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考えすぎないテクニック [受験]

今日
私の生徒二人が受験です。
徐々に第一志望の入試も近付いてきました。
いい流れで本番を迎えるためにも
今日の入試は頑張ってもらいたいです。

生徒の一人は昨日かなり緊張していました。
受験する学校の国語の平均点が高いため
自分の良さが活かせないのではないか?
平均を超えるためにはミスは許されないから
どうしよう
とかなり心配をしていました。

こうなると試験前に精神的に負けてしまいます。
ですから、色々な話をして
とにかく自分の力を発揮することだけに
集中するようにアドバイスをしました。

例えば
道路にある白線を10メートル
足を踏み外さないように歩け
という課題があったとしたら
それは誰でもできる簡単なことです。
ところが地上100mのビルとビルの間に
かけられた同じ幅の10メートルの白線だと
ほとんどの人が恐くて渡ることができません。
それは、落ちたらどうしよう
落ちたら死ぬと
否が応なく考えてしまうことによって
足が竦むからです。

これが受験にも言えます。
普段なら簡単に解ける問題も
人生がかかった入試だと解けなくなります。
他の人は皆優秀だから自分もいい点数を絶対に
取らなくてはいけないとか
余計なことを考えることによって
普通に白線を渡ればいいものを
地上100mの白線を渡らなければいけないものに
してしまうのです。

人間の精神の力は非常に強いです。
麻酔なしで催眠術だけで手術を受けても
何の痛みを感じない人もいますし
薬は
効くと思うプラセボ効果がなければ
あまり効きません。
砂糖の塊を非常によく効く頭痛の新薬だと
医者が処方して
それを信じて飲めば、大抵の頭痛は治ってしまう
という実験もありました。
本人が思いこめば、ある意味何でも薬になります。
それくらい精神の人体に与える影響は大きいです。
様々な病気の一番の原因は精神的なものです。

ですから
何か嫌なことをやる前には
そのことについて色々と考えない方がいいです。
やる前に精神的にやられてしまうのです。
やればなんとかなると思って
やってから苦しんだり、耐えたりする方が絶対にうまくいきます。

私も1月21日から2月25日まで休みがなく
仕事の予定があり
それを今までこなしてきたわけですが
先のことを考えず
今を一生懸命やるように心掛ければ
なんということなく、できてしまうわけです。
それをやる前からつらそうだ、無理そうだ
一週間に一度の休みでさえ
体調が悪くなったり、辛かったりするのに
そんなにもつだろうか?
と悶々と考えたりすれば
やる前から精神的にやられて
絶対そのことを達成することはできません。

高校生の頃
体育で8㌔走ったあとに
その日の部活で20㌔走らなければいけない日がありました。
その大変さを前日から考えると
精神的に参って絶対に学校に行きません。
ですから走り始めるまで
そのことは忘れて、走り始めたら精一杯やればいいやと
思っておきました。
そうしたら
自分が色々考えていたより
やってみればそんなに大変ではなかったです。

受験においても全く同じです。
先のことや様々な可能性について
普段考えることは大切なことです。
ただ、本番が近付いてきたら
わざと何も考えない方がいいです。
自分の力を出し切ることだけを考えればいいのです。
あとは何とかなるだろうと
ごちゃごちゃ考えないのも
自分の力をだしきる
大切なテクニックなんです。

このような話をして
生徒を送り出しました。
自分の力をだして
もし落ちたら私の責任だから
自分を恨まず、私を恨んでくれと言ってあります。
自分のやるべきことをしっかりとやってきて欲しいです。
そうしたら合格できる力はついていますから。
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