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わかるわからない [雑感]

あるものがわかるわからない
というのは非常に難しい問題です。
本当は。

電車も車もニュートン力学で走っている
確かにニュートン力学を使って制御していますし
実務上それでなにも問題はないのですが
実務上なにも問題ないから
理論が正しいということはできないわけです。

近似的に成り立っている
というものが
原理的な説明に適用できるか
どうかというのは微妙なんです。
微妙というのは
いいという人もいる
あかんという人もいる
みたいなお話です。

どこまで近似できるか
これは経験論、実験で試してみればいいわけですが
その経験論的に帰納的に導かれた公式が
果たしてあっているのかどうか?
理論として。
実務上は問題ないですよ。
その実験の範囲内で動かせば問題ないのでしょう
きっと。

これは皆さんがどう考えているかによります。
無責任な書き方ですが
実際にはそうです。
ただ近似には不具合が出てくることが
勿論あるわけでです。
あれ、なんだかおかしなことが時々起こるなあ。
でもこれも
確率的に制御すれば
実務上問題はないわけです。

ただこのようなことを
繰り返していると理論というのはあやふやになりますし
勿同じような話を宇宙に適用したりなんかしたら
怒られるわけです(笑)

近似的に成り立つ…便利は便利ですが
その近似を現実としてみなしたせいで
見逃されてきた理論というのもあります。

近似でわかったつもりのものをわかるというのか
いや
数学的な厳密性をもってわかったとするのか
非常に難しい問題です。

物理で言いますと
あることを理解するのに
普通の人からみれば???な架空概念を
導入するわけです。
時間なんてそういうものです。
人間が測るから時間があるんです。
人間以外にはおそらくですが
時間という概念はないのでしょう。

物理学の電気
交流でなんで存在しない筈の虚数を導入するの?
とか(笑)よく言われますが
私たちは世界を何かで切り取って
見ているわけです。
もし
その切り取り方の正しい正しくないを
議論しないようにするならば
その世界の中でその現象は「わかる」
ということになるでしょう。

わかるの方はまだマシですが
わからないなんて本当に難しい問題で
わからないがわからないです(笑)
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