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原子核について [科学ネタ]

化学の授業や科学の本などで
色々な数値がでてきますが
それをしっかりと具体化しているでしょうか。

昨日授業をやっていて
案外そういう基本的なことが
抜けているのではないかと思いました。

例えば
昨日は原子の内部構造について
授業をしていました。

原子はかなりスカスカです。
ちょうど野球が始まるシーズンですので
野球で例えると
東京ドームの真ん中にパチンコ玉を置きます。
これが原子核です。
電子はどの辺にいるかと言えば
東京ドームの外周をノミよりちょっと小さいくらいの大きさで
回っています。
本当にスカスカです。
私達の身体はこうした原子、分子が集まってできています。
…とすると
私たちの身体もスカスカなはずです。
でも
道を歩いていて
スカスカで向こうが透けて見えるような人に出会ったことは
おそらくないと思います。
これは何故でしょうか?

スカスカである証明は
ニュートリノが証明してくれます。
私たちの身体には約1秒間に1兆個のニュートリノが通り抜けています。
これは私たちの身体がスカスカであるからです。
スカスカなのに物体として見えるというのは
一つには私たちの目の分解能の問題です。
これはわかりやすいと思います。
細かすぎて隙間が見えないので
スカスカな人に出会ったことがないのです(笑)
ただ実はこれは正確な説明にはなっていません。
もし仮に私たちの目の分解能が原子レベルになっても
その隙間は実際にはほとんど見えません。
これは量子論の問題を含んでいて
なかなか一般の方に分かるように説明しづらいのですが
正確さを犠牲にして分かりやすく言うと
電子が非常に速く動いているためにその残像で
スカスカには見えません。
もう少し正確にいうと
スカスカに見えるということは位置が決まることで
位置を決めにかかると
今度は電子の運動量が決まらなくなってしまうのです。

教科書に書いてあることを鵜呑みにするのではなく
疑問を持って具体化して
色々考えてみると本当に面白いと思いますし
科学の力もつくとおもいます。
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