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受験で鍵を握るのは国語~国語でっかちは有利~ [受験勉強中学入試]

中学受験においても
高校受験においても
合否や最後の追い込みに大きく影響を与えるのは
国語の力です。
それは国語の点数を上げるのが一番時間がかかるからです。

中学受験でこの先考えていきますが
高校受験でもほぼそのまま当てはまります。

六年生の今の時期で
国語ができなくて全教科偏差値60の子

国語ができて全教科偏差値60の子が
いるとします。
数字上全く同じ偏差値なのですが
二月に受ける受験校は全く別のものになると思います。
それは国語が出来る生徒の方が
間違いなく圧倒的に伸びるからです

国語力をつけるというのは一般に非常に時間がかかるものです。
小学生でいえば一年生からの勉強が
どのようであったかを問われます。
今の時期から国語の偏差値を劇的に上げるというのは
ほぼ不可能な話です。
もしできたとしても国語ばかりに時間を取られて
他の科目に影響が出ます。

それに対して小学校の算数、理科、社会というのは
国語力があれば非常に仕上げやすいです。
算数にしても
例えば灘、筑駒、開成といった学校でもほとんどが標準問題です。
例えば開成の算数は毎年90%が標準以下の問題です。
その中で66%分の問題ができれば合格点なのです。
出題される難問の10%など全く影響を及ぼしません。
ですから標準以下演習をしっかりやればいいことになります。

ところが国語はそんな訳にはいきません。
大問で1題か2題で
文章が読めないと大幅に得点を落とします。

簡単に言うと
算数、理科、社会は積み上げていけばその分点数に反映されます。
例えばできなかった江戸の文化が出来るようになれば
その分単純に点数が上がるのです。

しかし国語はそのようにはいきません。
国語は勉強量に単純比例して点数はあがりません
漢字一つできても
そもそも、それが出題される可能性が低いですし
出題されても1,2点です。
国語の方が勉強効率が圧倒的に悪いのです。
国語の40点の子と60点のこの間に大きな力の差
があります。
この20点をあげるためにはかなりの時間が必要です。

ですから私が生徒を新規で5年生か、6年生で見る場合
国語力を第一にチェックします。
入試まで時間がなくで国語力がない場合は
なるべく低めの学校でうまく点数を取らせるしかありません。
逆に国語力はあるが、他の科目はボロボロの場合は
大きく偏差値が上がる可能性があります。

それでは
国語力を上げるためにはどうすればいいか?

なるべく早く国語ばかり勉強していればいいのか
というと
それでは他科目がまるでできなくなっていしまいます。

ですから、他科目を教えていても常に国語力が伸びるような工夫をしていきます。
(細かい方法は企業秘密ですが)

国語力は全ての科目の土台ですから
それを逆手にとれば
全ての科目の中で国語力を伸ばすことが可能なのです。
それを教える側がしっかりできるかどうかによって
生徒に国語力は大きく変わります。
私は小学一、二年でみる生徒は大抵最初は算数の方がずっとできますが
毎回の授業の中で国語力をしっかりつけ
最終的に六年生を迎える頃には
国語ができる
「国語でっかち」の生徒を作り上げます。
そうすれば後の受験までの一年は非常に楽です。

塾のような場所ですと
各科目の先生はバラバラので
当然算数の先生が国語力をつけようと
教えているわけもなく
またそのようなスキルを持っているわけもありません。
このような「国語でっかち」にするのは絶対に不可能です。

私は何気ない生徒の会話でさえも
国語力を上げるために使っています。
簡単にいうと毎回毎回授業にしっかり参加して
私の話につきあってもらえるだけで
国語力があがる工夫はしてあります。

高校生以降には流石にそんなことはしませんが…
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