SSブログ

八月の水の思い出 [雑感]

今年も
もう八月になりました。
受験まであと五、六か月です。
毎年同じようなことをこの時期に
書いているとは思いますが
本当に早いものです。

私の場合
一日一日は非常に長いような気がするのですが
後ろを振り返ってみると
時が過ぎるのは非常に早く感じてしまいます。
人生もこのように終わっていくのでしょうか。

まあ
これは大げさな哲学論ではなく
私の物忘れが激しいだけだと思いますが(笑)

八月になると甲子園が始まります。
高校野球をやっていた私にとっては非常に懐かしいです。
ただその懐かしさを感じ始めたのもここ二年くらいです。
それまでは甲子園があってもそれほど
何の感情も湧いてこなかったのですが
最近は地方大会からテレビでやっています。
甲子園に向けて炎天下の中
一生懸命戦ってる高校球児を見ると
何だか自分と重なり懐かしくなります。

私と同じ世代以上の人は皆そうだと思いますが
私の時代は部活の練習中
水を飲んではいけませんでした。
私の場合、高校はぬるい部活だったので飲み放題でしたが
中学の時はきつかったです。
特に夏はきついです。
部活は夏休みは毎日あります。
午前七時くらいから夕方六時までです。
昼休みが30分ありますが
その間に短い休憩はありません。

中一の時が一番きつかったです。
私の学校では中二までボールすら握らせてもらえません。
ただただ夏は朝から晩まで筋トレと走りこみと雑用と殴られるだけです。
夏休みまでに入部してきた8割以上の人が退部します。
他の部活の生徒からは雑用部だと揶揄されるくらい
自分たちでもこれが野球なのか何なのかわからなくなります。
私がやめなかった理由はただただ野球がやりたかったんです。
ボールを握って皆で練習して、試合をしたい、ただそれだけです。
そんな練習で水を飲まずに炎天下で一日10時間以上練習をすると
熱中症で倒れる人もでそうなものです。
先輩は先生が見ていないときに公然と水を飲んでいましたが
私たちがそんなことをしたら先輩からボコボコにされ
熱中症で倒れて病院に運ばれずとも、他の理由で入院加療が必要に
なります(笑)。これが冗談じゃないところが怖いところなのですが。
しかし、当然夏休みの練習は長かったので
水を飲まないでいると体調がおかしくなります。
初期はタオルに水を染み込ませておいて
それを時々吸ったり
(ぬるくてまずいです。)
ここでは書けないような方法で水分を身体に取り入れていましたが
だんだん中一の中でも苦しい練習の戦友といいましょうか
不思議な団結力が生まれて皆で協力して一日一人一回程度
色々なテクニックを駆使して、先輩や先生に隠れて水を飲む
方法を編み出しました。
その一回で水道の水をこれでもかというくらい飲みます。
それで何とか炎天下の中、倒れずに済みます。
それで何とか毎日の練習をしていました。

水を飲めるのは基本的には昼休みと練習終了後です。
私の時代はとにかく練習が終わったら
競い合うようにダッシュして水道へ駆け込み
水をガボガボ飲みます。
溺れるくらいに飲みます。
それがたまらなく美味しかったです。

中二のときも中三のときも水は飲めず
とにかく水が飲みたいので
知らないうちに普段から水や麦茶をがぶ飲みする
習慣がついてしまいました。
その習慣は恐ろしいことに今でも若干あります。
麦茶や水をペットボトルでガボガボ飲むと
非常に幸せな気持ちになるんです。

中学時代はそれ以外にも不思議な迷信があり
炭酸ジュースも一切飲んではいけませんでした。
そのせいでしょうか?
今の私は炭酸ジュースをこよなく愛しています。
味や爽快感などもありますが
何よりも飲める幸せを感じるんです[わーい(嬉しい顔)]

私の場合
夏がくると思い出すのは遥かな尾瀬ではなく
水を飲みたい
ということなんです。

nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 

nice! 0

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。

トラックバック 0