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生の倦怠 [雑感]

私は
常に死というものを意識して
生きています。

このブログでも色々と書いてきましたが
結構、誤解されている方がいます。

それは
何か私が病気で死にそうだとか
何か私が自暴自棄で死んでもいいんだとか
そう思っていると
勘違いされる方がいます。

それは全く違いますし
おそらくそう解釈される方に
私の哲学というか
生きた方の根底にあるものは
永遠に理解されないのだと
思います。
勿論理解して欲しいとも思って
ないので
表層の付き合いを私もするわけです
なるべく話が早く終わるように(笑)

人間いつ死ぬか分からない
だから今を一生懸命生きる
……
ということも
必要条件としてはそうですが
私が言っている
死を意識して生きるというのは
全くそういう次元の話ではないです。

人間というのは
自分のために生きる
自分のために死ぬ
というのは非常に難しい
生き物です。
それは人類の歴史を
学べば明らかです。

逆に
何かの為
誰かの為
大義の為
なら人間は命をかけて
戦えるのです。

これらは危険思想にも
結びつき得るものです。
負の側面としてはそうです。
自爆テロ
危険な宗教
思想諸々
普通には命を投げ出せない場面
で人間が命がけでできるのは
「自分の為に」ではなく
「他の人の為」神でもなんでもいいですが
または「大義の為」であるわけです。
日本でも天皇陛下万歳だとか国の為とか
切腹も大義があるか出来るのです。

宗教を含めた
こうした
「何かの為に生きる」
というのが
人類の文化が
前進できた
ここまで来た原動力だと思うのです。
live for something
で、生きられた頑張れた人の
無数の死によって
今の人類の全ての営み、文化は
あるのだと思います。

そして
それが私は「人として生きる」
本質だと思っている
わけです。

私は
毎年毎年
今もそうですが
過酷な睡眠不足の生活を送り
日日生徒の受験について
勉強について考え悩むことができるのは
自分の為ではないです。

話すのが面倒なので

趣味だから頑張れる
楽しいから出来る
みたいなことを言いますし、書きますが
本当は全く違います。
趣味だとか
楽しいだとかだけで
人は頑張れません。

私の場合
あまりに思い詰めていってしまう
ところがあるので
自分自身に緩衝剤として
趣味で楽しいからできる
全然疲れない
みたいに言い聞かせてるだけです。
一つのテクニックです。

自分の為というだけで
人は「生きられない」のです。

仮に
私が自分の為
給料を沢山稼ぎたい
自分の名声を高めたい……etcで
この仕事をやっていたら
私は頑張れません。
そこそこにしか。

そこに
誰かの為という大義があるから
頑張れるのです。

このお話について書くと
一冊の本が楽にできるのですが
(笑)
私が言う「死を意識して生きる」
というのは
そういうことです。
この繋がりについて
少しずつ書いていきたいとは思いますが……
大幅に略して書いているので
分かりづらくて申し訳ありませんが
誰かの為に生きる
大義の為に生きる……と
生の倦怠を免れて死を意識して生きると
いうのは同じことです。

決してうわべだけを見て
私がいつ死んでもいい、構わないと
思っているということではないと
いうことをご理解頂きたいです。
そういう気構えではいるので
100%間違えている訳ではないですが。
今日、目一杯頑張って明日死んでもいい
という死は生物学的死ではないです。
私の場合。無論そんなものを望んでいたら
頑張れません。

私は生の倦怠というのが
人生の中で1番怖いです。
常に「死」というものを意識して
生きたい。
(これは皆さんが考える生物学的死
だけではないです)
そうすることによって
自分がより頑張れるというか
自分の理想の生き方が出来るからです。

もし
私が自分だけの為に生きているので
あれば
プロ家庭教師なんてやっておりません。
予備校の方が待遇も給料もいいです。
それをやめて
この道を選んだのは
「生きたい」と強く思ったからです。

これはハイデガーの思想に近い部分も
ありますが……
ハイデガーだと思われるとそれはそれで
誤解があります。

あ……倫理の教科書とか
諸々の本を見て思うのですが
ああいう教科書は本当に
週刊文春的なもので
教科書に書いてあるまとめと
例えばヘーゲルでも誰でもいいですが
思想は全く違います。
それは原本をしっかり全部読んでいくと
わかります。
そういう作業をしないで
週刊文春的に
教科書に書いてある安易なまとめと
おそらく原本をちゃんと読んでないであろう
人のまとめを読んだところで
おかしなゴシップが自分の頭の中で起こる
だけです。

ただ
実際読者の中でハイデガーを色々読んでる人が
どれくらいいるか?というのは
非常に難しい問題なので
躊躇もありますが
ハイデガーの思想に近い部分もあります。
(教科書の安易な記述とは違います)

話が逸れました&長くなりましたが
私は今日も
しっかり「生きよう」と思います。


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