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合格判定は気にしなくていいです [受験]

模試の合格判定を過度に気にしすぎてしまう方が
いますが
模試の合格判定は一切気にしなくていいです。

模試の判定自体があまり当てにならないということがあります。
本番と受ける母集団も問題も違い
採点基準もまったく違う模試を元に合否を考えても
しかたないです。模試が良かったから本番もいいとか
模試が悪かったから本番も悪いとかそういうことはあまり関係ありません。
作る側もそれは百も承知で
ただ模試をやるよりも判定をつけた方が
沢山の人が受験してくれて予備校側が潤うというのが第一の理由です。
模試が良かったから本番も受かるなどと考えられたらそれはそれで
困るというのが本音だと思います。
模試での成績はもし仮にその模試が本番だったらという想定なので
模試が本番でない以上判定や結果を気にしなくても構いません。

また
模試にはどうしてもそれを作った主催者の塾等に通っている人が有利になります。
これは当然のことです。塾では確認テストの意味合いが大きいですし
もし仮に外部生に上位を独占されようものなら
その塾の信頼性は大きく揺らいでしまうからです。
ですから直接出る問題等は教わらなくとも
内部生が圧倒的に有利になるようになっています。
それで合格判定をやっても、その内部生の精神的安定のためにはなりますが
実質的に判定はかなりのバイアスが入ったものになってしまっています。
逆に言うとあまり内部の模試ばかり受けるのではなくで
外部の模試も受けた方がいいです。

模試は結果や判定よりも
自分のできるべき問題を時間内に知らない会場で
どれだけ出来たか、という点に注目すべきです。
自分の実戦力はどれくらいかということです。
そして弱点がみつかれば更に模試の効果は増します。
その問題点を直していけば合格にどんどん近付いていくのです。

実際
私が今まで見てきた生徒の中で
第一志望に合格した生徒で
模試がA判定だった生徒などおそらく5%もいません。
大体C~E判定のまま受験になります。
E判定ならば絶対に落ちると勘違いして
その学校を受験するのをやめたいという生徒もよくでてきますが
私が力はよくわかっていますので
本当に駄目そうな場合はやめた方がいいといいますし
大丈夫そうな場合はそれでも受けるように薦めます。
過去問演習で一度も合格したことがない生徒が合格するということも
本当によくあります。
要はピークを本番に合わせて
本番で合格点をとればいいのです。
それが出来そうか出来そうにないかは
長年生徒の問題を解く姿をみてくればはっきりとわかるのです。

模試のA判定で安心するのもよくはないですし
E判定で過度に落ち込むこともよくないのです。
判定に感情を持つことが一番意味の無いことですし
合格から遠ざかることだと思います。
それよりも自分が受けてきた模試の問題点を明確化して
それを徹底的に直すことが大切です。
その作業をしっかりやって本番を迎えられれば
模試で何判定であろうが合格します。

模試は判定を出してもらうために受けるものではないですし
そのいい判定を集めたところで本番に受かったわけではありません。
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