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活字ではわからないこと [家庭教師のお仕事]

この仕事を始めて
文字になったものだけでは
何もわからないなあ
というのを日々思います。

例えば問題集
問題集は問題があり、解答が綺麗にまとめて
載っていますが
実はあれは見やすく、編集の都合で色々と
まとめてある部分があります。
実は実際に生徒が試験を受ける時は
そのまとめの部分よりも
問題集には書かれない、思考錯誤だったり
方針だったりの方が大切であることも多いんです。

ですから
私も授業で生徒の思考過程といいますか
解く過程を非常に大切にしています。
勿論、授業進度や時間の都合があるので
全ての問題の解く過程を見せてもらうことはできませんが
時間の許す限り、見せてもらって
それで生徒の問題というのがわかるというのがあります。
これは非常に面倒な作業で
時々、宿題にしてマルをつければいいかなあという
誘惑にかられないこともないですが(笑)
そこは、家庭教師の特性、意義を自分の中で反芻して
しっかりと思考を追いかける作業というのをやっていきます。
宿題をだして○をつけるなら
自分の普段の問題集を使った勉強と同じわけです。
それを家庭教師の授業で繰り返しても仕方ないんです。
家での勉強はそうせざるを得ないので、その辺の全体のバランスとしても
家庭教師での授業として、生の解き方、考える過程を見せてもらうという
のは非常に重要です。
このような授業を繰り返しているとだんだん
生徒の思考の方法、癖みたいなものが分かってきて
どう直せばよいかというのが
より明確になるんです。

色々な問題集、テキストには
活字の限界というのがあります。
マニュアル化もできません。
志望校や、生徒の現状にあわせて解き方も変えないと
いけないですし。
受験は生き物だなあ、と改めて思う
今日この頃です。
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コメント 2

同業者

参考になりました。
貴重なご意見、記事
参考になります。
by 同業者 (2016-04-04 00:09) 

茶倉

サクラの季節はきたけんどチャクラの季節はまだこんぬ
by 茶倉 (2016-04-04 09:10) 

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