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考える枠組み [受験]

私が授業をやっていて
思うのは
考える枠組みが違う生徒が
いるんですよね

小さい頃からの
習慣みたいな
ものでしょうが

詳しい説明は省略しますが
考え方を
抽象化できてないんです。
思考方法って
決まってるんです。

それはなぜか?
というと
入試で出る問題が
基本的に
答えがひとつのものが
多いからです。
しかも
客観性があり
誰が採点しても
マルはマル
バツはバツ
そうでないと
公平な試験とは言えない
からです。

その公平な
解が一つになる試験問題を
作るのって
結構難しいです。
すごく
簡単な問題になるか
すごく
難しい問題になるかの
どちらかに
なりやすいからです。

それを避けるために
問題に
誘導や
ざまざまな条件づけをします。
それによって
回答者の
思考の方向を絞る訳です。

そうしないと
公平で客観的に
一意的な解に到達できないので。

ところが
その枠組みで考えてない
生徒がいるんです。
これは
いたずらに
勝手に問題自体の難易度を
上げてるんです。

ある試験でも
範囲があるものと
ないのものでは
難易度が大きく違いますよね
考えなければいけない
量が違うので。

その範囲を限定する
問題の文脈を読めないと
問題が異様に難しくなるんです。
そういう
文脈力
国語力というのが
入試の全ての科目においても
こういう
解一意型問題では
非常に大切です。

その考える枠組みが
理解できてない人は
それだけで
大きな不利なわけです。
それを直すだけで
受験みたいな
試験では点数や出来はかなり
あがりますが
もう
小さい頃からの完全な
習慣になっていて
大人になればなるほど
これは直すのが大変です。

無論
これは
解不在型問題では
全く成り立ちません。
ロシアがウクライナを攻めたのは
正しいのかどうか?
みたいな
正解の存在しない方法では
また違った思考方法が必要なのです。

この辺の
問題を解くとは何か?
考えるとは何か?
を抽象化できてないと
それだけで不利です。

私は今もはっきり覚えています。
小学校三年生のときに
この問題に気がつきました。
毎日
考えるってどういうことだろう
ということを考えていたので

そしてあるとき
分かったのです
そこから飛躍的に
問題解決能力は上がったと思います。

受験も
非常にいい機会なので
問題解決能力というか
思考方法をしっかり身につけてほしいと
思います。
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