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英語のニュアンスを正しく学ぶ [英語学習]

先日
元生徒で東大を出て研究者になり
現在オーストラリアに住んでいる
生徒からメールが来ました。
東大医学部を出たのですが
医学が暗記ばかりで下らないという
理由で
アメリカの大学院に行って
今は応用化学の研究者になってます。

色々オーストラリアの面白話も
書いてありました。
ほとんどの人が裸足で
外を歩いてるらしいです。
ショッピングモール等でも。
飲酒運転は普通に皆やってるとか(^0^;)

その中で
私も生徒の英語の授業で教えていますが
be in troubleって
学校では「困ってる」と習うららしいのですが
パッとこれを聞いたら
かなり深刻なことだな?って私なら思います。
警察沙汰とか誰かを妊娠させたとか……
警察に追われてる立場の人が使うような
結構重い言葉です。

それを間違えて使ってしまって
色々問題が……という話が書かれていました(笑)
そりゃそうだわな[あせあせ(飛び散る汗)]
勿論使う人、国によって違うかもしれませんが
一般的なニュアンスとしてそうです。

財布を盗まれたとか
車が壊れたとか……
そういうレベルで使う言葉ではないです。
普通にupsetとかまあworriedでOKです。

こういうニュアンス系が
日本の英単語の本では大変な
ことになっています。

生徒の英作文を見ていて
こりゃないだろ~~~~系文章って
結構あります。
まあ……そう習ってきてるので
仕方ないですが。
普通に生きた英語を使っていたら
ありえへん間違いが……。

昨日も生徒に言われたんですよね。
先生
even if =even though 「たとえ~でも」
って
学校で習ったって[たらーっ(汗)]
そのときの文章とは違いますが
I will go abroad even if it is expensive.
たとえ物価がたかくても、わし海外に行くねん。
という文書です。

確かに……
「たとえ~でも」って間違いかといわれれば
そう訳せることもあるので
間違いではないのですが……
まあただ絶対「=」ではないです(笑)

正確なニュアンスは
まずはeven if ですが
これは使う人がそのことについて「確信がない」場合です。
よく知らない、5分5分の可能性。
I will go abroad even if it is expensive.
の場合は、実際は物価が高いかどうか知らないけど
自分は海外に行くんだということです。
聞く側としては
even if以降は話者がそんなによく知らないけど……みたいな
感じになります。

それに対してeven thoughは
though「けれども」を強調した文章なので
I will go abroad even though it is expensive.
話者が
物価は高いのは知ってる
でも、敢えて自分は行くんだ!という意味です。

ですから
この二つは全く=ではないです。

東大合格をするのは難しいことは知ってる
それでも敢えて自分は挑戦するんだ!
っていうときは
当然even thoughです。

日本の英語教育の良くないところは
こういうニュアンス系を
しっかり教えないことです。

そのせいが
生徒がbe in troubleしちゃうかも(笑)
なのです[わーい(嬉しい顔)]
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