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第2講Stringの奏でる音楽~イントロ~ [ストリングについて]

今回はStringの自己紹介をしたいと思います。
Stringはどのくらいの大きさかといえば
0.0000000000000000000000000000000001mです。
う~ん
自分で書いていても目がチカチカします。
指数で表すと10のマイナス34乗メートルです。
これはプランク定数10のマイナス35乗メートルよりも
一桁だけ大きい非常に小さなものです。

どれくらい小さいかといえば原子は
0.0000000001mくらいです。
これは10のマイナス10乗メートルですので、
Stringは我々が原子の大きさになったとして
そのときの原子の大きさ
さらにそのときの大きさになったときの
原子より更に小さいです。
もはや日本語としてもおかしくなっていますが
それくらい小さいということです(笑)

小さいといえば素粒子があります。
現在の標準的な理論では
素粒子には主に二つの種類があります。
それは物質を構成するフェルミオンという粒子と
力を伝えるボゾンという粒子です。

フェルミオンの中には6種類のクォーク
(アップ、ダウン、チャーム、ストレンジ、トップ、ボトム)

6種類のレプトン
(電子ニュートリノ、電子、ミューオンニュートリノ、
ミューオン、タウニュートリノ、タウ)
があります。

ボゾンには、
光子(電磁気力)、グルーオン(強い力)
Wボゾン、Zボゾン(弱い力)
グラビトン(重力)
ヒッグス
があります。

このように現在分かっているだけで
多くの素粒子があります。
でも素粒子というのは物質の根源のはずです。
その根源がこんなに沢山の種類があっては
「美しくない」と私は思います。
ですから、素粒子よりも小さい
素粒子を作り上げているより単純なものがあるはずです。
それがこれから私が書いていくStringなのです。

Stringにはたった二種類しかありません。
もしお手元に「ひも」があったら用意してください。
その「ひも」がこの講義の主役です。
二種類というのは、ひもを普通の状態にしたものと
その両端をくっつけてループにしたもの、です。
ですから、実際は一つのひもでこと足ります。

勿論、Stringはただのひもではありません。
「振動します」
しかもいろいろな形に振動するのです。
その「振動の仕方」=「素粒子」と考えるのです[ひらめき]
このように考えると素粒子が沢山ある理由も納得がいきます。
「ひも」の振動というのを私たちは素粒子と解釈しているにすぎません。
「ひも」の振動によって光子として振る舞ったり、クォークとして
振る舞ったりするのです。
素粒子はString(弦)が奏でた音楽
とでもいえるのです[るんるん]

それではStringがどのように振動すれば
どの素粒子が現れるのかという話を次回は書きたいと思います。
それでは今日はこの辺で終わります。
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