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今年のノーベル物理学賞 [科学ネタ]

昨日、今年のノーベル物理学賞が発表されました。
ソネットのニュースをコピペすると以下のような
結果となりました。

「スウェーデン王立科学アカデミー(Royal Swedish Academy of Sciences)は8日、2013年のノーベル物理学賞を、「神の粒子」と呼ばれる「ヒッグス粒子(Higgs Boson)」を理論化した英国のピーター・ヒッグス(Peter Higgs)氏とベルギーのフランソワ・エングレール(Francois Englert)氏の2人に授与すると発表した。

選考委員会は、「素粒子の質量の由来を理解することに貢献したメカニズムを理論的に構築した」業績に対して賞を授与するとし、「このメカニズムは、予測されていた基礎粒子の発見を通じて近年確認された」と付け加えた。

ヒッグス粒子はビッグバン後の宇宙の物質に質量を与えたものとして、1964年にヒッグス氏によって理論化された。

昨年7月4日には欧州合同原子核研究所(European Organisation for Nuclear Research、CERN)が粒子加速器「大型ハドロン衝突型加速器(Large Hadron Collider、LHC)」で「長年探求されていたヒッグス粒子と一致する」粒子を発見したことを発表していた。」

ヒッグス粒子が発見され、それが正式に今週論文で発表されましたが
これは理論物理学にとって非常に重要なことです。
また一歩私たちが真理への扉に近付いた感じです。

まあ
ただ…
物理学者というのはせっかちなものでほとんどの人が
ヒッグス粒子はあるものとしてどんどん自分の理論の「妄想」
を広げていくわけです。そのように理論物理学は進んでいき
かなり後追いで実験で正解がでます。
それで間違えていたら、普通の方はショックを受けるのかもしれませんが
物理学者というのはせっかちかつ準備がいいので
もしある地点で自分の理論が間違えていた場合の準備もしてあります。
もし間違えていればその地点から考えなおせばいいわけです。
そういう夢想をどんどん続けて
私たちは何もので、世界がどうあるか、宇宙はどのようなものか
それを捉えようとするのが理論物理なのです。
小さな蟻が地球が丸いことに気がつくくらいの難易度ですが
それを可能にするアイデアを私たちは常に考えています。
革命的な発想の転換があれば
蟻も「地球は青かった」と言えると私は信じています。

完全に題名と話がそれましたが
ヒッグスさんも84歳ですか。
理論物理は理論があり、実験によって確認されて初めて
認められます。現在の実験は5,60年前の理論を確認していますので
理論物理学者はかなり長生きをしないと賞がもらえません(笑)
…といってもおそらく物理学者で賞が欲しいなどと思っている人は少なく
自分の理論が正しかったかを見届けたいというのは一番なのだと思います。
それには
尚更長生きが必須なのです。
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