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やりきれない思い [雑感]

この家庭教師業界や
塾予備校産業で働いていると
色々やりきれない思いに駆られることが多いです。

受験というのは本当に非情です。
どれだけ努力を重ねて実力をつけても
本番一回の出来不出来ですべてが決定してしまいます。
一回勝負
それが人生なのだと
結論づけてしまえば
それ以上に言葉はありませんが
生徒の努力を間近で見ている立場からすると
やりきれない思いに駆られることもしばしばあります。
そういう思いをしないように私は一年間努力をしているのですが
私の力がまだまだ足りないせいか思うようにはいきません。

プロ家庭教師というのは寂しい仕事です。
一年、生徒によっては数年かけて
知恵に知恵をしぼって生徒に良かれと思う授業をし
宿題を出し、様々な問題を解決し、アドバイスをしながら
生徒を仕上げて本番を迎えます。
そして受験結果がでたら、そこでおしまいです。
何もなかったかのように、また次の年の準備をしなければなりません。
生徒にとって私は基本的には嫌な勉強をさせるおじさんなのだと
思うのですが、私は生徒がどのようにすれば力がつくか
できるようになるかというを真剣に一年中もしくは数年に渡り考えて
きたので中々切り替えというのができません。
生徒は私のもとを巣立っていき
次の段階に進みます。
これは毎年そうなので、そうであることは重々分かっているのですが
何度経験しても寂しいものなのです。
そして、何もなかったかのように生徒の人生の記憶から
私は消えていくのだと思います。

それを思うと
この仕事は何なのかなあ…
と思います。

色々なやりきれない思いはありますが
それをふっ切って次の年に向かわなければなりません。

人生は一期一会
だからこそ
美しいですし、輝いているのだと思います。
人は色々な人と出会い、別れます。
その周期が家庭教師は早いだけなのだと思います。
思うことにしています。

私は生徒から授業の中で様々なことを教えてもらっています。
本当にありがたいです。
この思いを来年につなげ
一つ一つの授業を大切に、毎回今日が最後の授業の気持ちで
いい授業をしていきたいと思います。

もうすぐ
サクラの季節です。
サクラの花吹雪は私の思いを
そっと
洗い流してくれるんです
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