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楽しめるかどうか [受験]

毎年
受験に携わる仕事をさせていただいているうちに
私なりに経験則というのが
少しずつではあるのですが積み重なっていきます。
その中で
受験をいかに楽しめるか
というのが生徒の伸びに大きく影響しているような気がします。

勿論
大半の生徒にとって
受験勉強は楽しくないものだと思います。
勉強が苦手な人にとっては苦痛ですし
得意すぎる人にも逆に苦痛でもあるのです。
それでも自分の人生を切り拓くため
もしくは、全ての勉強の基礎を築くために
受験勉強は必須のものなのです。
かくいう私も受験勉強は邪魔で邪魔で仕方がありませんでした。
模試で全国二位や学校で一位でも何の喜びも湧かなかったです。
更に上を目指すとか、そういうモチベーションが湧かないのです。
しかし、受験勉強は必須なのです。
学生の仕事といっても構いません。
好きな仕事だけをしていればご飯を食べられる訳ではないのと
同様
好きな勉強ばかりしてる訳にはいかないのです。
受験に合格して自分の人生を切り拓くためには
嫌いな科目や面倒なことも一生懸命やらなければなりません。
そういう忍耐力というのも受験で成功する
大きな要素だと私は思います。

ここからは私自身の受験の経験論と
家庭教師として指導してきた経験論なのですが
嘘でもいいので
自分自身に受験勉強は楽しい

思わせた方がいいです。
どこに楽しさのポイントを見つけるかは人それぞれなのですが
ゲーム感覚でもなんでもいいので
楽しみを見つけた方がいいです。
楽しくて受験勉強をやっている人と
嫌々受験勉強をやっている人では
伸び方が圧倒的に違います。
これは受験勉強に向いているか向いていないかの問題ではありません。
楽しいと自己暗示をかけられるかどうかの問題なのです。

この楽しみを見つける
という技術自体も
人生で非常に役に立つと思います。
人生には
仕事にしても、家事にしても、何にしても
好きではないことをやらざるを得ないことが無数にあります。
その中で、その苦痛の中に何か楽しみを見つけられれば
しめたものだと私は思います。

私の仕事
家庭教師の中でも苦痛なことはあります。
例えば、これは化学を勉強された多くの方には
うんうんうん
と同意して頂けるかと思いますが
天然高分子の授業をするのは嫌いです。
α-グルコースやセルロースの五員環構造は
一つ書くのも面倒ですが
これを私は人生でおそらく10の三乗回以上のオーダーでは書いてきています。
マルトースやスクロース、アミロースの1,4結合
アミロペクチンの1,4結合と1,6結合の図を書くときなど
本当に苦痛で凹みます。
大学に行くと略記する方法があって
私自身それに慣れている部分もあるので
高校化学での全てを書く方法が苦痛でならないのです。
ですから同じ学年の生徒がいた場合、同じ日に天然高分子の
授業はやらないようにしています(笑)
とはいっても
これもやらざるを得ないときがあるのですが…
そんなときは
強引に自分を楽しませるようにしています。
最初にこれを発見した人は
どこから考えたのかなあとか
様々な思いを馳せながら書くようにしています。
そうすると案外苦痛ではありません。

受験において
いや人生においても
単調なルーティンワークを楽しいと思わせる
自己暗示テクニックは必要だと私は思います。
いかに楽しめるか
楽しめたら勝ちだと思います。

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