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多変数微分方程式 [受験勉強中学入試]

最近ずっと激務が続いており
ブログもあまり書けませんが
忙しさのピークは20日までです。
それまでは休みはありません。
でもそこで一段落だと思います。
思いたいです。
また冬休みが近づいてきたり
臨時で授業が入ったりすると
忙しくはなりますが…

そこで書けることを
どんどん書いておこうと思いますが
質問のお答えをしておきたいと思います。

受験ママさんへ
これは全体的に言えることなのですが
このブログ等で個別の勉強の方法について聞かれても
お答えできません。
ブログが勉強の方法を色々聞くコメントで溢れかえったら
その返事に追われて大変なことになるということも
ありますが
何よりもアドバイスする生徒について
私は授業をやってもいませんし
何も状態が把握できていません。
その状態でするアドバイスというのは
大きく的が外れている可能性が大なのです。
ですから私がアドバイスをして負う責任という面から
考えてもアドバイスしかねるのです。
時々、模試の点数や偏差値を添えて
アドバイスを求められる方もいますが
それも同じです。
模試の数値だけでは
どういう状態か全く分かりません。
どうしてその点数になったのか等
答案を見て、どう考えたかを生徒に聞いて
それで色々原因を探り直していかないと意味がありません。
その状況によってやるべき問題集等も変わってきます。

それでも…まあ…
せっかくコメントを頂いたので
一般的なアドバイスとして言えることを書いておきます。

まず、志望校はある程度早めにしっかりと決めることが大切です。
その際に
現状の生徒の各科目の実力をしっかり把握し
合格最低点プラス10点を取るためには
その志望校ではどのような戦略で挑めばいいかを考えます。
例えば四教科400点満点で280点が合格最低点だとします。
そうしたら290点をどうとるか
例えば算数80点国語60点理科80点社会70点
のように個人の目標を立てます。
この目標は個人個人違います。
得意科目、不得意科目でも違いますし
今から受験までの残り時間でどれくらい伸びるか
という伸び率によっても変わってきます。

実はこの伸び率をどう見積もるかというのが
勝負の分かれ目です。
例えば現状算数が70点しか取れていない場合
これが本番までにどれだけの勉強量で
80点になるのか
これを読めるかどうかが家庭教師として一番大切な力です。
もう生徒が算数70点から
時間を沢山かけてもそれほど伸びないと思った場合
他の科目、伸び率の高い科目に時間をかけて
全体として合格点をとる戦略を考えることが大切になってきます。
個人個人生徒によって
戦略は大きく変わってくるんです。
ですから生徒の状態も志望校もどれだけその合格に足りないのかも
わからない状態でアドバイスを求められても困るんです。
その状態で~という問題集をやれ、とか個別指導でどの教科を集中して
勉強すればいいだとか
そういうアドバイスは全て間違えているか、無駄になる可能性が高いのです。

受験までの残り時間、志望校、生徒の現状の中から
最適な戦略を考えて
受験に挑む
これがベストだと思います。

ただそのためには
生徒の実力を全科目正確に把握している人が必要です。
そのために私のような全科目教えるプロ家庭教師が存在します。
勉強をうまく教えるというのは
家庭教師としては最低限のことで
いかにしっかりとした戦略が立てられるかが
家庭教師の実力としてもっとも問われることだと思います。
プロ家庭教師田中さんから
私はターミネーターだというコメントを頂きましたが
プロ家庭教師は受験総合コーディネーターのようなものなのです。

生徒の伸び率を見積もるというのには
指導経験というのが大きいです。
沢山の生徒を教えて、その経験の蓄積によって
伸び率は経験的に分かってくるものだと私は思います。

日々生徒の状況は変わっていきますし
こちらの予定通りに100%やってくれる生徒もなかなかいません。
その動いている状況の中で
適切な戦略が求められます。
そこが家庭教師の一番の醍醐味であり、楽しみでもあります。
そのためには授業中にいかに生徒から情報を得るか
が大切になってきます。
生徒が問題に対してどうアプローチするか
考え方の癖やパターン、その他の基礎的な技術
あとどれだけの時間で
何ができるようになるのか
それを考えて合格最低点プラス10点をとる戦略解を導き出すのです。

考える内容が多いということで「多変数」
日々時間と共に変化する方程式ということで
「微分方程式」
受験はこの多変数微分方程式を解く
ということに集約されると思います。
戦略を変えるだけでも大体20%は上の点数を取れるようになります。

算数しかできない先生にみてもらっていると
その先生は算数だけを上げようと沢山宿題をだします。
しかし、
その生徒は本当は他の科目に力を注いだ方が
全体として高得点をとれるかもしれないんです。
その全体を分かっている人、という存在が受験では大切です。
受験ママさんのお返事になっているかどいうかわかりませんが
まずは志望校をきっちり決めて
その合格への戦略を練って勉強をした方がいいです。
漠然と均等に勉強をするのは
今の時期にはよくありません。
受験、頑張ってください[exclamation×2]
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プロ家庭教師田中

ターミネーター物理屋!お前はまだ懲りてないな。
お前のブログは面白いから毎日見てるよ。でもこれだけブログの閲覧者が増えてきたら書く内容も気をつけてほしい。物理屋は物理屋の指導方法で教えるのは勝手にしてくれ。でも、それを流布するのはやめてくれ。プロ家庭教師はお前みたいに仕事をすると思われたら大変だ。ほとんどの家庭教師は廃業するよ。皆、それぞれ生きている。共存共栄だ。お前は善意でそういう指導をしてるのかもしれない。それはそれでいいよ。でもそれをブログに書かれると迷惑する人がいることくらい考慮しろよ。
by プロ家庭教師田中 (2014-09-08 09:13) 

東大家庭教師友の会

田中先生に激しく同意です!!!
家庭教師で学生でそこまでのことはやる必要はありません。しっかりと授業ができればそれで十分だと思います。
プロ家庭教師でも私のように東大家庭教師でも
時給の相場は5000円~10000円、医学部受験などは更に高額になりますが
その範囲でやることは授業だけでOKだと私は思います。
個人契約ではない業者を介したプロ家庭教師は更に高額になりますが、その場合には業者やら何やらが
物理屋さんがおっしゃっていたことをするのだと思います。
最近は家庭教師業界でも低いレベルや、学生が指導する場合は価格破壊がおきていて時給3000円程度の場合もあります。
勿論指導も金額に見合ったレベルなので問題はないのですが
物理屋さんレベルの家庭教師が色々と
家庭教師の仕事を拡大していってしまうのは同業者に少なからず影響を与えます。現に田中先生はその被害者なわけです。
ブログではもっと勉強自体のことを書いてください。そうでないと
安く数をこなさなければならないプロにとっては死活問題なのです。
どうかご理解頂ければと思います。
by 東大家庭教師友の会 (2014-09-08 23:54) 

家庭教師いかりや

田中様および東大家庭教師友の会様へ。あなたたち二人のおっしゃっていることを生徒の親御さんが聞いたときどう捉えるでしょうか。「自分たちはプロだけど安い上物理屋みたいな輩がいると水準が上がって要求されることが多くなるからやめてほしい」。申し訳ないですがそれはプロとは言わないと思いますよ。プロの家庭教師とは生徒および親御さんの勉学における目標を叶えるため、そしてその手助けをできる限りやることが重要なのです。学生で家庭教師をしている方なら尚更生徒の気持ちもわかるはずです。家庭教師という仕事はただ学問を教えるだけでなく自分の鍛錬も必要とされます。あなたがたは物理屋さんの紳士な努力を真っ向から否定しその幼稚なプライドと無能さをひけらかしながら人様のブログを日々荒らしているわけです。いい加減やめてください。特に東大家庭教師友の会なんて東大の名を使っているのにもかかわらずこの体たらく、同じ大学の出身者として恥ずかしいです。
by 家庭教師いかりや (2014-09-09 10:18) 

塾講師M

もう不毛な議論はよそう。いかりやの言うとおりだよ。個人個人やりたいようにやればいいんだよ。
by 塾講師M (2014-09-09 14:45) 

受験ママ

大変参考になりました。物理屋さん、お忙しい中お返事頂きありがとうございます。
by 受験ママ (2014-09-09 17:37) 

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