ハイレベルな質問 [英語学習]
先日、生徒から非常にハイレベルな質問をされました。
私たち日本人は刺身など生の状態で魚を食べます。
その文章「私たちは生で魚を食べます。」
というのを訳すとどうなるか?
という問題に対して
私は即座にWe eat fish raw.と訳しましたが
私の生徒はWe eat raw fish.と訳し
これでは駄目か?
という質問です。
これは非常にいい質問です
私にとっては当たり前でも
そうか
こういうことをしっかり突き詰めて教えなければならないんだ
ということを再認識させられた
いい質問です。
生徒には授業で答えてしまいましたが
同じような疑問を抱えている方もいると思うので記事にしました。
英語の形容詞は名詞を修飾する働き つまり a tall boyのようなものと
補語になる働き つまりHe is tall.のようなものがあります。
前者を限定用法、後者を叙述用法といいます。
形容詞によってはどちらかしか使えないものがあります。
今回の問題は限定用法内の問題です。
つまり名詞を修飾する際に
冠詞aと名詞の間に入って前から名詞を修飾するのと(例)a tall boyの
名詞の後ろから修飾する場合(例)something cold to drink
があるのですが、実はこれは意味が違います。
それを習っていなかったの生徒は分からなかったのだと思います。
一般に修飾語というのは
名詞の前からかかれば永続的な意味
名詞の後ろからかかれば一時的な意味
になります。
これが分かっていれば
例えば「親切な先生」というのは永続的なので
a kind teaher
「女子にだけ優しい先生」というのは特定の場合(一時的)なので
a teacher kind only to girls
となることも納得できりと思います。
入試で受験生が必ず習うpresentの①現在の②出席して
という二つの意味の違いも
この原則を理解していると、もはや必然的にわかります。
①現在の は永続的で
②出席して は一時的です
そうすると
the present members は現在の会員つまりこれからもしばらく会員で
ある人を表し
the members presentは一時的に、その場に出席しているメンバー
という意味になります。
他にも
the late teacher はず~っと遅れ続けている先生→亡くなった先生
になりますし
the teacher late for the classだと一時的に今日授業に遅刻した先生になります。
spoken Englishは永続的なので一般の「口語英語」を表し
English spoken slowlyは一時的にゆっくり話してくれた英語という意味になります。
ここまでくれば最初の質問 の答えがわかると思います。
「生で」食べるというのは食べるときの一時的状態です。
ですから後ろから修飾してWe eat fish raw が正解です。
因みにraw fishは永続的な表現なので「調理されてない魚」という
意味になります。
あ!ここで注意しなければならないのは
日本人は「rawなfish=新鮮」とプラスに解釈しますが
一般の欧米人は「raw fish=調理されてない魚=お腹をこわすかも」
というマイナスのイメージを持ちます。
ですから刺身については丁寧に他の言い方で説明した方がいいです。
最後に読者の皆さんに
復習問題です。
「熱いうちにスープを飲みなさい」を訳してください。
これは当然
Eat your soup hot. となります。
因みにスープは一般的に日本語で「飲む」と言っても
drinkではなくeatです。
まあ私の場合はカレーでもdrinkすることがありますが(笑)
私たち日本人は刺身など生の状態で魚を食べます。
その文章「私たちは生で魚を食べます。」
というのを訳すとどうなるか?
という問題に対して
私は即座にWe eat fish raw.と訳しましたが
私の生徒はWe eat raw fish.と訳し
これでは駄目か?
という質問です。
これは非常にいい質問です
私にとっては当たり前でも
そうか
こういうことをしっかり突き詰めて教えなければならないんだ
ということを再認識させられた
いい質問です。
生徒には授業で答えてしまいましたが
同じような疑問を抱えている方もいると思うので記事にしました。
英語の形容詞は名詞を修飾する働き つまり a tall boyのようなものと
補語になる働き つまりHe is tall.のようなものがあります。
前者を限定用法、後者を叙述用法といいます。
形容詞によってはどちらかしか使えないものがあります。
今回の問題は限定用法内の問題です。
つまり名詞を修飾する際に
冠詞aと名詞の間に入って前から名詞を修飾するのと(例)a tall boyの
名詞の後ろから修飾する場合(例)something cold to drink
があるのですが、実はこれは意味が違います。
それを習っていなかったの生徒は分からなかったのだと思います。
一般に修飾語というのは
名詞の前からかかれば永続的な意味
名詞の後ろからかかれば一時的な意味
になります。
これが分かっていれば
例えば「親切な先生」というのは永続的なので
a kind teaher
「女子にだけ優しい先生」というのは特定の場合(一時的)なので
a teacher kind only to girls
となることも納得できりと思います。
入試で受験生が必ず習うpresentの①現在の②出席して
という二つの意味の違いも
この原則を理解していると、もはや必然的にわかります。
①現在の は永続的で
②出席して は一時的です
そうすると
the present members は現在の会員つまりこれからもしばらく会員で
ある人を表し
the members presentは一時的に、その場に出席しているメンバー
という意味になります。
他にも
the late teacher はず~っと遅れ続けている先生→亡くなった先生
になりますし
the teacher late for the classだと一時的に今日授業に遅刻した先生になります。
spoken Englishは永続的なので一般の「口語英語」を表し
English spoken slowlyは一時的にゆっくり話してくれた英語という意味になります。
ここまでくれば最初の質問 の答えがわかると思います。
「生で」食べるというのは食べるときの一時的状態です。
ですから後ろから修飾してWe eat fish raw が正解です。
因みにraw fishは永続的な表現なので「調理されてない魚」という
意味になります。
あ!ここで注意しなければならないのは
日本人は「rawなfish=新鮮」とプラスに解釈しますが
一般の欧米人は「raw fish=調理されてない魚=お腹をこわすかも」
というマイナスのイメージを持ちます。
ですから刺身については丁寧に他の言い方で説明した方がいいです。
最後に読者の皆さんに
復習問題です。
「熱いうちにスープを飲みなさい」を訳してください。
これは当然
Eat your soup hot. となります。
因みにスープは一般的に日本語で「飲む」と言っても
drinkではなくeatです。
まあ私の場合はカレーでもdrinkすることがありますが(笑)
2014-07-20 06:29
nice!(0)
コメント(2)
トラックバック(0)
へえ~×100です。
私も大学までは英語をしっかりと学んだつもりでおりましたが、今回の記事のことは初めて知りました。
いかに自分の勉強が浅はかだったか…
大変勉強になりました。有り難いです。
夏の暑さに負けず夏期講習も頑張ってください!
by 某私立国語科教師 (2014-07-20 07:37)
海洋調査の研究をしているものです。
先生は二酸化炭素の増加による地球温暖化というモデルをどのようにお考えですか?
by ウミホタル (2014-07-20 20:19)