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当たり前のことを当たり前にできるか [受験]

受験では当たり前のことを当たり前にできるかが大切です。
入試問題において難問が合否を分けることはありません。
各入試における最難関校でさえ、難問の比率は少ないです。
しかも、その難問は出題者のトラップであることさえあります。
難関入試にはもともとどうしても時間内に解けない問題というのが出題されます。
難関校では、時間内にどれだけ点数を拾えるかが合否を分けます。
出題者もただ入試問題を解くだけの力よりも、
その場の判断力
どの問題を拾いどの問題を捨てるか
という頭の良さも聞いてくるのです。

受験校が自分の力よりもかなりレベルの低い場合はこのような
問題は起きませんが
大抵の方が自分と同じレベルか
それよりは少し上のレベルを受けると思いますので
その中で点数をいかに取れるかという技術が必要になってきます。
このような技術は模試や過去問演習で鍛えればいいと思います。
普段の自分の勉強の時はしっかりと力をつけることに専念すべきです。

私がこの仕事をして驚いたのは、
多くの人の成績が伸びない理由が
標準問題を素早く確実に解けないという点にあるということです。

特にここでは数学(算数)を例にあげて書いてみたいと思います。

難問について結構勘違いされている方が多いのです。
(なぜこのような誤解がもたれるのか不思議なのですが…)
難問といっても
試験当日にアイデアが降ってきてその問題を解けるような問題は出題されません。
難問は一見難しいのですが 何かしらの解釈をすれば それは標準問題に帰着します。

この解釈の方法はいろいろと勉強しなければなりませんし
私の難関校向けの授業も
様々な解釈のアイデアを提示することが中心になります。

ところが偏差値70の壁を超えられない人は
解釈はできるようになって、標準問題に帰着できても
そこからが解けないのです[がく~(落胆した顔)]
これは、偏差値70を超えることばかりに気を取られて
応用問題や難問にばかり演習時間を取ってきて
標準問題に対する演習が不十分だからです。

まずは本当にテスト点数を取りたかったら
まずは標準問題演習を徹底的に
穴がなくなるくらいにやるべきです。
そうすれば、難問の壁など大したことはありません。
ところがやや勉強ができるレベルにいて
伸び悩む多くの人が、上ばかりをみて足元が見えてないというのが現状なのです。
標準問題を完璧にできて、難問に歯がたたないということは
学問の体系からいっても絶対にあり得ません。

また入試本番でも多くは標準問題と言われる問題なのです。
東大の理系数学を見ても大問6問中4問は必ず標準問題で
その中の2~3問を解けば大抵の学部には受かってしまうのです。

結局、いろいろ私が生徒を見てきて分かるのは
伸び悩む人ほど、高いレベルの問題に手を出し過ぎて迷走し
勉強ができる人ほど標準問題を確実に解くトレーニングをしているのです。
当たり前のことを当たり前にしっかりできるかが
一番大切だと思う今日この頃です。

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