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STAP細胞ピンチです! [雑感]

昨日
クローンマウスを作った若山先生が
STAP細胞の論文を取り下げるよう会見を開きました。
これまで論文の重要な部分にミスはないとおっしゃってきた
のですが、何かまずい点をお感じになられたのだと思います。
若山先生は既に作成された幹細胞を渡されて
その検証実験をしただけなので
その幹細胞が実際に理化研の発表された手順で出来たものか
考えてみれば確認は取れていないということでした。
一番の疑問の原因は小保方さんから言われた方法と
理化研の発表された方法が一部違うというところだったようです。
後は世界的に論文の一部の表現等がパクリであったり
写真が無断で他の論文から転用したものであったり
と問題点が指摘されています。
理化研は再現実験に成功したと言っていますが…

もうこうなるとどうなるか分かりません。
この論文がねつ造その他であった場合
世界最高峰の論文雑誌natureも
間違った論文を掲載してしまったということで
大きな汚点を残すことになってしまいますし
それは理化研もそうです。

問題点をクリアーにさえすれば
しっかりとした論文ができる程度の間違えであること
私は願っておりますが…
ちょっと危うい感じはします。

今回の出来事で
私が以前から書いていたように
皮肉にもnatureに掲載された生物、医学系論文は
78%が再現不可能である
という問題点にぶち当たってしまいました。
今回のような大発見でもない限り
わざわざ再現実験をして確認するということは
普通しません。
例えばこの食べ物はがん細胞を殺す作用があります。
20000人で実験して…
そのメカニズムは…
というような論文がでれば
極端に言えば
ふ~んそうか
くらいで論文は通ってしまいます。
誰もまた20000人を集めて再現性があるかどうか
確認などしないからです。今回のような世紀の大発見の場合は
皆がこぞって確認しますが、普通はそんなことをしている
暇もお金もないんです。
ですから
このような部分は純粋に科学者のモラルに任されています。
ですからあのメチャクチャで誰が見てもねつ造だとわかる
iPS細胞の水口さんの論文も東大の先生が共著で三本もとおってしまう
わけです。

こういうことは数学や私の研究している理論物理では起こり得ません。
矛盾も正しさも誰が見ても明らかだからです。
1+1=3があればだれでもその間違えに気づきます。

この先STAP細胞がどうなるかわかりませんが
通常の論文結果でも
~が身体にいい
等の論文結果は
鵜呑みにしない方がいいです。
だれもその再現性については外部から確かめてはいません。
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