合理性というフィクション [雑感]
ドラマで犯人が
検察官や警察官に
何で自分が殺人を侵さねばらないのか
そんな動機もないし
そんなことをして何の得になるんだ！
と反論するシーンがあります。
これがドラマの一番のフィクションの部分です。
また
嘘をつく子供や人の特徴もこれにそっくりです。
何で自分がそんなことするんだ！
そんなことをして何の得があるんだ！
と逆ギレする
これもまた典型的です。
簡単に言うと
そんなことをするのは
「不合理」だから
自分は犯人ではないというのです。
しかし考えてみれば当たり前なのですが
元々人間はほとんど合理的に行動などしません！
どの行動が合理的だとか不合理だとか
普通は考えて行動しない人がほとんどなのです。
合理的に行動するとしても、
それは人生の20％もないのではないでしょうか。
大半は何となくルーティンだからやっているか
感情に任せてやっています。
なんとなくというのもこの類です。
例えば私がティッシュが必要でコンビニに入りました。
そこでどのティッシュが私の目的に適うか
経済的か
いやスーパーに行った方がいいのではないか？
なんて最適解を求めて買い物などしません。
パッと目に入ったものを買うか、
チラッと見て雰囲気で買うのです。
それが普通です。
ですから売る側の宣伝戦略は
たいてい消費者のイメージ、感情に訴えるものなのです。
冷静にＣＭ等を見ていると
ヒット商品ほど心理学的手法、つまり不合理な方法で
宣伝をしてうまくいっています。
合理的にわが社の商品は
ここが他の商品より優れているだから値段は高い。
しかし、その値段の増し高はそれによって得られる
利便性に比べて少ない。
だからお買い得です！さあどうぞ！！
な～んていうCMの商品
誰が買います？（笑）
勿論、中には買い物に合理性をもとめて考えに
考えて買う人もいますが、そういう人は極めて稀です。
高い買い物なら合理的に考えて買う人も多いかもしれません。
また考え方によっては
安価な消費物に対してその労力を払うこと自体不合理なのですが（笑）
20世紀後半まで経済学でも同じ過ちをしていました。
消費者は全ての情報を知り得て合理的な判断をくだすことを
仮定してモデルをたてたり、
情報はわからないが合理的な判断をくだす
消費者を個人として想定していました。
そんなに頭が良くて人間的ではない人を
仮定して何がわかるというのでしょうか？
この辺は最近の経済学ではかなり補正されてきました。
当たり前です。
人間は合理的判断をくだす方が珍しいくらいなのですから。
私の仕事でもそれはわかります。
生徒が受験に向けて一生懸命勉強すれば
親もハッピー
私も教えやすく合格に近づくのでハッピー
本人も自分の人生が変えられてハッピー
当然誰からも口煩く勉強しろとも言われない
いいことづくめ
勉強することが極めて合理的であるにも関わらず
それでも勉強をあまりしないという生徒がいます。
それは合理性よりも
今楽をしたいという感情が優先するからです。
私のブログを読んで下さっている読者の方もそうです。
プロ家庭教師のお仕事について詳しく知りたい、
他のプロ家庭教師のブログと
比べてこのブログは全体的に優れている、
だから読もうなど考えてから読んでいるという
ような奇特な読者は
ほとんどいらっしゃらないと思います。
私のプロ家庭教師のお仕事というブログは
大半がプロ家庭教師の愚痴か、
どうでもいい日々の日記のようなものです。
こんなブログを読むことは
何の意味もありませんし合理性もないんです（笑）
だだ、時々あいつはおかしなこというなとか
暇で暇で仕方ないから冷やかしで読むかとか
私との人間関係上読まざるを得ないかとか
その程度のもので合理性などないですし
仮にあったとしてもその判断は誤っています（笑）
まあこれは冗談ですが
それくらい普段から
私達は合理的になんて行動していないんです。
ですから大半の犯罪や悪いことをするのも
合理性があるわけではありません。
こんなことをして一体だれが得するんだよ！
などと相手に合理的な返答を求めること自体
意味がありませんし、逆に怪しいです。
計画的にあの人を始末することが合理的で
私の人生の幸福度合いをあげる可能性が高い
なんて考えておこす犯罪はまれです。
ドラマ、漫画、フィクションの世界です。
ある出来事が合理性を持って起きたなどということは
ほぼフィクションであると私は思います。
しかし私たちの社会では
裁判は事件に対して合理的な理由づけを
しますし
歴史学は歴史に合理的な説明をします。
本能寺の変を明智光秀が起こしたのは
更年期障害でイライラしていたからやった
などいうのは学問として成り立ちませんから
必ず合理的な説明、論理的な説明で筋を通すんです。
しかし、そんな合理的な行動ばかり人間がするとは
私には到底思えないのです。
検察官や警察官に
何で自分が殺人を侵さねばらないのか
そんな動機もないし
そんなことをして何の得になるんだ！
と反論するシーンがあります。
これがドラマの一番のフィクションの部分です。
また
嘘をつく子供や人の特徴もこれにそっくりです。
何で自分がそんなことするんだ！
そんなことをして何の得があるんだ！
と逆ギレする
これもまた典型的です。
簡単に言うと
そんなことをするのは
「不合理」だから
自分は犯人ではないというのです。
しかし考えてみれば当たり前なのですが
元々人間はほとんど合理的に行動などしません！
どの行動が合理的だとか不合理だとか
普通は考えて行動しない人がほとんどなのです。
合理的に行動するとしても、
それは人生の20％もないのではないでしょうか。
大半は何となくルーティンだからやっているか
感情に任せてやっています。
なんとなくというのもこの類です。
例えば私がティッシュが必要でコンビニに入りました。
そこでどのティッシュが私の目的に適うか
経済的か
いやスーパーに行った方がいいのではないか？
なんて最適解を求めて買い物などしません。
パッと目に入ったものを買うか、
チラッと見て雰囲気で買うのです。
それが普通です。
ですから売る側の宣伝戦略は
たいてい消費者のイメージ、感情に訴えるものなのです。
冷静にＣＭ等を見ていると
ヒット商品ほど心理学的手法、つまり不合理な方法で
宣伝をしてうまくいっています。
合理的にわが社の商品は
ここが他の商品より優れているだから値段は高い。
しかし、その値段の増し高はそれによって得られる
利便性に比べて少ない。
だからお買い得です！さあどうぞ！！
な～んていうCMの商品
誰が買います？（笑）
勿論、中には買い物に合理性をもとめて考えに
考えて買う人もいますが、そういう人は極めて稀です。
高い買い物なら合理的に考えて買う人も多いかもしれません。
また考え方によっては
安価な消費物に対してその労力を払うこと自体不合理なのですが（笑）
20世紀後半まで経済学でも同じ過ちをしていました。
消費者は全ての情報を知り得て合理的な判断をくだすことを
仮定してモデルをたてたり、
情報はわからないが合理的な判断をくだす
消費者を個人として想定していました。
そんなに頭が良くて人間的ではない人を
仮定して何がわかるというのでしょうか？
この辺は最近の経済学ではかなり補正されてきました。
当たり前です。
人間は合理的判断をくだす方が珍しいくらいなのですから。
私の仕事でもそれはわかります。
生徒が受験に向けて一生懸命勉強すれば
親もハッピー
私も教えやすく合格に近づくのでハッピー
本人も自分の人生が変えられてハッピー
当然誰からも口煩く勉強しろとも言われない
いいことづくめ
勉強することが極めて合理的であるにも関わらず
それでも勉強をあまりしないという生徒がいます。
それは合理性よりも
今楽をしたいという感情が優先するからです。
私のブログを読んで下さっている読者の方もそうです。
プロ家庭教師のお仕事について詳しく知りたい、
他のプロ家庭教師のブログと
比べてこのブログは全体的に優れている、
だから読もうなど考えてから読んでいるという
ような奇特な読者は
ほとんどいらっしゃらないと思います。
私のプロ家庭教師のお仕事というブログは
大半がプロ家庭教師の愚痴か、
どうでもいい日々の日記のようなものです。
こんなブログを読むことは
何の意味もありませんし合理性もないんです（笑）
だだ、時々あいつはおかしなこというなとか
暇で暇で仕方ないから冷やかしで読むかとか
私との人間関係上読まざるを得ないかとか
その程度のもので合理性などないですし
仮にあったとしてもその判断は誤っています（笑）
まあこれは冗談ですが
それくらい普段から
私達は合理的になんて行動していないんです。
ですから大半の犯罪や悪いことをするのも
合理性があるわけではありません。
こんなことをして一体だれが得するんだよ！
などと相手に合理的な返答を求めること自体
意味がありませんし、逆に怪しいです。
計画的にあの人を始末することが合理的で
私の人生の幸福度合いをあげる可能性が高い
なんて考えておこす犯罪はまれです。
ドラマ、漫画、フィクションの世界です。
ある出来事が合理性を持って起きたなどということは
ほぼフィクションであると私は思います。
しかし私たちの社会では
裁判は事件に対して合理的な理由づけを
しますし
歴史学は歴史に合理的な説明をします。
本能寺の変を明智光秀が起こしたのは
更年期障害でイライラしていたからやった
などいうのは学問として成り立ちませんから
必ず合理的な説明、論理的な説明で筋を通すんです。
しかし、そんな合理的な行動ばかり人間がするとは
私には到底思えないのです。
2014-06-24 06:37
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物理屋さんのブログは非常に為になります。
私は為になる記事だけではなく物理屋さんの日常にも興味がありますので
そちらも書いて頂ければ嬉しいです。
by ノリちゃん (2014-06-24 09:04)