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指導方法、方針について、その2 [指導を希望される皆さまへ]

昨日の記事で漠然と
思考力を上げる
考えれば
思考力が上がる
みたいなことを書きましたが

実は思考力……といっても
色々ありまして
勿論
単純に
「ものごとを考える力」
そう思って頂いてもOKですが
それだけではなく
ものごとというのは
考えるポイントが合ってるか?
というのも
非常に大切です。

実は
受験は勉強の仕方によっては 考えるポイントを身につける 格好の教材なのです!

頭がいい人というのは
どういう人か?
あることを深く明晰な頭脳で
考えられる
そう思うかも知れません。
確かにそれはその通りですが
それだけではありません。

ビルゲイツや孫正義さんが
成功したのは
考えるポイントが合ってたから
です。

商売でも政治でもなんでも
そうです
考えるポイントが合ってる人が
成功します。
皆さんも誰かの話を聞いていて
この人の考え方面白いなあとか
斬新な見方だなあとか
漠然とでも感じたことはあるかと
思います。

ただ……
一般の多くの方は
天才は元々頭がいいのだ
自分とは違うと思い込んで
それ以上のことを
「考えません。」

実は、凄く頭のいい人でも
つまり処理能力の長けた人でも
成功してない人
思うようにいってない人は
沢山いるのです。
これは考えるポイントの問題です。

野球で言うと
藤浪晋太郎投手は
あれだけの身体とボールをもって
いながら
その能力に見合った活躍が10%も
できてません。
努力も相当していると思います。
でも
考えるポイントが違うんです。

将棋の棋士の方でも
どんなに頭が良くても
全局面を読むことなどできない
でしょうし
そもそもそういう風に頭を
使ってないと思います。
この局面で
何を考えたらいいのか?
その考えるポイントが
合っていれば
強い棋士でしょうし
間違っていれば
そうである筈がありません。

ものごとを考える上で
考えるポイントを間違わない
考えるポイントを合わせること
以上に大切なことはありません。

これは私の授業でもそうです。
私は
生徒の考え方のズレを直し
思考力をつけ
思考方法を教え……
最終的に生徒の総合力を上げる
ことを目的にこの仕事をしていますが

生徒の状況
考え方……等々を知らなければ
私が自分の目標
(生徒を第一志望に合格させる&
思考力をつける)を達成するための
考えるポイントが分からないのです。
ですから
生徒と色々雑談をしたり
これは話しやすくするためですが
色々な話を振ったり
勉強の方法、授業はどうしていったら
いいか?を聞いたりして
生徒がものごとをどういう風に考えて
いるかの情報を集めています。
その情報と受験校を見て
最善の方法は何か?を考えているんです。

昔は私は
あまり人と話すのが好きではなかった
のですが(笑)
だから生徒の解き方とか
諸々を見て判断して
いましたが
これは生徒の意見を聞いた方が
圧倒的に速いということに気がついたので
私の苦手なtalk
やることにしています(笑)
最近は随分慣れてきましたが。

この昨日から書いた
対話授業みたいな方法は
生徒側にも非常に大きなメリットが
あります。

この方法を始めたばかりの生徒は
私にそもそも何を聞いていいか 分からない 何を話せばいいのか分からない
そういう状態に陥ります。
問題を私が解いてもらう
生徒が解き終わる
私が何か問題点はありますか?
分からなかったポイントとか?
そういうのを聞きます。

これを生徒が
答えるというのは実は非常に難しいことです。
自分で問題点がわかるということは 自分で考えるポイントを意識してるという ことですし そのモヤモヤした分からない部分を 私に伝わるように 自分の中で消化して、まとめて 私に伝える

これが的確に出来ればかなりのレベルです。
普通にプレゼンの達人でしょうし
自分の問題点にも気づけているので
問題解決の達人とも言えるでしょう。

ただ
無論そんなことをいきなり生徒に
要求しているわけではないです。
最初は拙いことでも
うまく自分で問題点が分かってなくても
いいんです。

何が分からないか分からないから
説明出来ない
……というのは
むしろ当たり前の状態で
私もそれを想定してこの質問を投げているんです。
でも
これを生徒自身が分かろうとして
考えてみること
これが大事で
その自分自身について
ある意味考える時間というのが
自分自身をimproveする最大の契機なのです。

よく
生徒が考えても答えがでないとか……
これを始めた頃は泣き言をいうのですが
そういうタイプの問ではないのです
そもそも
私が投げかけてる問題は。

問題と答えとは何か?これについては
ものすごく長くなるので
そのうち記事にしていけたらいきますが。
解がそもそも問題に内在してるのか?という
問題があります。
受験というのは内在していて
しかもそれは誰が見ても明白なものでなければ
困ります。
答えが3コでも5コでもいいとか
そういうのは客観性を重んじる受験では
あり得ないことなのです。
逆にこの問題の性質をしっかり捉えていると
実は受験の問題で何をすればいいのか?
何が考えるポイントなのかが
はっきりしてくると思います。

受験は
あらゆる教科があって
あらゆる問があって
それをあらゆる思考法を持って
問題解決をしていくんです。
これは
生きていく中で本当に
大切な力で
この考え方が身につくことによって
解内在型の問題以外の問題にも
アプローチできるようになるんです。

受験はそれを鍛える
絶好の機会です。

それを
解法を暗記して当て嵌めて終わり
この方法が
効率のいい勉強だと思っている
生徒や世間の人が数多くいますが……
生徒にもそういうテクニック的な
ことをお願いされることがありますが
(無論その要求には仕事なので応えますが)

私からしたら
解法を暗記して当て嵌めて終わり

そもそも勉強にもなっていないですし
受験
その場の試験にしか役に立たない
こんなことに時間つかってどうするの?くらい
非効率的な勉強だと思います。

勿論
暗記は大事です。
暗記力も一つの思考力ではあります。
ただ
総合的に考えて
それは単語を覚えるとか……諸々
知識のinputに使った方がいいですし
そこで練習すればいいのです。

受験には
折角思考力を伸ばす
improveする教材が沢山あるんです。
それを
活かすことが
受験が受験で終わらず
その後の人生でも役立つものにできる
1番大事なことだと思います。







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コメント 3

新規希望保護者

本当に勉強になります!
こういう記事
ジャンジャンお願いします!w
by 新規希望保護者 (2023-03-06 09:23) 

予備校講師

…素晴らしいです…
予備校とは目指してる世界が違いますね…
by 予備校講師 (2023-03-06 09:49) 

孟

ブッチーさんが
やる気が必須条件!
という意味が分かる授業の進め方ですね
確かに
受動的で
人に言われたことをやる
操り人形みたいな人には無理だわ
by 孟 (2023-03-06 11:27) 

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