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中学入試勉強法(低学年編)No1 [受験勉強中学入試]

今回は中学入試に向けて
小学校1~3年に何をすればよいかを書いてみたいと思います。
2月16日のブログで書いたように
中学入試は努力によって、様々な可能性が広げられる入試です。
ただ小学生は成長度や性格など個人差が大きいので
そこをうまくコントロールできるかが鍵となります。

小学校1~3年の期間は植物を育てることに
例えれば、いい土を作る期間にあたります。
どんなにいい種でも、どんなに水や養分を与えても
砂漠に花は咲きません。
そういった意味でこの土壌をつくる期間はとても大切です。

まずは授業にしっかりと集中する。
これを何年生までにできるようになるかによって、
受験の結果は大きく変わってきます。
ただ、生徒によっては成長度が遅くなかなか集中力が
つかない子もいます。
そこで決して厳しくしかり過ぎない方が得策です。
叱ることによって、勉強自体が嫌いになる子が多いからです。

勉強は何よりも継続が大切で
中学入試で全ての勉強が終わるわけでもありません。
長い長い勉強のスタートですから、
長い目で見てあげることが大切です。
勿論日常生活のしつけは厳しくした方がいいと思いますが
勉強の出来不出来に関してはあまり厳しく叱らない方がいいと
思います。
まだ、勉強自体がどのようなものか分かっていないからです。
訳の分からないことで厳しく叱られると、トラウマになります。
叱られる理由が分かれば、そんなことにはなりません。
ただ、授業に集中できないのは人の話を聞けないということ
ですので、その点の注意は必要だと思います。

私の授業は小学校1年からみる場合は
基本的には
小学1年 週一回90分
小学2年 週一回90分 90分集中できるようになったら、週2回
              に移行。個人差があるのですが早い子
              で夏休み終わりからです。
小学3年 週二回90分
で授業をします。
なるべく早い段階で公立レベル位の
1~6年生の国語算数は教えてしまいます。
これは早く理科社会を始める為です。
4教科で受験される方は、
早い時期に理科社会を始めた方が圧倒的に有利です。
予備校などでは4年生からスタートしますが
理科社会の授業自体が少ないのでなかなか進みません。
ですから塾中心の学習で来ている人は、理科社会がどうしても
相対的に弱くなってしまいます。

基本的な内容は早く進めた方がいいのですが、
早く学習するうえでネックになるのが漢字です。
早い子は小学2年生の終わりには
公立レベルの小学6年生まで進むのですから、
小学2年の終わりに小6年レベルの文章を読んだり、
算数の文章題を解くには、漢字の力が不可欠です。
ですから、毎日コツコツと漢字と計算練習はやらなければなりません。
このプランで小学3年生の半ばくらいには理科社会をスタートするのが理想です。

ただ、このプランは繰り返しになりますが
あくまでも理想で、なかなか予定通りに進まないのが
中学入試でもあります。
三年生までにしっかりと身につけておく技術は
小学6年生までの基本と
ノートをしっかりと書け力
漢字と計算力
そして、授業に対する集中力です。
この期間で身につけた基礎力が、咲かせる花を大きな
ものにしてくれます。

(オマケ)
長くなりましたので今回はこの辺で終わりにします。
この話には続きがありますのでお楽しみに[exclamation×2]

受験勉強について(中学入試) [受験勉強中学入試]

中学入試は時間をかければ
能力にあまり左右されず
大抵の学校には入れる入試です。

それは問題自体が
才能や能力を問うようなものはでないからです。
これは、他の高校入試や大学入試でも言えることですが、
中学入試においてもっとも顕著だと言えます。

簡単にいうと中学入試の算数の問題は
中学二年生位になれば
中学受験経験のない子にも解けてしまいます。
また、大人になって受験勉強から離れていても、
大抵の算数の問題は解けてしまいます。
これが、大学入試の問題になるとそうもいきません。

ですから、中学入試で非常に高い偏差値をだして
難関校に合格したから
大丈夫かというとそんなことは絶対にありません。
中学入試では有名校に入れても
その後どんどん成績が落ち
大学入試の頃には偏差値50の大学にも入れない
というのはよくある話です。

つまり、中学入試での合格=その人の能力
ではありません。
難関校に入ると親も安心して
勉強も本人任せ
入った本人も自分が勉強ができる、頭がいいんだと錯覚をおこし
勉強しなくなります。
勉強しなくて成績が落ちていっても
難関校に入っていれば安心だという気持ちが
親のチェックを甘くし
生徒が自分自身の本当の力を見誤ります。

その結果先程のよくある話になるのです。
そうならない為にも
中学入試の結果とその子の能力には
それほど大きな相関関係は
ないんだということを肝に銘じてください。

これらのことを逆に考えれば
中学受験ほど奇跡が起こせる
チャンスの大きな受験はありません。
勉強の方法によっては
誰にでもチャンスがあります。
いい学校に入ればその後の学習環境は一変します!
思春期は周囲の影響を大きく受けて
自己を確立する大切な時期です。
その思春期をどのような環境で6年間過ごすのかは
非常に大きな問題だと思います。

このブログでは
中学入試に向けてどのような勉強をしていったらよいのか
について
大まかな学年別に書いていきたいと思います。

具体的な方法論は受験する学校によって変わりますので書けません。
ただ、受験する学校によって最善の方法というのはかなり異なります。
そこが集団授業ではなかなか対応しきれないところです。
ですから今の個別指導ブームがあるわけです。

私も授業をする際には受験する学校によって
また、その子の特性に合わせて授業を変え、
最も向いているであろう学校を紹介しています。
また、私は中学入試の指導の際も
常にその先を考えて指導しています。
大学入試や大人になって不可欠な力をつける
という視点が一番大切だと思います。
そういう観点から考えて
中学入試の塾がほとんどその場限りの
実績を残すだけの
指導に終始しているのを悲しく思います。


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