SSブログ

知的地球外生命体は地球にきているか? [雑感]

知的地球外生命体は地球にきているか?
という類の質問を
生徒からされることがあります。
要は宇宙人はいるのかいないのか?
という質問です。

宇宙人がいるかいないかの
質問は簡単です。

答えはYesです。
屁理屈でもなんでもなく我々地球人が宇宙人だからです。
宇宙の定義は前にブログでも考えました。
我々以外でも人とは限りませんが
宇宙に生命体がいてなんら不思議はないと思います。

しかし、それが地球に、宇宙のどこかの星から飛んできているかと
言われれば
夢を壊すようですが
Noだと思います。

なぜ、知的(知脳をもつ)地球外生命体は地球にきていないか
これを私なりに説明したいと思います。
そこに我々の生きていくヒントもあると思います。

我々の脳の進化は非常にスローで、一万年前の脳とたいして変わっていません。
それに対して科学はここ50年で爆発的な進化を遂げました。

この進化のスピードの差が問題です。

我々は原始時代と相も変わらず、馬鹿げた物や土地の奪いの喧嘩をしています。
現在の喧嘩は科学が進歩して、戦争と呼ばれています。
この奪い合いが馬鹿げたことである根拠は後で述べますが、
人間の知能が相変わらず低い為に争いは起こります。

では、争いの馬鹿らしさに気付く脳になるために
一体あと何万年必要でしょうか?

それに対して科学は爆発的に進化するのです。

昔は喧嘩はせいぜい石の投げあいでしたが、
それが金属器に変わり、今は軍事力による戦争、しかも核兵器まであります。
科学がこのまま爆発的進化を遂げ、小型の誰でも使える原子力爆弾が開発されたらどうなるでしょうか?
テロリストが小型原子力爆弾の開発より、早く核兵器を手にするかも知れません。(勿論それ以外の殺戮兵器でも構いませんが)

今の脳の人類なら必ず、早晩誰かがスイッチを押して地球ごと無くなるでしょう。
UFOのような飛行物体ができ、自由に宇宙を飛びまわれる技術を
持つには、前述の小型核兵器等より
はるかに科学が進まないと不可能です。

したがって、脳をもった知的生命体では脳の進化が
遅すぎて、UFOが作れる科学技術を持つまで、進化して生き残れないのです

ですから仮に宇宙人が地球に来たとしても
安心してください。
彼らは非常に平和的です。
そうでないとそれほど科学が進化するまで生き残っていないからです。
ただ脳をもつ知的生命体がそのように
進化するのは、地球という知的生命体が存在する
以上に少ない確率です。

さらにその平和的な宇宙人がわざわざ野蛮な地球という星を
見つけてやってくる確率など
更に低いと思います。
ですから私は地球外知的生命体は地球には来ていないし、来ないと思います。

先ほど、奪い合いが馬鹿らしいと書きましたが
それについて触れて終わります。

仮に人が5名でパンが10個毎日取れる木(勿論架空のものですが)
が、あったときに、
人類が生き延びていくためにはどのように
分配すべきでしょうか?

まず一人が争いの結果総取りする。これは、その人一人が
死ねば人類は終わります。
では、皆に均等に二個ずつ与える。
これは前者よりは賢い選択だとは思いますが、
人それぞれ体格等によって必要なパンの量は
違いますし、競争を無くせば
新しいパンの木を作ろう等という
生産性の向上を考えなくなり
いつまでも5人でしか暮せません。
最もベストだと思うのは
個人に最低限必要なパンをまず上手く振り分け、
残りの分は競争する、
ということだと思います。

地球の資源も限界があります。
我々はこの資源を分け合っているに過ぎません。
誰かが沢山取り過ぎれば、誰かの取り分がなくなります。
勝っても勝ちすぎない、
その辺を加減するのがモラルというか
まっとうな知性を持った人間の考えることです。
残念なことにというか
当然の如くというか
最近の市場原理主義による資本主義の行き過ぎや
無駄な戦争で分かるように
我々人類にまだそのような知性はありません。
原始時代と変わらず、欲望のままに奪いあっています。

宇宙を勉強すれば誰でもわかりますが
我々人類が現実的に移住できる星など
太陽系にはありません。
我々の一生をかけても、どんなに速い宇宙船でも
我々が住める星に辿りつけることはありません。(これは相対性理論を読んでいって頂けばわかります。)

我々はこの地球という星で
命を分け合い生きていくしかありません。
その為には我々は、
無駄な争いや欲望のままにすべてを奪いとることを止め
どうしたら持続可能で地球に長く共存できるかを
考えなければならないと思います。

未来は一人一人の「知」に委ねられているのです。


nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 

nice! 0

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

トラックバック 0