Tears in Heaven - Eric Clapton

私はいくつになって聞いても
クラプトンのギターが最高だと
思います。

クラプトンの歌に
Tears in Heaven という歌があります。
4歳のお子さんを亡くした時に
書いた歌で
天国にいる息子さんに
会うために
しっかり生きていく
自分はまだ天国へ行ける人間じゃないから
という
非常に感動的な歌です。

私は最先端の物理学をバリバリやってきた
人間ですが
哲学とか宗教とか神様とか
そういうものを非常に肯定的に
捉えています。

科学者にはそんなもん存在しないから
馬鹿らしいという
寂しい人もいますが

まあ大前提として
科学は宗教です
私達のある解釈で自然を切り取ったものを
信じてるだけで
真実でもなんでもないです。
素粒子論だろうが
超弦理論だが
宗教です。
究極的には人間にはわかりません。
人間に分かる形でしか
観測出来ないので
考えられないので

どう自然、この世界を解釈するか？
それは哲学や、宗教と同じです。
方法論がそれぞれ異なるだけで



厳然たる事実として
自分が死んだら
この世界はなくなります。
死んだ後の、今の世の中が続いていく
というのを考えることは
ほぼ
今、宇宙のどこかで文明あって
それがどうなってるか
考えるのと同じです。

私達は
私達の人生にいかに彩りを与えて
生きて死ねるか
それを考えた時
神や哲学
そういうものを持って生きた方が
よりよく生きられると思うのです。

クラプトンの話でいうと
天国なんてどうせない
死んだら人は灰になるだけ
皆必ず死ぬ、いいことをしようが
わるいことをしようが
だから、何も関係ない
生きてる価値なんてない
と思うのか
クラプトンの歌詞のように
生きていこうとするのか

私は後者の人生を歩みたいと
思うのです

神様に見られてる
だから
それにふさわしい生き方をしよう
そういう風に考えて生きる
生き方の方が
私はずっと素敵だと思います。

生きる意味は
最初からあるわけでも
どこかにあるわけで
考えれば分かるわけでもなく
生きていきながら
育てていくものだと
私は思うのです。

コメント 2

素晴らしい文章ありがとうございます！
曲を聴いたら泣けてきました
by 恵子 (2024-02-08 13:24) 

初めて読みました
ギターうますぎますね
by 高校生 (2024-02-08 13:25)