反省の難しさ

今年の長かった受験も火曜日と水曜日
の国立大学入試で終わりです。

結果がでるのはそれから10日ほど先ですが
私の仕事上は月曜日に生徒送りだしたら
自分の一年間について反省をしなければなりません。
改めるところは改めて来年度の自分に活かしたいです。

その反省の仕方についてなのですが
これがなかなか難しいです。
というのは
私たちは結果が良ければ良いところ
悪ければ悪いところばかりに目がいきがちになるからです。

ところが結果が悪くてもいい点は勿論沢山あり
結果ですべてが悪くて改めなければならない対象
になるわけではありません。
良かった場合もまた然りです。

冷静にどこが悪くて、良かったのかを峻別するのは
なかなか難しいです。感情が邪魔をするからです。
私たち特に日本人は圧倒的に悪かったことの方が記憶しています。
それは危機管理としてはいい点もあるのですが
事実をゆがめてしまう恐れもあります。記憶の書き換えです。
記憶の書き換えが起こってしまうと真の意味で反省は難しくなります。
実際は良かったこともあり、それは今後も継続すべきなのに
悪かった結果にすべてが打ち消されて
良かった点が今後に活かせなくなる可能性があります。

ですから私の場合、できる限り結果がすべて出る前に
感情論をはさまずに
自分なりの仕事の反省をきっちりとするようにしています。