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大事なこと(前編) [家庭教師のお仕事]

私は基本的に生徒の自分の勉強の仕方に
口出しはしません。
お任せです。

理由は
勉強って受験が終わっても
ずっと続きます、生きてる限り。
そこで人を頼りにする又は自分の勉強方法が分からないだと
うまく勉強出来なくなって
やがて学ばない人になるからです。

ただ…目標として第一志望合格があるわけでして
(^◇^;)
流石にうまく勉強ができてない
ちゃんと定着してない等
授業で分かってきましたら
生徒と相談します。
勉強の方法とか戦略とか変えてみた方がいいんじゃない?
って
そこで生徒に自分の問題点を話させます。
人に話すことによって自分の考えがまとまるという面も
ありますし
自分で決めたことの方が人に言われるより
圧倒的に頑張れるからです。
その生徒の提案した方法を私は否定することはありません。
何が生徒に合うかなんてやってみないと分からないので。
それでもうまくいかなかったら
また話し合い
これを繰り返すうちに
生徒が本当に自分に合った勉強方法ってなんなんだろう?って
考えだすんです。それが大事、人生で。

これは、ある意味非効率的な方法です。
私がああしろこうしろ
言えばこの瞬間は問題は解決します。
この瞬間「は」ですが
でもそれは受験というマラソンを
長い目で見ましたら
本当に良くないad hoc な解決方法です。
昔の何でも殴れば解決するみたいな
アホな方法です。

教育というのは本当に手間がかかります。
その手間を惜しむので
できるようにならないんです。
そもそも面倒なものなんです。果てしなく。
そう思っていれば我慢が効きます。

人から言われたようにやる習慣をつけると
答えを誰かが出してくれるまで待つ人間になるんです。
これは本人のせいではなく
周りが今まで言いすぎてきたからです。
答えなんて自分で見つけるもんだ
これを当たり前にすることが非常に大事です。
ですから
私は生徒がこれはどうやっても解けない問題だな…
(そういう問題はそもそもあまりやりませんが
過去問とかに入ってる場合とか)
という問題以外は
基本的に自己解決させます。
もう一回チャレンジです。
その時に今の実力だとハードルが高すぎたなと
思う問題は
適度なヒントを出します。
ですが答えは言いません。
自分で答えは出すものだのです。

間違えた→私が解説→生徒が納得
これが今行われてる普通の教え方だと思います。
家で予習する→予備校で答えを聞く又は問題集の答えを見る
→納得する→暗記する→忘れそうな時に復習する
みたいなのも。

でも
これで力がつくことはありません。
大半の人がこれでやって、結局失敗してるから
学力差というのがあるんです。
この王道とも言える方法が機能してないことの証明が
今ある現実ということです。

私の授業でこの王道とされてる方法をやった場合
その問題の私が教えた解法暗記にはなりますが
その暗記がどれほどもつか?
2週間とかでしょうか、もって3か月
そして更に良くないのは
私が教えた解法の暗記を繋ぎ止めておくための
復習をする、そして暗記する。
これは本当に無駄です。

暗記の暗記による暗記のための勉強(笑)

もし入試が過去問のままとか
やった問題のまま出るなら
これでも通用します。
確かにそういう時代もありました。類題ばかりでる。
暗記力選手権みたいな

でもそういう能力に長けた人が
実際どんな問題が舞い降りるか分からない社会や世界で
通用するかといえば、それは全くもって無理です。
臨機応変とは真逆の方法だからです。

入試においても
今は、色々捻ってくるのが普通で
そういう問題が合否を分けるのだと思います。
それを生徒が解けるようにする
これが第一志望合格不合格の明暗を分けます。
(明日に続く)

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コメント 4

紀子

初めて読みます
すごく勉強になりました!

なるほど

私は考えない人生を送ってきてしまいました…
(涙)
いまからでも間に合いますか?
by 紀子 (2021-09-13 08:36) 

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ブッチーさんて
辛抱強いですね

それによく
こういう方法を思いつかれますね

勉強って
予習→復習暗記でできるもんだ思ってました
そういう風に全国的に習ってますし

by お名前(必須) (2021-09-13 08:38) 

国法

生徒ができるまで
待つって
ストレス溜まりません?
by 国法 (2021-09-13 08:39) 

お名前(必須)

ではどうすれば学力がつくのか…

明日に期待!
by お名前(必須) (2021-09-13 12:19) 

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