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ふるさと [雑感]

久しぶりに電車の中で
魯迅の故郷(1921年)を読みました。

中学生以来のことです。 

私にはふるさとと呼べるものが
ありました。
今日祖母が亡くなりました。
昨年の祖父に続いてです。

私が濃いカルピスが好きだから
ということで
原液に近いカルピスを子供の頃に
入れてくれたものです。
その英才教育の成果か(笑)
もう普通のカルピスは飲めません(笑)

小さい頃
色々嫌なこともありました。
振り返ることのできない
ふるさとです。
祖父母は私に一条の光、希望を与えて
くれました。

そんな祖父母と
20年以上会わずじまいでした。
これは意図的にそうした面は否めません。
自分の拠り所となるもの
ふるさとの思い出を壊したくなかったからです。
弱い自分を見たくなかったんです。

ふと
室生犀星の詩が頭を過ります
ふるさとは遠きにありて思ふもの
そして悲しくうたふもの…

そして魯迅の故郷の最後はこう締めくくられています。

希望は本来有というものではなく
無というものではない。
これこそ地上の道のように
初めから道があるのではないが
歩く人が多くなると初めて道ができる。

合掌
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