数字の説得力恐るべし~模試の合格率?~ [受験]
数字には妙に説得力があって困ります。
特に模試の合格率には困りものです。
このせいで受験を失敗するケースが本当によくあります。
模試の合格率ほどあてにならないのに、説得力のあるもの?はありません
これは本当に不思議なのですが、
模試の合格判定、合格率を鵜呑みにしてしまう人がいます。
これによって入試に与える負の影響力は甚大です。
模試の合格率と本番の合格の相関関係がないことは
どの模試の前年度合格者の実績をみても明らかです。
中学入試、高校入試、大学入試の順番であてになりません。
直前一ヶ月前に行われる各学校に準じた模試と
その模試を受けて実際に本番で合格した人のデータを
私は毎年見比べていますが、
その二つに相関関係があったためしなどありません。
特に学校の偏差値が高くなれば高くなるほど、相関関係はなくなります。
まず~学校(難関中学、高校、大学)模試において
偏差値70以上、合格率80%以上の四人に三人は落ちます。
(実際は合格率25%でしかありません(笑))
逆に偏差値40以下、合格率30%以下の人でも五人に一人は合格します。
実際は一番合格者をだすのは偏差値55前後、合格率40~60%の人です。
このことからも模試と本番の相関関係がないことは明々白々なのです。
ところがその事実を毎年毎年
生徒や御父兄に訴えてもなかなか理解していただけません。
私より合格率80%という数字の方が残念ながら説得力があります。
合格率ということで言えば
まだ模試で合格率が低くでたほうが望みがあります。
合格率が低い人は私のアドバイスを聞き入れてくれるからです。
合格率80%以上の人は本当に危険なんです。
実際は四人に一人しか合格しないので
本当はかなりの努力が必要なのですが、
合格率80%という数字の魔力によってどうしても
最後の詰めの勉強が甘くなってしまうのです。
極めて当たり前のことを書きますが、
模試の結果と本番の結果は何の関係もありません。
いくらずっと偏差値70以上でも本番の一回で結果をださなければ落ちますし
逆に常に低偏差値でも本番の試験ができれば合格するのです。
ですから本番でどのようなパフォーマンスをできるように
仕上げるかだけが意味を持ちます。
それでは模試が全くあてにならないとしたら、どうやって受験校を決めればいいのでしょうか?
それは過去問演習です。
模試よりも過去問の方が圧倒的にあてになります。
私の生徒でも過去問で合格を連発している子は
それこそ本当の意味で80%以上の確率で合格します。
それでは模試を受ける意味はないのでしょうか?
それは違います。
模試は結果よりも内容が大切なのです。
先程から書いてきたように模試の結果と本番の相関関係はありません。
それでも模試が必要なのは戦略面の強化というのが入試では不可欠だからです。
一般の方は勉強ができれば合格すると考えがちですがそれは大きな間違いです。
勉強ができてもテストでそれを完全にパフォーマンスできなければ落ちます。
入試は本番のテストで何点とれるかだけで決まります。
ですから、時間内にいかに合格点を稼げるかというテストの得点力こそが本番で必要なのです。
これは言われて見れば非常に当たり前なのですが、
実際は勉強ができれば合格すると短絡的に考えてしまう方がかなりいます。
勉強ができなかったり、あまりしてなくても
テストの立ち回りが上手で合格する人は沢山います。
そのテストでの戦略面を模試という時間制限があり
本番と同じように周りに人がいる環境で鍛えるのが模試です。
模試は自分の弱点も教えてくれます。
どの分野で点数がとれないとか、勉強のこれからの方針を示唆してくれます。
結果(合格率や偏差値を)を模試で利用するのは受験勉強でやってはいけない最悪のことです。
模試は内容だけをみてください、これは逆に受験において最も大切なことです。
受験の合格力を簡単に式で表しますと
合格力=勉強量+テスト力です。
とにかく強調しておきたいのは、
この合格力には模試の結果や合格率などという
本番と微塵も関係のないファクターは入ってこないという点にあります。
テスト力は先程書いたように模試で鍛えるものです。
勉強量はバリバリ勉強すればいいだけです。
ただし人間は機械ではないので、
勉強をするのに悪影響を及ぼすファクターというのが沢山あります。
模試の結果を気にして勉強する気がなくなる…等、沢山負のファクターがあります。
また勉強のやり方、効率により量は変わります。
このような様々な状況をしっかり把握して
勉強の進め方等を考えなくてはなりません。
これは非常に大変なことです。
しかし、この作業を受験生一人一人にやることこそが
家庭教師にしかできない最大の売り
なわけです。
ですからさぼるわけにもいきません。
さぼってしまったら、塾と同じになってしまいます。
明日は塾の利用について書きたいと思います。
塾の利用方法についても間違えている方
誤解をしている方が沢山います。
特に模試の合格率には困りものです。
このせいで受験を失敗するケースが本当によくあります。
模試の合格率ほどあてにならないのに、説得力のあるもの?はありません
これは本当に不思議なのですが、
模試の合格判定、合格率を鵜呑みにしてしまう人がいます。
これによって入試に与える負の影響力は甚大です。
模試の合格率と本番の合格の相関関係がないことは
どの模試の前年度合格者の実績をみても明らかです。
中学入試、高校入試、大学入試の順番であてになりません。
直前一ヶ月前に行われる各学校に準じた模試と
その模試を受けて実際に本番で合格した人のデータを
私は毎年見比べていますが、
その二つに相関関係があったためしなどありません。
特に学校の偏差値が高くなれば高くなるほど、相関関係はなくなります。
まず~学校(難関中学、高校、大学)模試において
偏差値70以上、合格率80%以上の四人に三人は落ちます。
(実際は合格率25%でしかありません(笑))
逆に偏差値40以下、合格率30%以下の人でも五人に一人は合格します。
実際は一番合格者をだすのは偏差値55前後、合格率40~60%の人です。
このことからも模試と本番の相関関係がないことは明々白々なのです。
ところがその事実を毎年毎年
生徒や御父兄に訴えてもなかなか理解していただけません。
私より合格率80%という数字の方が残念ながら説得力があります。
合格率ということで言えば
まだ模試で合格率が低くでたほうが望みがあります。
合格率が低い人は私のアドバイスを聞き入れてくれるからです。
合格率80%以上の人は本当に危険なんです。
実際は四人に一人しか合格しないので
本当はかなりの努力が必要なのですが、
合格率80%という数字の魔力によってどうしても
最後の詰めの勉強が甘くなってしまうのです。
極めて当たり前のことを書きますが、
模試の結果と本番の結果は何の関係もありません。
いくらずっと偏差値70以上でも本番の一回で結果をださなければ落ちますし
逆に常に低偏差値でも本番の試験ができれば合格するのです。
ですから本番でどのようなパフォーマンスをできるように
仕上げるかだけが意味を持ちます。
それでは模試が全くあてにならないとしたら、どうやって受験校を決めればいいのでしょうか?
それは過去問演習です。
模試よりも過去問の方が圧倒的にあてになります。
私の生徒でも過去問で合格を連発している子は
それこそ本当の意味で80%以上の確率で合格します。
それでは模試を受ける意味はないのでしょうか?
それは違います。
模試は結果よりも内容が大切なのです。
先程から書いてきたように模試の結果と本番の相関関係はありません。
それでも模試が必要なのは戦略面の強化というのが入試では不可欠だからです。
一般の方は勉強ができれば合格すると考えがちですがそれは大きな間違いです。
勉強ができてもテストでそれを完全にパフォーマンスできなければ落ちます。
入試は本番のテストで何点とれるかだけで決まります。
ですから、時間内にいかに合格点を稼げるかというテストの得点力こそが本番で必要なのです。
これは言われて見れば非常に当たり前なのですが、
実際は勉強ができれば合格すると短絡的に考えてしまう方がかなりいます。
勉強ができなかったり、あまりしてなくても
テストの立ち回りが上手で合格する人は沢山います。
そのテストでの戦略面を模試という時間制限があり
本番と同じように周りに人がいる環境で鍛えるのが模試です。
模試は自分の弱点も教えてくれます。
どの分野で点数がとれないとか、勉強のこれからの方針を示唆してくれます。
結果(合格率や偏差値を)を模試で利用するのは受験勉強でやってはいけない最悪のことです。
模試は内容だけをみてください、これは逆に受験において最も大切なことです。
受験の合格力を簡単に式で表しますと
合格力=勉強量+テスト力です。
とにかく強調しておきたいのは、
この合格力には模試の結果や合格率などという
本番と微塵も関係のないファクターは入ってこないという点にあります。
テスト力は先程書いたように模試で鍛えるものです。
勉強量はバリバリ勉強すればいいだけです。
ただし人間は機械ではないので、
勉強をするのに悪影響を及ぼすファクターというのが沢山あります。
模試の結果を気にして勉強する気がなくなる…等、沢山負のファクターがあります。
また勉強のやり方、効率により量は変わります。
このような様々な状況をしっかり把握して
勉強の進め方等を考えなくてはなりません。
これは非常に大変なことです。
しかし、この作業を受験生一人一人にやることこそが
家庭教師にしかできない最大の売り
なわけです。
ですからさぼるわけにもいきません。
さぼってしまったら、塾と同じになってしまいます。
明日は塾の利用について書きたいと思います。
塾の利用方法についても間違えている方
誤解をしている方が沢山います。
2009-10-11 00:03
nice!(1)
コメント(0)
トラックバック(0)
コメント 0