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概念と概念の垣根(前編) [科学ネタ]

先日
夕飯の買いものをして
おりましたら……

ジャンボ焼き鳥

なるものが売っていて
思わずそこで足を
止めました。

別にジャンボ焼き鳥が
食べたかった訳では
ないのですが(^0^;)

そのジャンボ焼き鳥「なるもの」
どこからどうみても
普通に大きな
鶏肉を焼いて
串を刺しただけなのです……

まあ
何が言いたいかと言えば
普通に売っている
鶏肉の焼いたものに
串が刺さってるんです
無理矢理感満載で(笑)

これを
焼き鳥と呼ぼうが呼ぶまいが
人の自由で
おそらく焼き鳥の正式な定義など
ないのでしょうが
私達が皆
「焼き鳥」と思い浮かべて
頭に描く
「あれ」です。
その概念から言えば
確かに
ジャンボな焼き鳥です

でも
普通に名前を見なければ
つまり
「ジャンボ焼き鳥」と書いてある
札を見なければ
誰もが普通の焼いた鳥料理なのです。

こんなのありなのか?
ということを
私は言いたい訳ではなくて
実は私達の構築してる
世界
科学はこういうものだと
いうことです。

人間が描きたいイメージで
分類をして
それをあたかも自然の真理で
あるかのように
今の科学は扱っておりますが
それは全く違うということです。

私達は
焼き鳥はこういうものであるという
頭に共通のイメージがあって
その中で
ジャンボな焼き鳥という
名前をつけて
そのように扱ってるだけです。
焼き鳥の世界で見れば
これはジャンボな焼き鳥でしかないの
ですが
私達は他の料理を知ってますよ
だから
そういう視点から見ると
これって
普通の焼いた鳥料理じゃない?
という見方もできるんです。

こういう
ある意味ミスリードが
商売に使われたりもしますが……

私達は
自分たちで決めた概念
イメージの中でしか
ものを考えることができないため
その中で
その世界で成立しうることは
全て正しいと思ってしまうんです。

これが実は
先日書いた
私達は今ある科学を最高のものだと思って
しまうが
100年後の未来から見れば
間違えだらけというお話の一つの答えです。

生徒から質問を受けたんです(笑)

今ある科学とかそういうものが
覆るような気がしないんですけど?って

それは18世紀の人も
19世紀の人も
そして20世紀の人も……ずっとそう

ある決まった枠組みの中でしか
考えられないので
そりゃ正しく思えるだろう
というお話です。
でも実はその枠組みは私達が
買って決めた
「焼き鳥」なのです

(つづく)

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