読書

先日、生徒から読書はした方がいいか
聞かれたのですが
それは勿論したほうがいいです（笑）
ただ受験期になったら追い込みをかけなければいけないので
少し我慢はしなければいけませんが。

そう答えたら
「私は基本的に読書はしたくはなくて、いやいや読んでいるので
受験で読まなくてよければ、それはそれで助かります。」
などと言われてしまいました

まあ
趣味や趣向は人それぞれなので
特に問題はありませんし
私が個人的に本を読むことをこよなく愛しているだけなので
それを生徒に強要する気は毛頭ありません。

ただやっぱり、読んだ方がいいか？と聞かれれば「いい」と私は答えるんです。
勿論、それにはいくつかの理由があります。
本を読むと単純に活字に慣れます。語彙や漢字、その他の知識が自然と身に付きます。
更に本を読んでいる人と読まない人では読むスピードが圧倒的に違ってきます。
そして、読書というのは頭の中で論理展開やら、主人公のキャラクター等々
まとめながら読むという作業が必須なので
頭の中で情報を整理して、状況を把握する力がつきます。
更には読書には映像がないので、自分で想像しなければいけないため想像力がつきます。
勿論、これはもろ刃の剣で
言葉でしか伝えられないという媒体では筆者の本当の意図が間違って伝わるということがあります。
百聞は一見に若ずで、キリンを見たことがない人に文章描写だけで
キリンを説明するのはかなり難しいですが、映像なら一瞬で伝わります。
ただ、正確に伝わらないということは文学のとって助かる面でもあり
解釈は人それぞれに任せるという形で、読者にまるなげすることも可能なのです。

私は基本的には様々なメディアに親しんでほしいと思っています。
映像も音楽も読書もみな大切だと思います。
そして各人が好みでそのバランスは考えていけばいいと思います。
ただ、読書ゼロというのは問題だと思んです。
逆に読書だけというのもどうかと思います。
全てはバランスです。

こんなことを書いているうちに読書がしたくなってきましたが
ことしは週二回20分の立ち読み以外は
読書を楽しめないくらい忙しいので
今年は我慢、
我慢なんです。