SSブログ

同業者さんへ [コメント欄の質問の答え]

●生徒の自主性に任せると言いながら
結局話し合いをして
自分のやり方を押し付けてるのでは?
これが矛盾しているのではないか?

というお話ですが……

そういう問題ではないです。

A君という生徒がいた場合
A君は受験が初めて、もしくはよく分かっては
いないから
成績が良くない、だから私が頼まれている訳で
どういう風に改善していったらいいか?

私は当然A君にアドバイスをします。

例えば東大を受けたいと

その時のA君にあった戦略
私はこういう勉強をしていったら最短距離で
合格できるのでは?とかそういう提案をして
A君が、それを実行できるかどうかを聞きます。

これはなぜ
こんな細かい話し合いが必要になるかといいますと
客観的に見たとき
例えば極端な例として
「英単語を1日1000個覚えないといけない」
と私の中で結論がでたとします。
A君は暗記が得意だと言ってるし
暗記する時間も学校生活の話を聞いてみたらある……等々で

そうしたらA君に相談する
英単語1日1000個やった方がいいと思うけど
どう思う?出来る出来ない
やりたいやりたくない
もしくは本人はどう思っているか?
それをやることによって
普段自分がやっている勉強にどういう影響を
及ぼすか?とか
(1日の勉強が英単語だけになってしまうとか)

そういう意見のすりあわせとか
A君がどう思ってるか?とか
そういう話し合いは結構します。
これは全く私の考えを押しつけて生徒に
やらせているわけではないです。

私から見ましたら生徒の1日の生活とか
学校での宿題量、自分の勉強にかけられる時間
得意不得意、やりたいことやりたくないこと
どういう方針で勉強してるのか?とか
そういう諸々が全く見えないのです……
これは
色々と生徒の受験までの時間や
受験校諸々を考えていく上で
必要不可欠な情報なので
必ず聞くようにしているだけです。

私もそれを聞いて
じゃあこうしてみたら?とか
英単語1000個がキツい、出来そうにないと
言われましたら
第二案第三案を提案したりします。
無理だと言われても
まずは実験してみない?とか

それらの中から選ぶ
もしくは
生徒自身が選んだ方法
で実際どれを
実行するかは生徒の自由です。

話し合っていても
生徒の事情を全て分かるわけでも
勿論
生徒が全ての事情を話してくれる
わけでもないので

それで生徒が
自分で選んだ方法を実行して
2か月とか1か月とか
経ったら
私も授業をしながら、実は問題を解いて
もらってその中で確認をしているのですが……

それで
あれ??ちゃんとやってるのかな??
話し合ったこと……
とかそういう疑問があったら
また角度を変えて話を聞きます。

質問されているような
「生徒に全て任せる」
「好き勝手やれ」
これは自主性ではないと私は思っています。
そもそも
生徒はどういう風に勉強していったら
自分が東大に受かるのか?
それが分かっていません。
それを私は経験上分かってるので
色々アドバイスをするわけで……

それを実行するしない
他の方法の方が自分であってるとか
もろもろ
これは生徒の自由、自主性であります。
それ自体に私はとやかく言いません。

ただ生徒が
ある作戦
英熟語1日300個を選択したとします。
そしたら
今度はその作戦の中で
私が英文も一緒に読んだ方が効率がいいのでは?
とか
熟語って実際最近はあまり問われないんだとか
出ても何点くらいだ……
みたいな色々な情報は生徒に投げます。

英熟語300個を止めて絶対英単語1000個をやれ
みたいな話はしません。
本人が納得をして、覚悟を決めて英熟語300個を選んでいる
わけで……
それについては
私はそれ以上の文句も何もいいません。
生徒の選択なので。

ただ、選択の中でこういう方法があるよ
とか
そういうものを提示するのは
プロ家庭教師のお仕事(笑)ではないでしょうか?
これは別に生徒の自主性を奪っているわけでは
ないです。何を実際にやるか?は生徒の選択なので。

ただ……確かに
これはぜったいあかん、というものに
ついては
注意、警告はします。
英単語をやりたくない、一切やらない
みたいに言われたりです。
これを言われたら
合格確率0%になるというもの
これについては絶対にいいます。

関係ないことをしすぎてしまう場合もです。
1日の勉強ノルマ
「毎日お皿を数えることにする」
とか
言われたとします。
流石にそれは皿を数えても
受験にならないよ、やめよ~よと言います。

でも、こんな関係ないことを
生徒が主張するというのは
生徒が勉強に対してやる気がない
第一志望校に受かる気がありませんよね?
そういう生徒はそもそも
お引き受けしません。
ですから、こういうトラブル自体が
発生しないのです。

そもそも
受験勉強を生徒にさせる正当性なんて
私には一切ないですし。
やるやらないを生徒と議論したら
簡単に論破されます。
受験と関係ない生き方の選択しなんて
無数にあるわけで
受験に正当性なんてないです。

ですから、そもそもそのレベルで
私は人と議論したくないです。
意味もない。時間の無駄です。
だって
プロ家庭教師を頼まれるということは
そもそも受験が必要だと思っている
どうにか合格をしたいと思っている……
もろもろが
全部前提として担保されてないと……。

そこからの話ですよね。

桃太郎は鬼ヶ島があるから
話が成立するわけで
そもそもそれが鬼ヶ島ではなく
ディズニーランドなら
桃太郎である必要性なんてないんです。

だから俗に言うやる気のある生徒しか
私は募集してません。
それが前提としてないと
どこから遡って話をするの?みたいになります。
勿論、人間なんて気分屋で
やる気が持続しないこともある
そういうときは励ましたりもしますし
色々しますが……

最終的にやるやらないを含めた
全ては生徒の自主性であって
それは私が最優先しますし
自分のやり方を強制してその方法に
矯正することはないです。
アドバイスはします。
プロ家庭教師としての

そういうことで
別に矛盾しているわけではないです。


nice!(1)  コメント(2) 

nice! 1

コメント 2

同業者

長年やっていて
引き受けなきゃ良かったと
思うことありますか?
毎年生徒さんを選抜してると思いますが
by 同業者 (2022-07-10 01:04) 

物理屋hν

それはほとんどないですが
去年初めて思いました。
by 物理屋hν (2022-07-10 01:07) 

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。