav,lut,laut,lot」が入った単語を見たら「洗う」の関連語だと 分かることは非常に未知の単語の推測に役に立ちます。 しかも単語も覚えやすくなると思います。
語の中に入ると前後の単語の並びのせいで
若干、形の変わるものもあるので注意してください。

それでは「洗う」関連の語を書いておきますので
「lav,lut,laut,lot」を意識しながら覚えてください。
lava…溶岩
lavage…(医学用語で胃などの)洗浄
lavatory…洗面所
lavish…気前のいい(お金を洗いざらい使ってしまう浪費家)
laundry…洗濯物
launder…洗濯する(マネーロンダリングという言葉でも使われてます。)
deluge…大洪水
ablution…体を洗うこと
lotion…ローション

英単語の覚え方
単語や何かを暗記するのに一番大切なのは
「意味づけ」です。
語源を覚えるというのも重要な「意味づけ」になるので
英単語の語彙を増やしたい方は
いろいろ語源を調べてみるのもいいと思います。
一見このような作業は面倒で非効率的に感じるかも知れません
が「意味づけ」した方が、その単語に「リンク」が張られますので
様々な方面からアプローチして思い出すことができるため
なかなか忘れません。長期的にみれば「意味づけ」して
覚えた方が圧倒的に覚えていられます。
語源に限らず、単語は何かしらの工夫をして
意味づけて覚えるといいと思います。
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英語で「主要な」の使い分け [英語学習]

今回は英語で「主要な」の使い分けについて
書いてみたいと思います。
「主要な」といって思い出されるのは
main,chief,leading,principal,primaryくらいでしょうか。
これらについて説明していきます。

main…重要度、能力、大きさなどが全体の中で「主要な」場合に
   使います。広く何にでも使えますが、普通「もの」について
   使われます。文法上では「副詞に修飾されない」とい
   のも重要なことです。またマニアックなので覚える必要は
   あまりありませんが、詩の中でthe mainというと「大海原」
   のことです。
  The main idea behind developing the roads in Tokyo is to cut down
on the congestion.(東京の道路開発の背後にある根幹の考え方は
  混雑を緩和するということだ。)


chief…人の階級、権力、物の重要度において他に勝っているときに
   使います。日本語でも人の役職で「チーフ」というのがあり
   ますが。英語では結構、物でも「主要な」という意味で使い
   ます。
  The chief effect of this project will be the revitalization of the local
communities.(このプロジェクトの主たる成果は、地域共同
  体の活性化にあろう。)

leading…中心的な役割を果たすものや人について用いられて
    先頭に立って他を率いていくこと強調します。
  Some of our leading politicians are crooked.
  (我が国の中心的立場にある政治家の中には、不正を
   働いている者がいる。)

principal,primary…努力、重要度において「第一の」を意味する。
        chiefよりも堅い語で、principalには「校長、会長」
        意味もあります。primaryは第1のいう意味ですが
       第2のsecondary,第3のteritary,第4のquaternary…と
       続きます。蛇足ですが数学で素数のことを
       primary numbersと言います。
   Our primary task is to supply the needed equipment.
   (私たちの最優先の任務は必要な設備を供給することだ。)

最後に関連語です
capital…最も重要な
central…中心をなす
foremost…すべてに先んじる

それでは今日はこの辺でSee you[わーい(嬉しい顔)]

英語で「面白い」の使い分け [英語学習]

今日は英語で「面白い」の使い分けについて
書いてみたいと思います。

「面白い」と言って思い出されるのは
interesting,amusing,funny,humorous,comical
くらいでしょうか。
これらの語について順番に説明していきたいと思います。

interesting…日本語でいう「興味深い」が一番近い意味です。おもしろおかしいという
        意味ではありません。むしろうまい形容詞が浮かばない時に口語で
        よく使います。「一風変わった」というような褒め言葉ではない意味で
        使うことがあります。
      The movie we saw last night was extremely interesting.
      (昨晩私たちが見た映画は極端に面白かった。)

amusing,funny,humorous…この三語は「滑稽で愉快にさせるもの」という意味で
        共通しています。内容的に軽い場合に使います。
        funnyには「奇妙な、不思議な」という意味のおかしいという意味もあるの
        で注意してください。humorousはfunnyよりは若干堅い感じの語です。
        The story was very funny,so I laughted my head offf.
(その話がおかしくて、私はおなかを抱えて笑った。)

comical…「滑稽な」を意味する語ですが、基本的には好ましくない意味で使われる
      ので注意してください。日本語で「コミカルなタッチで描かれたストーリー」
      などと言う何かのキャッチコピーがありますが、それを普通に意図せず聞くと
      「ちょっと頭がおかしな感じ」で描かれたストーリーという風になります。
   He is more comical than bright.(彼は頭がいいというより、むしろおかしい。)



最後に関連語です。
entertainig…(余興などが)楽しめる
exciting…興奮させるような
ridiculous,absurd…ばかげた

それでは今日はこの辺で
See you next time[わーい(嬉しい顔)][手(チョキ)]

英語で「思い出す」の使い分け [英語学習]

今回は英語で「思い出す」の使い分けについて
書いてみたいと思います。

「思い出す」と言って思い出すのは
remember,recall,recollect,remindくらいでしょうか
一目見て分かると思いますが
これらの語に接頭語のre-がついています。
re-には反、後、退、離、再、相互という意味がありますが
今回のような場合は勿論「再」という意味です。
例えばrecollectは記憶を「再び集める」という意味なので
「思い出す」という意味になります。

それでは順番説明していきます。
remember…自然に思い出す場合にも、努力して思い出す場合にも使われる
        「思い出す」の一般的な用語です。
        I can't remember who he is.
(私は彼が誰だか思い出せない。)

recall,recollect…意識的に努力をして思い出す場合に使います。
           rememberよりは文語的です。
          またrecallよりはrecollectの方が意味が強いです。
        I can't recall when she moved to the new house.
(彼女がいつ新しい家に引っ越したのか思い出せない。)

remind…人にあることを思い出させること。物や事柄を主語にすることが
      多いです。
       That reminds me!
(それで思い出した!)

最後に関連語です。
memory、recollection…思い出
reminisce…思い出にふける

あっ!有名なことわざもありますね。
「喉元過ぎれば熱さ忘れる」
これを英語で言うと
Danger past God forgotten.

それでは今日はこの辺でSee you[手(チョキ)]

英語で「驚く」の使い分け [英語学習]

今回は英語で「驚く」の使いわけについて
書いてみたいと思います。
驚く等の感情表現は非常に大切なので
しっかり使い分けができるようになってください。

勿論、私はいつも意味的なアプローチ
でニュアンスの違いによる使い分けを書いていますが
それ以前の問題として
文法的な制約によって使える語が限定されることがあります。
例えば今回「驚く」について書きますが
感情動詞は人を主語にすると受動態にすることが多いですが
例外もあります。「驚く」でいうとmarvelがそうです。
ただそれは自分発信の場合は、自由に変えられますので
私のブログではニュアンスの違いについて書いているわけです。
文法的な知識が非常に重要であることは言うまでもありません。

それでは始めます。
驚くと言って思い出すのはmarvel,wonder,be surprised,be astonished
be amazed,be startledくらいでしょうか…

marvel,wonder…この二語に共通して言えるのは驚くという意味に
          「不思議に思う」というニュアンスが付加されることです。
          marvelの方がwonderより堅い語(文語的)です。
    I marveled why he married her.
(彼が彼女と結婚したのは不思議だ(驚きだ))

be surprised…「驚く」という最も一般的な語です。迷ったらこの語を使えば
         基本的には大丈夫な便利な語です。
      ですから例文も
      I was surprised at the convenience of " surprised".
      (私は surprisedという語の便利さに驚いた。) なんて[わーい(嬉しい顔)]

be astonished 、be amazed
     …普通では考えられないことに驚くときに使います。
      つまり非常に驚きます。特にamazedの方は驚いて
      当惑、狼狽していることを強調します。
   He was much amazed to find himself in the hospital with his
arms broken.
    (彼は自分が両腕を追って、病院にいることに気づいてひどく狼狽した。)

be startled…瞬間的に驚く場合に使います。
    She was startled to see a big cat in the tree.
    (彼女は木の上に大きな猫がいるのを見てぎょっとした。)

関連語
be alarmed…(心配などで)はっとする
be shocked…ショックを受ける

「驚く」についての関連語や関連表現は本当に沢山あります。
パッと今思いつくものを書いてみますと
青天の霹靂…a bolt from the blue
目玉が飛び出るような…eye-popping
肝を冷やす…out of my wits(この場合のwitは「心の平静」という意味です。)
などです。
感情表現は様々な表現ができた方がいいですから
小まめに覚えてください。
それではSee you next time[手(パー)]

英語で「穏やかな」の使いわけ [英語学習]

今日は英語で「穏やかな」の使いわけ
について書いてみたいと思います。
英語で穏やかと言えば
calm,quiet,mild,gentleが思いつくと思います。
これらについて説明していきたいと思います。

calm…天候や海に使われることが多いです。特に一時的に穏やかな
    場合に使います。
    The sea was calm after the storm.
(海は嵐の後で穏やかだった。)

quiet…音や動きがほとんどない状態の時に使います。
    The room was quiet when he was away.
    (彼がいないと部屋は静かだった。)

mild…気候が例年に比べて穏やかなときに使います。mildはこの
    4語の中では比較的広く使えます。使えないのは海が一時的に
    穏やかだ、というときくらいでしょうか。
    My grandmother was content with the mild winter here.
   (祖母はここの温暖な冬に満足していた。)

gentle…雨、風などの自然現象や人の声が穏やかなときに使います。
     mildよりもさらに穏やかな感じです。
     gentle manはかなり穏やかは人なんです(笑)
    A gentle wind was blowing from the south.
    (穏やかな風が南から吹いていた。)

最後に関連表現や関連語を書いておきましょう。
peaceful…安らかな
tranquil…(生活環境、心などが)穏やかな

「嵐の前の静けさ」は英語では
The calm before the storm.と言います。

それではまた
See you next time[手(チョキ)]



英語で「押す」の使い分け [英語学習]

今回は英語で「押す」の使い分けについて
書いてみたいと思います。

「押す」といって思い出すのは
push,shove,thrust,pressくらいでしょうか。
各語に関して簡単に説明していきたいと思います。

push…押すという最も一般的な語です。基本的にはどんな語でも使える
    非常に便利な語です。
    I pushed the button and the door shut by itself.
    (私がボタンを押すとドアは自動的にしまった。)

shove…基本的に荒荒しく押すときに使います。人ゴミで押し合う場合によく
     使われます。
    The robber shoved a pistol in her back.
(強盗は彼女の背中にピストルを押しつけた。)

thrust…強くすばやく押すときに使います。あまり広くは使えません。
     基本的に人をぐいっと押しやる場合に使う語だと理解して頂いて
     構いません。
    He thrust me aside to take the brochure.
(彼は私を押しやってパンフレットを取った。)

press…ほとんど日本語化していますが、次第に力を加えて圧縮するように押すとき
     に使います。よく指で押す場合に使います。
 Could you press the shutter?
(シャッターを押してくださいますか?)


最後に関連語です。
「押す」は英語では押す体の部位を使ってそのまま
動詞化することが多いのが特徴です。
crush…押しつぶす
elbow…肘で押す
prod…ついて押す
shoulder…肩でおす

それでは今日はここまで
See you next time[手(パー)]

英語で「教える」の使い分け [英語学習]

今回は英語で「教える」の使い分けに
ついて書いてみたいと思います。
私の仕事も勉強を教える仕事です。
教えるは結構単語単語によって使い分けなければならないので
英作文や翻訳をする時に結構厄介な面を含んでいると思います。

「教える」という単語で思いつくのは
teach,instruct,train,coach,give lessons,showくらいでしょうか。
give lessonsはいらない気もしますが、一応書いておきます。

teach…知識、技能、道徳を教えるという意味の最一般的な語です。
     教えるのは必ずしも教師とは限りません。
    I teach science at a high school.
   (私は高校で理科を教えている。)

instruct…この語はteachよりも格式ばった語です。人や集団に実用的な情報、知識
      技能を秩序だてて教えるときに使います。
    I instructed 4 classes in chemistry.
    (私は化学を4クラス教えた。)

train…人、動物などに集中的に訓練をし、技術や能力を一定レベルに引き上げる
    時に使います。日本語のトレーニングする、というのと同じ感覚です。
He is trained to shoot guns,
   (彼は銃の打ち方のトレーニングを受けた。)

coach…試験やスポーツのために指導するときに使います。
    She coached the team and it was able to win the championship.
(彼女がそのチームを指導したので、チームは大会で優勝できた。)

give lessons…これは文字通りレッスンする、というy意味ですが、絵画や音楽を
         個人的に教えるときに使います。
   He gives me three lessons a week.
   (彼は週に三回私を教えてくれる。)

show…実演したり、説明して分からせる場合に使います。
    He showed me how to operate that complicated device.
(彼はその複雑な装置の使い方を教えてくれた。)

最後に関連語です。英語には結構教えるという語が沢山あります。
日本語でカタカナとして使っていて、我々になじみ深いものもあります。
drill…徹底的に教え込む
eduate…(学校などで)教育する
tutor…(家庭教師として)教える
他にも少しずれますが
洗脳するはbrainwash
何かを「吹き込む」はindoctrinate
などがあります。

それではまた次回
See you[手(パー)]

   

英語で「起こる」の使い分け [英語学習]

今回は英語で「起こる」の使い分けについて
書いてみたいと思います。
英作文等で頻繁に使う語なので非常に重要だと思います。

「起こる」といって思い出すのは
happen,occur,take place,result from,break outくらいでしょうか。

happen,occur…物事が偶然起こること表すのに使われる一般的な語。
          どちらかと言うとoccurの方が書き言葉だと思います。
  Something will have happened to him,otherwise he wouldn't have
done such a thing.
  (彼に何かが起こったに違いない。そうでなければ彼がそんなことをする筈がない。)

  The accident occured in the middle of the night.
(その事故は真夜中に起こった)

[exclamation×2]occurは入試では物事が主語で「考えなどが浮かぶ、思いだされる」
という意味で使われます。  A good idea occured to me.(名案が浮かんだ)

take place…計画、予定していたことが起こること、つまりある会が行われるという意味で
        使われます。
        The election is likely to take place in June.
        (選挙は6月に行われることになりそうだ。)

result from…因果関係がはっきりしている場合に使います。
       The traffic jam resulted from the icy road.
(交通渋滞は路面の凍結が原因で起こった。)

break out…火事、戦争、病気などが突発的に起こること。
       When the fire broke out in the kitchen,he was watching T.V.
    (台所から出火したとき、彼はテレビを見ていた。)

最後に関連語です。
be generated…(熱、電気が)発生する
come about…当然の成り行きとして起こる

今日はこの辺で終わりです。
……とテレビを見ながらブログを書いていましたら
テレビで女子高生が「ありえね~」と言っています。
これを訳すと Never happen!となります。

それではまた次回
See you next time[手(パー)]

英語で「終える」の使い分け [英語学習]

今回は英語で「終える」の使い分けについて
書いてみたいと思います。
使い分けと共に慣用表現も大切なので
書いておきます。

「終える」という意味で思い出す単語は
end,finish,close,conclude,completeくらいでしょうか。
これらの単語を個別にいていきたいと思います。

end…特に終わったときの状態を問題にせず、期間・状態・行為などの
    終了を表す最も一般的な語です。
    I would like to end this discussing by saying that I sincerely
appreciate all of your help.
(皆様のご協力を心から感謝申し上げまして、この討論会を
    終了したいと思います。)

finish…予定していたことが全て成し遂げられて終了するときに使います。
     ですから討論discussionなどを終える場合は使えません。
     Have you finished your assignment?
     (宿題は終わったかい?)
     ちなみに最近宿題でhomeworkはあまり使いません。
     特にアメリカではassignment(割り当て)を使います。
     日本の教科書ではほとんどhomeworkなのですが…

close…話・会合・行事などを終えるときに使います。また学校、会社などの
     終業のときも使います。
     The teacher closed his lecture with a joke.
(その先生は冗談を言って講義を締めくくった。)

conclude…何らかの決着がついて終了する場合に使います。
       試験や政策には使えません。
       やや固い語で書くときによく使います。
     We concluded that deal yesterday and now we are going to
take a break.
(昨日例の取り引きを終えたので、今日はみんなで一息いれよう。)

complete…課せられた仕事や作業を終えた時に使います。簡単に言うと
       任務完了ということです。
      The new road to Las Vegas is completed and will be opened tomorrow.
(ラスベガスの新しい道路工事も終わり、明日開通することになっている。)

慣用表現[わーい(嬉しい顔)]
Let's call it a day.今日はここまでにしよう。

Are you through with it?終わった?
I'm done.終わったよ

It's over.もう終わりだ。
This is it!これでおしまい。
All's well that ends well.終わり良ければすべてよし。

それではこの辺で今日は終わりたいと思います。
See you[手(チョキ)]




英単語の意外な意味~私の授業で生徒が誤訳したもの~ [英語学習]

授業をやっていて
生徒が単語の意味をしっかり覚えていないために
結構誤訳をすることが目につきます。
そこで、今回は英単語の意外な意味について
書いてみたいと思います。

私が授業をやっていて
生徒が訳せなかったものを
思い出しながら書きますので
人のよっては「意外な」意味ではないかも知れません。
(いずれにしろ入試問題にはよくでるものなのですが。)
生徒の誤訳も、ブログに書いていいと了承を得ていますので
どんどん書きます。

ball…これは勿論「ボール」という意味なのですが
   舞踏会という意味もあります。
   I met her at a ball.を私の生徒は
   「私は彼女とボールの上で出会った」
   なんて訳していました[がく~(落胆した顔)][exclamation]
   「どんな出会いやねん」と思わず突っ込みました。
   そしたら
   「サーカスかなんかで玉乗りをしているときに
    出会ったんじゃないですかね~」なんて言っていました[たらーっ(汗)]

score…これは勿論第一義的には得点という意味ですが
    理由という意味もあります。
    私の生徒はI objected on that score.を
    「私はその得点に関して審判にクレームをつけた」
    と訳していました…[たらーっ(汗)]
   「審判なんてどこに書いてあるの?」
   と聞くと
   「常識ですよ、点をつけるのは審判でしょ。」
   なんて言うんです。文章に書いていないことを妄想しないでください[exclamation]
   正しくは勿論「私はそういう理由で反論した」です。

roll…これは若干古い文章を読んでいた時に起きた誤訳なので仕方のない面
   もありますが…
   rollといえば普通は「転がる、転がす」です。 
   しかしrollには出席簿という意味もあります。 
   ただ最近では出席簿はregisterというのが普通です。
   ですから、 誤訳してもある意味で仕方ないのですが
   生徒の誤訳が面白かったので書いてしまいます[わーい(嬉しい顔)]
   The teacher called the role.を私の生徒は
   「先生はそのロールケーキを呼んだ」と訳しました[exclamation]
   ふざけているのかと思って
   「それはギャグ?」と聞くと
   「違いますよ。この先生はロールケーキとか食べ物に
   話かける変わった癖があるんですよ」
   「は、は……[たらーっ(汗)]


というような授業では思わぬ訳と出会うことがよくあります。
またこの「意外な意味」ついてもたまに書きたいと思います。
それではまた[手(パー)]

英語で「追う」の使い分け [英語学習]

今回は英語で「追う」の使い分け
について書いてみたいと思います。
「追う」というのは大抵いい意味の例文はありません。
「幸運が私を追いかけてくる」
とか
「時代は私にまだ追いついていない」とか
+の意味の例文はどうしてもおかしな意味になります。
ですから今回は例文が-イメージばかりのものに
なると思いますが
お許しください。

それでは行きましょう!
「追う」という英語で思いつくのは
chase,run after, pursue,followくらいではないでしょうか。

chase,run after…人や動物をつかまえようと素早い動きで追うときに使います。
       The man chased me with the bill in his hand.
       その男は請求書を持って私を追いかけてきた。

pursue…あまり口語では使わず。格式ばった感じの表現です。
      しかし、文章の読み書きでは非常によく使います。
      意味は人や動物に危害を与えることを目的に追うことです。コワッ[がく~(落胆した顔)]
      ただ単に捕まえるときにも使います。
      The policeman pursued the escaped prisoner.
その警察は脱獄犯を追った。

follow…人や動物についていく時に使います。特に捕まえることを目的としていません。
     His death followed soon after his wife.
奥さんの後を追うようにして彼は死んだ。

最後に関連表現です
catch…追いかけて捕まえる
drive…追い払う
evict…(法的手段で)立ち退かせる
hound…追い詰める
tail…尾行する

今日は仕事で家を出るのが早いので超特急で書きました。
それではまたSee you next time[手(パー)]

英語で「おいしい」の使い分け [英語学習]

今日は英語で「おいしい」の使い分けについて
書いてみたいとおもいます。
「おいしい」については
そんなに沢山の使い分けがあるわけでは
でもいつもgoodやdelidiousで済ませるのも味気ないと
思います。
しかもこれらの語は例文も短めです。
ですから関連表現の例も今回はあげておきたいと思います。

good、nice…「おいしい」という意味で最も広く使われる語です。
        口語でも文語でもOKです。
      The soup was very good.
      (そのスープはとてもおいしかった。)

delicious…「おいしい」という意味の若干格式ばった語で、香りも含まれます。
      This cheese is delicious.
      (このチーズはおいしい)

tasty…基本的には風味が効いていておいしい時に使います。
     どちらかというと甘さを控えた料理に使うことが多いです。
     This basil sauce my mother made is tasty.
     (お母さんが作ってくれたバジルソースはおいしい)

savory…味も香りもよく食欲をそそる料理に用いられます。
     塩味や薬味が利いたスパイシーな料理に使われることが多いです。
     By adding a llittle butter to this curry, you can make savory curry.
(このカレーにバターを加えると、おいしくなりますよ。)

そのほかの慣用表現についても書いてみたいと思います。
ほっぺたが落ちるくらいおいしい
という言い方が日本語にはありますが
それにピッタリなのが次の例です。
This cake is fit for a king.
英語ではほっぺたが落ちるくらいおいしいという表現は
fit for a king王様にピッタリだといいます。
英国らしい表現ですね。

食べ物をみて「おいしそ~」というときは
まだ食べたわけではないので
Looks delicious.
といいます。
おいしいそうでよだれがダラダラ出てきちゃうな~
というときは
My mouth is watering.という表現がいいです。

最後にdelicacyはデリカシーがないと
日本語で使うように繊細さという意味ですが
実は名詞で「珍味」という意味もありますので
覚えておいてください。

それではまた
See you[手(パー)]     

英語で「得る」の使い分け [英語学習]

最近スカパーで「デスノート」のアニメ版を見ていました。
そこにL(エル)という天才探偵が出てきます。
そこで
今日は英語の「得る」の使いわけについて書いてみたいと思います。

な~んて
書いていしまいましたが
この書き出しは必ず生徒から苦情がきます[たらーっ(汗)]
Please overlook my faults.でお願いします。

それでは書き始めます。
「得る」というのはよく使う単語で
今から書く単語は全て高校一年までに習います。
逆に言うと英作文でしっかりと使い分けることが要求されます。
得るといえば
get、obtain、acquire、gain、earnが思い出されます。

get…have「持っている」の動作動詞です。口語で最も広く使われます。
   口語ですと大体getでなんとかなります。
   ただ細かい話ですが、富や名声、知識をえるという意味でgetを使うの
   はよくありません。むしろ、そういう観点から見ると次のobtainの方が
   万能です。ただ文語的です。
   He got the watch from his father.
   彼は父親にその時計をもらった。

obtain…やや格式ばった語です。でも結構使います。
     なぜなら先ほども書いたようにどんな目的語にも使えるからです。
      特に計画や努力によって求めるものを「得る」ときに使います。
   They finally obtained the information they needed.
   彼らは求めていた情報をやっと手に入れた。

acquire…知識などのように長期による学習結果を習得するときに使います。
   You should acquired the knowledge of history in your youth.
若いうちに歴史についての知識は身に付けておくべきだ

gain…努力の結果、あるいは能力を発揮して得ることです。
    earnとの違いは得られたものが必ずしも努力に見合うものでは
    ないという点にあります。
   There was something to be gained by talking to her.
(彼女に話して得るところがあった。)

earn…得られたものが、費やされた労力にふさわしいという意味合いを含みます。
    ですから一般に「稼ぐ」という意味になりやすいわけです。
   I earned her confidence by my conduct.
   私は行動を通して彼女の信頼を得た

ここまで書いてきて思い出しましたが
これらの単語はことわざによく使われますね。
たとえば
「虎穴にいらずんば虎児を得ず」というのは
Nothing ventured, nothing gained.です。
また、「とらぬ狸の皮算用」というのは
Don't count your chickens before they are hatched.です。


最後に関連語を書いておきます
attain…地位を得る、という意味で使います
procure…(苦労して)獲得する
swindle…だまし取る
secure…確保する
win…賞などを勝ち取る

それではまた
See you next time[手(パー)]


英語で「選ぶ」の使い分け [英語学習]

総選挙は民主党の圧倒的な勝利で終わりましたね。
今回は民主党が良かったからというよりも
政権交代のある政治を国民が望んでいた
結果のような気がします。
これからは本格的に二大政党制の方向に向かっていきそうです。
…ということで
今回は英語で「選ぶ」の使い分けについて書いてみたいと思います。
(多少強引なフリですが)
「選ぶ」といって思いだすのは
choose,select,pick,elect,preferくらいでしょうか。
これらをしっかり使い分けることは
英作文でも会話でも大切です。

choose…2つ以上のものから自分の欲しい人、物などを選ぶ時に使います。
    You can choose a watch from among these.
(ここにある時計の中からお好きなものをお選びください。)

select,pick…普通三つ以上のものの中から、より慎重な判断によって
        最適のものを選び出すときに使います。pickは「言葉づかいに気を
        つける」の時にput my wordsのように使います。
   He selected a few members for the next trip.
(彼は次の旅行のために何人かメンバーを選んだ。)

chooseは単に欲しいものを選ぶこと、selectだと入念に選ぶ感じがでます。

elect…投票で選出するときに使います。
     もともとは神が選んだ、という意味です。
    つまり、政治家の方は神によって選ばれているわけです。
    ですから日本のために更に頑張ってほしいです。
   They elected him mayor for the third term.
(彼は市長として三期目の当選を果たした。)

prefer…希望や好みに応じて、2つのうちのどちらかを選ぶ時に使います。
   Which do you prefer, the town or the country?
   (都会と田舎のどちらが好きですか?)

最後に関連語です。
adopt…採用する
choosy…好みがうるさい
multiple-choise 多肢選択の
nominate…推薦する

それではまた
See you[手(チョキ)]

(オマケ)
今日は台風が関東に上陸しそうな雰囲気です。
私にとって交通機関の遅れは死活問題です。
頼むからもっと右に逸れてくれ~という気持ちです。

英作文練習(解答編) [英語学習]

昨日、タカ&トシさんのトシさんが
椎間板ヘルニアで緊急手術をしたそうです[がく~(落胆した顔)]
歩くのもままならなかったそうです。
私もそうならないように気を付けたいです。
最近また結構腰が痛いです[もうやだ~(悲しい顔)]


このまえ取り上げた問題の解答を書いてみます。

その年の春は、北九州には珍しく何度も雪が降った。
4月半ばを過ぎても、まだ寒い日が続き、風がよく吹いた。
5月に入ると、連休を境に天候は一変し、晴れた日が続いた。
まるで夏のような暑さの中で、時おり不意に豪雨がやってくることがあった。

を訳す問題でした。
大切なことは日本語では書く(言う)
けれど、英語では書かない(言わない)
もしくはその逆があるということを
理解し、普段から英語を読むようにすることです。
分かりやすい例でいうと
文頭の「その年の春」ですが
一語一語日本語を英語に変換すると
the spring of the yearのようになるのかも知れませんが
こんな英語はありません。

いつまでも一語一語日本語を英語に直そうとして いたら絶対に英作文はできるようになりません。
同じ状況を日本語ならどういうか
英語ならどういうかえを考えることが
英作文ができるようになる近道です。
「四月半ばを過ぎて」という表現もそうです。
passing the middle of Aprilと昔私の生徒で書いた人がいましたが
英語にそのような表現はありません。
半ばを過ぎた四月はlate Aprilです。

それでは文化の違いで
そもそも存在しないものはどうするか
というとそれはそのまま日本語でOKです。
強引に訳す方がおかしいです。
今や侍はそのままsamuraiという英語なったように
普通にローマ字書きにしてください。
まあ、そんな問題が入試で問われることは稀ですが…

解答の一例をあげておきます。
高校生が書けるレベルで書くよう留意しました。
T
hat spring,we had several snowfalls in Kitakyusyu,
which was unusual.
In late April,the cold weather continued,
and we had a lot of windy days.
In May,however, the weather changed drastically
after the holiday period,and we had a long spell of fine weather.
In the summer-like heat,it occasionally rained heavily
when we least expected it.

それではまた明日[手(パー)]


英作文練習(問題編) [英語学習]

毎回、英語の単語の使い分け特集を
書いてきましたが
たまには、英作文について書いてみたいと思います。
英作文といっても大学入試問題でやってもあまり面白みがないので
作家の文章を訳すトレーニングをしてみたいと思います。
但し、高校生以下でもできるように
あまり難しい単語は使わないように気をつけたいと思います。
英作文は実践することが命です、
ですから今日は問題だけを書いておきますので
是非訳してみてください。

五木寛之さんの文章の一部です。
(問)次の文章を訳しなさい
その年の春は、北九州には珍しく何度も雪が降った。
4月半ばを過ぎても、まだ寒い日が続き、風がよく吹いた。
5月に入ると、連休を境に天候は一変し、晴れた日が続いた。
まるで夏のような暑さの中で、時おり不意に豪雨がやってくることがあった。

お天気ネタです。
これにチャレンジして頂くと天気の様々な書き方が
勉強できるのではないでしょうか。

(オマケ)
最近は腰痛が悪化しないようになるべく立っているように
していますが、そのせいで足も痛くなってきました。
足が痛くなると、座るようになり
そうするとまた腰が痛くなるという繰り返しです。
腰の痛みは、適度に痛む感じで
特に良くなっても悪くなってもいません。
毎日働いて酷使しているので仕方ないですが…
前のように激痛ではないので
我慢はできます。

英語で「影響する」の使い分け [英語学習]

今回は英語で「影響する」の使い分けについて
書いてみたいと思います。

「影響する」といって思いつくのは
influence、affect、sway、act onぐらいでしょうか。
これらを順番に説明したいと思います。
特に英作文を採点していてinfluenceとaffectの使いわけについては
全くできていない生徒が多いです。
大した違いではないと思われるかも知れませんが
英語を母語として使う人からみるとかなり気になるものです。

influence…人、状況などに間接的に影響を及ばすこと
      His father influenced him to accept the invitation.
(父親は彼にその招待を受けるように彼に働きかけた。)

affect…人、状況などに直接的に影響を及ぼすこと
     特に、不利な状況や結果を引き出すこと時に使うことが多いです。
     The heavy rain will affect the crops.
(豪雨が作物に影響を与えることになるだろう。)

sway…強い影響を及ぼして人、意見などを動かす時に使います。
     Your eloquence might sway his determination.
(あなたの雄弁をもってすれば、彼の決心を揺らぐことができるかも知れない。)

act on…酒、たばこ、薬品などが体の器官などに影響を及ぼす場合に多く用いられる。
     Is it true that alcohol acts on the brain?
     (アルコールが脳に影響を与えるというのは本当ですか)

最後に関連語を書こうと思いましたが
今日はあまり影響するの関連語が浮かびません……[ふらふら]
harm…体などに悪影響を及ぼす、くらいです。

う~ん
う~ん

では影響を与えるということで「顔が利く」という言い方を書いておきます。
He has a lot of pull with that company.
で、「彼はあの会社に顔が利く」
とういう意味になります。
pullが引くという意味から転じて、名詞で「つて」という意味になります・
ですから直訳すると
「彼はその会社に沢山のつてがある。」
という意味になります。

それでは今日はこの辺で
See you next time[手(パー)]

英語で「打つ」の使い分け [英語学習]

毎日甲子園では熱戦が繰り広げられています。
私も高校球児でしたので懐かしいです。
私は仕事でなかなか甲子園は見られませんが
甲子園で関係で、今回は「打つ」の使い分けについて
書いてみます。

英語で「打つ」といって思い出されるのは
hit、strike、beat、slap、knock、tapくらいでしょうか。
それでは順番に説明していきます。

hit、strike…「打つ」という意味で最も一般的な語です。
        手や手に持ったもので1回打つことです。
        hitは野球のヒットでも使うように、狙いを定めて打つ感じです。
     I hit the ball and then ran as fast as I could.
    (私はボール[野球]を打って全力で走った。)
     I struck the burglar a violent blow.
(私は強盗に強烈な一撃を見舞った。)

beat……特に棒状のようなもので、続けざまに打つときに使います。
      音楽でも16ビートという風に使いますね。
    I was beating a large drum.
    (私は大きな太鼓を叩いていた。)

slap……平手、または平たいものでピシャりと打つときに使います。
    She slapped him in the face.
    (彼女は彼の顔を引っ叩いた。)

knock…強打するとき、またはドアをノックするときに使います。
    A falling rock knocked him unconscious.
    (落石に当たって彼は意識を失った。)

tap……指、足、棒などで軽く続けざまに叩くときに使います。
     格闘技でgive upする時に相手の体をtapします。
    THe conductor tapped the man onthe shoulder to wake him up.
(車掌は肩をトントンと叩いてその男を起こした。)

最後に関連語です。
blow…強打
clap…拍手
drum…(太鼓等を)打ち鳴らす
inject…注射を打つ

他に思いつく限り打つを使った文章を書いてみると
I have no more cards to play.(もう打つ手がない)
I was deeply moved.(私は強く心をうたれた(感動した))
He is smart as a whip.(彼は打てば響くような人だ)
これはちょっと分かりづらいでしょうか
whipというのはムチのことです。
鞭はよく伸び縮みするので、転じて
考え方が柔軟である、つまり賢いというたとえでよく使われます。

そして最後に受験生に大切な一言
勉強するのは今しかありません!
鉄は熱いうちに打て
Strike while the iron is hot.

それではまたSee you next time!

英語で「薄い」の使い分け [英語学習]

今回は英語で「薄い」の使い分けについて
書いてみたいと思います。
薄いといえばthin、weak、light、pale、watery
くらいを思いつきます。
どれもよく使うので非常に大切です。

thin……薄いという意味で最も広く使われる語です。板などの物に限らずスープや
     霧、また髪の毛が薄い場合にも使われます。
     ただ、thinでは表現できないものもあるので注意が必要です。
     例えば「薄いオレンジ色」のような時はlightを使います。
     また日本語では最近
あまり使いませんが月の光が薄い時はpaleを
     使います。また固形物の濃度が薄い場合も通常使われないので
     気を付けてください。
     I had only a thin slice of bread this morning.
(今朝は薄いパンを一枚食べただけだ。)

weak…濃度に関して使われることが多いです。特にスープやコーヒーなどで
    水分が多い時に使われます。一般的に濃度が薄い場合はweakだと考えて
    頂いても大丈夫です。
    This tea is too weak for me.
    (この紅茶は僕には薄すぎるよ)

light…色が薄いことや、ワインやお酒などのアルコール分が少ない時にも使われます。
    I like this light blue sweater.

pale…色が薄いこと、また月光などが薄暗いことに使われます。
    You look pale.から分かるように青白い感じを表すことが多いです。
    「かすむ」という訳が一番合っているかもしれません。
    日本語でおぼろ月を訳すと正しくa pale moonだと思います。
    She gave me a bunch of pale pink roses.
    (彼女は私に薄いピンク色した薔薇の花束をくれた。)

watery…これはwaterからも分かりますが、水っぽい感じの薄さです。
      普通好ましくない場合に使います。
     I don't like watery spaghetti sauce.
     (水っぽいスパゲッティーソースは好きじゃない。)

薄いは日常会話でも本当によく使うので、使い分けに注意してください。
縁起でもないですが、髪の毛のてっぺんが薄くなってきたなあと
思ってきたら
My hair is getting thin on top.
という風に言います。

最後に関連語です。
今回はあまり思いつかないので少ないです。
dilute…薄める
little…可能性、関心が薄い
small…利益が薄い(少ない)

今日はこの辺でSee you next time[手(チョキ)]