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小田急の車窓から~努力の大切さ~ [受験]

今日は朝から仕事です。
例によって携帯電話でblogを書きます。

夏休みも前半が終わろうとしています。暑さに負けず受験生に限らず、全ての生徒に頑張って勉強して欲しいです。
「継続は力なり」
という言葉はかなり説得力があると思います。
ちょっと人より頭が良くても、努力を継続する忍耐強さがなければ
どうにもなりません。
逆に能力が多少劣っていても、努力を継続できれば
何かを成し遂げられと思います。継続は力であり
努力に勝る天才はないと思います。

イチローのように小学生から今まで毎日一日最低でも5時間以上バットを振るような努力を普通の人は継続できません。私にも経験がありますが、大体二時間もバット振るのは大変なことです。

それを積み重ねて
天才と呼ばれるようになるわけですが
おそらくイチローは生れつき野球ができる天才ではありません。
特に筋力が強くてホームランを量産できるわけでもありませんし、足が速いといっても普通の高校生くらいの陸上選手よりも当然遅いですし、肩がいいといっても投手でプロでやっていけるほど肩がいいわけではありません。

能力としては平均よりも全てにおいて少し上くらいです。それでも超一流の成績が残せるのは日々努力し、人よりも様々な工夫をしているからだと思います。

イチローの野球における工夫は非常に沢山ありますが、
一例をあげれば
バッターボックスでスイングの終わりと同時に走りだす打法です。
普通は最後までスイングをしないと当然ボールは遠くまで飛びません。ですから、スイングと同時にその反動を利用して走りだすようなことはしません。
ところが、イチローは自分でホームランを量産できる能力がないことはよく自覚しています。ですから、ボールを遠くに飛ばすということは捨て、内野安打を増やすことで
打率をあげる戦略をとったわけです。
イチローほど内野安打で打率を稼げる選手はなかなかいません。
投手からするとイチローにはホームランを危険性がほとんどないので、精神的には非常に投げやすいのですが、その心理さえイチローは逆手にとってバッティングを組み立てています。
イチローの練習やプレイは、平均よりやや上くらいしかない自分の能力を最大限に利用する工夫に溢れています。また、そのための努力が尋常ではありません。
これから歳をとって足が遅くなり、内野安打では稼げなくなったときに
イチローがどのような工夫をしてくるのか?それが非常に楽しみです。

勉強にも同じことが言えます。本当の天才など世界に10人もいません。
ほとんどは普通の人で能力の差は努力や工夫で補える程度です。
ただ、その中で決定的な差が生まれるのは
能力ではなく、努力を忍耐強く継続できるか
どこまで自分にあった工夫ができるか
だと思います。

工夫といっても自分で沢山努力してみないと問題点は明確ならず
問題点が明確にならなければ工夫の仕様がありません。

私のもっとも大切な仕事は、この工夫する方法をアドバイスすることですが、
そもそも生徒がそのとおりに努力をしてくれなければどうになりません。
努力を継続できる才能や忍耐強さこそが最も大切だと私は思います。

才能がある
というのは
努力を継続できる
ことをいうのだと思います。
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