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書かざるを得なくなった記憶の話 [雑感]

基本的に私は質問には答えないですよ〜。
授業で忙しいので。
あと
基本勝手に考えてることなので
参考にする程度で、各自本当は勉強してくださ〜い(笑)
私はエングラムセルですらネット検索にかけたことがないですが(笑)

一応書いたので
残りの質問に答える感じで記事にしますね。

脳の神経細胞をニューロンと言います。
ニューロンには興奮系(膜電位を上げる)
と抑制系(膜電位を下げる)があって
一個のニューロンは数千のニューロンから電気信号もらい
それがある閾値を超えると発火して
次のニューロンに情報を伝えます。

あ、記憶には大まかに二つの場所が関わってると
考えられています。
他にもあるかも知れないですが。

それは海馬と扁桃体です。
海馬で記憶を作ったり取り出したりしていて
海馬が壊れるとエピソード記憶が作れなくなります。
また
扁桃体は感情の記憶に関わる部分で
恐怖体験とか(表現が学問的に不適切ですが)

実は
記憶って思い出せるか?
勝負なんです。
勉強でもそうですよね…読んだはずのものが…
(^◇^;)
思い出すことを
脳科学で想起と言いますが
想起できるかどうか?が非常に大切です。

どういう風に想起されるのか
私なんて過去は捨てていくタイプの人間なので(笑)
ほとんど過去の生徒のことは覚えてないですが
(ごめんなさい)
授業中、今教えてる生徒の解く問題とかで
さっと昔が想起されることがあります。

記憶によって発火したニューロンもやがては
元に戻るのですが、
記憶は痕跡
これをエングラムと言いますが
を残します。
ですから記憶が保持できる。

そして、これに関してエングラム細胞というのが
存在することが発見されています。
2、3年前だったかなあ。曖昧な記憶(笑)
これによって
ちょっと考えるとわかりますが…
記憶を人工的に呼び起こすことが可能だと思います。
多分、扁桃体の記憶と紐付けするとやりやすいと思います。
これによって
エングラムセルをいじれば記憶の想起を
自由にできるのではないか?という
ことが考えられます。
これはもうできてるかも知れないですが
すみません、最近追いかけてもないので
2、3年は経ったので
流石に科学者も何かしてるでしょ(笑)

私の理解が正しければ
必然的に、経験してない記憶を作る
ことができるはずです。
扁桃体でやる理由は、
新しい記憶の結びつきが作りやすいんです。
感情記憶だと。特に恐怖系は。

人間の記憶って本当にあてにならない
いや、脳自体
意識は架空の捏造したストーリーだという話を
つい最近書きましたが
過誤記憶というのがあります。
あまり専門用語を使うと小学生から苦情が来ますので
前回は、錯覚と書きましたが
これは
うそをつくのではなく
間違えた記憶を人間は作りあげてしまうことです。
よくある事件の目撃証言。
これほどあてにならないものはないです。
目撃証言は全くあてになりません。
アメリカで目撃証言のみで
有罪だった人のなんと!
75%が後に無罪だと言うことが判明しました( ̄◇ ̄;)

ですから私なんて
自分の記憶は全く信じてない(笑)
女性と言った言わない意見が食い違ったら
私が間違えたことにします、なんでも(笑)
一般的に女性の脳の方が記憶力は優れています。
個人差はありますが。
海馬の大きさが大きく
脳梁が幅広いです。
ですから私は逆らいません(笑)
まあ本当は結構性別
つまり生殖的な分類と噛み合わない部分も多いです。
分かりやすく男性脳、女性脳とか読んだりします。

書いてるうちに眠くなってきました…
(笑)
そろそろ終わりたい。
この記事。
書き出して思いました
キリがない!

えーっとそうそう
人工的に
記憶を作るというお話
記憶を
想起させる
というのは今後、非常に医学的に期待ができる分野です。
例えばうつ病って
楽しかった記憶を想起できなくなってる病気と
言い換えてもいいのですが
それを外部から想起させることができるとか
(注:うつ病が治るわけではないです!うつ状態から
非うつ状態へ移行できる)
もしくはアルツハイマーの治療とか
興味のある方は是非その道にお進み下さい。

でも…忘れた方がいい記憶って
ありますよね(笑)

ああ、そうそう質問にあった
オプトジェネティックスは、まさにこれに関係があります。
普段はこんなめんどいの書かないよ〜。
今日はサービス。
遺伝子操作の基本って、遺伝子を導入して
本来は持っていなかったタンパク質を細胞に発現させることなんです。
オプトジェネティックスでは
光に反応するタンパク質、
ロドプシンってありますよね。
その遺伝子を使います。
ロドプシンは、動物の視細胞で働くタンパク質で、
メタノールを飲むと失明したり亡くなったりするのは
ロドプシンを変性するからです。
ロドプシンは光に反応して分子の立体構造を変えます。
…で、ここからが大発見だったのですが
古細菌の持つロドプシンの中に
イオンチャネルとして働くチャネルロドプシンが見つかったのです!
どういうことかというと、チャネルロドプシンを特定のニューロンに発現させると、
光を当てるだけで膜電位を上げ下げできるわけです。
つまり
光でニューロンを操作できるようになるということです[ぴかぴか(新しい)]

これが記憶をいじることができるブレイクスルーに…
ダメだ…
明日早いので寝ます。

これからしばらく忙しいので
日々の愚痴を書いて繋ごうかと思います(笑)
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真島

ブッチーさーん
科学ネタ面白いので
疲れてても書いてー
by 真島 (2020-10-04 08:12) 

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