ロールプレイングゲームの影響？

最近、生徒とお話していて驚いたことがあります。

ある生徒に聞かれたことですが
あまりにもおかしな話なので
冗談半分で読んでください。

今の実力なら二週間でテスト間に合うとして
テストまで残り一カ月
…ということは理論上二週間は遊んで二週間は勉強すれば
大丈夫ではないか？というのです。

アハハハ…
残念ながらこれは理論上も間違えています。
それは今の実力という基準が
二週間遊んだ後も維持されることはないからです。
人は忘れていく生き物ですし、勉強を二週間もしなければ
絶対に感覚は鈍ります。
ですから二週間遊べば
当然今の実力よりかなり下がるので
テストまで二週間では間に合いません

このような勘違いが特に最近の生徒には多く見られるような
気がします。
すべてを足し算で考える傾向にあります。
ロールプレイングゲームのレベル上げのように考えてしまうんです。

私の感覚では運動でも勉強でも一日休むと
完璧に感覚を取り戻すには二日から三日はかかります。
ですから二週間休んで二週間勉強するというプランでは
最高でも元の実力くらいしかないと思います。

記憶でも勉強でもなんでもそうですが
出ていく量と入っていく量があります。
いかに入っていくる量を多くし出ていく量を減らすかという
工夫をしなければなりません。
それを考えれば当然勉強は継続して毎日続けるということが
最も効率のいい方法になるわけですが
その辺が良くわかっていない生徒が多く
結果として今回のような質問になるのだと思います。

現在のロールプレイングゲームはゲーム内の
キャラクターのレベルはあがる一方です。
レベルが下がっていくゲームというのは
おそらくほとんどありません。
これはゲームとしておかしいと私は思います。
これからゲームを作る方には是非
何もしていないときに自然にレベルが下がっていったり
老化によってレベルの下がり方がましたり
するようなゲームを作って欲しいです（笑）

冗談半分ではありますが
半分本気です。
ゲームの中でも無駄なことをしていたり
ボーっとしていたりしていたら
レベルが下がっていくようにする方が
よっぽど現実を正しい姿で伝えることができると思います。

電車の中でも携帯やPSPなどでゲームをする人が多くなった現在
ゲームの影響というのも非常に大きいのではないかと思います。
ロールプレイングゲームはそのゲームの主人公になりきるのが
醍醐味なのだと思いますが
それであれば尚更
足し算だけですべてがうまくいくゲームばかり作っていては
教育上良くないと思います（笑）
まあ、ゲームは気分転換にするもので
教育上云々というのがおかしい話なのかもしれませんが（笑）（笑）