SSブログ

歴史的価値観 [雑感]

歴史を学ぶというのは
非常に難しいです。

それは今ある歴史は当然勝者の歴史
だからです。
勝者が自己正当化をするために
歴史は造られたものだからです。
そして価値観というものが
現在とは著しく異なり
それを当時の目線見るというのは非常に
難しいからです。

人体実験といえば
ナチス
みたいに思われるかもしれませんが
世界で圧倒的な数
人体実験をしてきたのはアメリカです。
インディアンもただ戦争で殺されたわけでは
なく様々な残酷な実験台として殺されていきました。
フィリピン人も黒人も
アメリカの植民地になるというのはそういうことです。
普通には死ねません。
日本がアメリカの植民地になりたくない
そういう気持ちも、今で考えるのと違うものだと思います。
科学への貢献、アメリカの戦争の勝利という名のもとに
がん患者とか重篤な病気になった人は
プルトニウム大量投入だとか
諸々の実験に使われました。
ナチスの人体実験のデータもアメリカだけが
全部戦後までに盗んでいきました。
最終的には日本での原爆投下
あんなもの軍事上の意味なんてとってつけても
それが無理なくらい軍事上の意味はありません。
実験的に結果が観測しやすい複数の土地から選ばれ
被害に遭った人たちは、米軍によって何の治療もされず
経過観察をされて亡くなっていきました。
勝者の科学の成果をはかるために。

歴史を見る上で
本当に気をつけなければならないのは
現在の価値観で
なんでも考えてはいけないということです。

悲惨な話ですが
このような人体実験は当時
あらゆる国、場所でやられていました。
今や論文の大量ねつ造で有名になってしまった
(ほぼ全ての論文に再現性がありませんでした)
野口英世さんも
アメリカ時代から含めて
健康な人に梅毒を300人くらい打つなど
(容疑を逃れるようにアメリカを出ますが)
ずっとアフリカ時代も人体実験に手を染めてきました。
「猿」を使ったことになっていますが。

ただ
語弊のある言い方ですが
今考えるより人体実験は当時は普通に
行われていました。
医学の一分野として。
今考えるよりも凶悪ではなかったということです。
ナチスのユダヤ人殺害も
アメリカの原爆も
当事者にとっては。

まあ
殺人にしたってそうですよね
今の感覚で捉えたら
戦国時代なんて
どれだけ銃刀法違反で
どれだけの人が殺しあってきたのか
今じゃ数十人殺したら
確実に精神的におかしな凶悪犯罪者ですよね。
でも
そんな凶悪犯罪者戦国時代には沢山いたわけです
多分数百人以上殺した人もいる。
相手の首をとったら褒められて
さらし首にしたりする
↑猟奇殺人者です、今なら(^◇^;)
これを現代の価値観で捉える人は
流石にいないですよね(笑)

でも微妙に100年くらい前だと
私たちはつい現在の価値観を
当てはめてそのまま考えてしまうんです。
こんなに価値観が大きく変容したのにも
関わらず。

韓国の従軍慰安婦問題などもそうです。
広い慰安婦システムみたいなものは
いつの時代も
どこででもお金を稼ぐ手段としてありました。
韓国も別に太平洋戦争だけじゃなく
その後の朝鮮戦争でもベトナム戦争でも
慰安婦的システムを作っておいて
なぜか日本にだけ抗議に
しかも戦争が終わって30数年経ったある日に
今まで何の音沙汰もなかったのに言ってくるのか?
まあこれは日本がお金を払うからですよね(笑)
後は自分たちの内政のガス抜き

今の人権意識で考えたら
そりゃ慰安婦なんてout です
これは誰が考えても当たり前
でも
当時は結構普通にあったし
あったのは良くないと思いますが
日本だけ責められるような話ではなく
世界中であった。

それを取っ払って
現代人の現代の感情に訴えかけてくるところが
一流のゆすり屋の技術ですよね( ̄◇ ̄;)
少女像なんて作って
カタギの仕事じゃないです(笑)

歴史的な出来事というのは
当然その当時の価値観ありきで
捉えないとダメです。
そうしないと大変なことになります。
戦国武将は猟奇殺人者だらけになるからです。

これは歴史を評価する上で
1番気をつけなければいけないですし
間違っても私たちが「進んだ」価値観だと思ってもいけません

nice!(1)  コメント(0)