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生徒の考え方を診る [家庭教師のお仕事]

家庭教師の仕事として
大切なのは
生徒の頭がどういう風に働くかを診ることです。
これは答案だけではわかりません。
答案は結論しかわかりませんし。

どういう過程で考えているのか
この辺でどういうことを考えたか
思考過程が私に直接
わからない場合は生徒に質問をしたり
どのように考えたか話を聞きます。

数学なら数学で
問題を解ける考え方というのがあります。
解ける人に共通した思考の働かせ方というのが
正確ですが。
その考え方を
生徒の頭の中に自然に、自発的にどう構成していくか
それが一番確実に力をつける方法であり
家庭教師のお仕事の根本的な部分です。
結局暗記
つまり知識の押しつけでは
限界があるんです。
その知識をなぜout putできなかったか
その問題を根本的に解決するには生徒の考え方を
診なければならないんです。

私も色々心理学の本を読むことがありますが
表層的に捉えると似ている部分もありますが
本質的に心理学とは違います。
個々人で違いすぎて類型化できません。
傾向というのは分類できるのですが
考え方は過去の経験に依存している部分が大きく
経験は類型化できないからです。

この方法について気が付いたのは
外国人の方を教えるようになってからです。
文化や諸々の違いと共に
大きく経験に依存した思考過程の違いというのを
感じたんです。
その経験によって
受験指導の本質というのは
生徒の思考方法を診て、うまくコントロールしていくと
いうことだと気が付いたんです。

まあ
こんなことを書くと
私の授業は心理テストでもやるのかと
お思いになる方もいるかもしれませんが
そんなことはありません。
見かけは、便利で解きやすいテクニック等を
教えています。
でもその過程において
私が情報を得るための布石をおいてあるんです。
それを授業を進めながら
いわば同時進行的に考え方も見ていくんです。

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