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目覚めた夏~後編~ [受験]

昨日の続きですが
朝を起きてみたら何を書くのか忘れてしまいました(笑)
適当に続けます。

中二の夏に宿題を早く終わらせることで
非常に夏休みが自由に、有意義に使えました。
このときの自由を獲得した感覚がずっと忘れられず
それから何でも早め早めにやるようにしました。
私の場合、そもそもいつ体調を崩すか分かりません。
実際に何度か休みの後半に体調を崩したこともあります。
そういう時に全部宿題が終わっていると
体調を崩したにも関わらず逆に気持ちがいいです。

結局やらなければならないことならば
やる量が同じならば
早めにやった方が圧倒的にリスクは減ります。
当然、私の生徒にもおススメしているのですが
やってくれる人は5人に1人くらいです。
まあ、そういう習慣のある生徒は
当然元々成績も良いのですが…
目下のところそうでない
生徒に何とかおススメしたいです。

早くやるというのはただ単に楽というだけではありません。
早くやっておいた方が定着力も高まります。
例えば学校の定期テストでもそうです。
早めに試験勉強を終わらせるくらいのペースでやると
試験まで見る回数が増えますので、長期記憶化され
試験が終わった後でも忘れません。
直前に一夜漬けで上手くいく人は勿論いますが
短期に詰め込んだものは忘れるのも早いです。
勉強は続きものです。
以前に習ったことの上に次があります。
一夜漬けでは前回やったことがあまり定着していないので
次の試験は尚更厳しくなります。
こういう悪習慣を繰り返して勉強はできなくなるのです。
どれだけ基礎が定着していたか否かというのは
理系の場合、大学に行けば白日の下に曝されます。
普通にやってくれば留年などするはずはないのですが
今までの勉強習慣が悪いとごまかしは効きません。
結局ツケはあとあと払うんです。
こういうことを話しても
人それぞれポリシーがあるのか
何なのかはわかりませんが
直してくれない生徒は直してくれません。
そうすると大きな不利を抱えたままで
戦う方法を考えざるを得なくなります。
苦しいです。
何でも早め早めのやる習慣に
この夏目覚めてほしいです。

ここで思いついたことがあるので話を変えます。
そういえば
最近主に小学生の受験生向けに
学校の宿題の代行サービスが大学生のバイトとして
流行っているようです。
一問100円くらいだそうです。
筆跡まで真似てくれるらしいです。
読書感想文や絵画は一万円くらいだそうです。

この是非について色々な意見があります。
当然尤もな意見として
一番考えられるのは
「宿題は自分の力でやるべきだ。
自分の力でやらなければ意味がない。」
ということですが
これは一般論としては正論ですし
その通りだと思います。

しかし一方
学校の宿題というのは
ドリルだったり、くだらないものが多いです。
できる人にとっては受験の足を引っ張る
時間を食い物にする厄介なものです。
これをやる意味があるか
という問題があります。

そもそも夏休みの宿題はミニマムアクセスのような
ものです。
宿題を出さなければ
40日間遊びまくってしまう子がいるから出るんです。
その子の為の最低限これくらいは勉強してくれよ
というのが夏休みの宿題です。
当然難易度も最低レベルの人ができる内容になっています。
一学期の復習になっている場合も多いです。

確かに夏休みの宿題にあったレベルの生徒にとっては
夏休みの宿題は意味のあるものかもしれませんが
そうでない生徒にとってはただの時間潰しでしかありません。
ですから
宿題は選択制にすべきです。
①通常の夏休みの宿題をやって提出
②自分で夏の間勉強したノートの提出
このどちらかを選ばせて好きな方をやればOKにするんです。
塾やその他で受験勉強で忙しい生徒は②を選んで
普段自分の勉強しているノートを提出すればいいんです。
これだけで夏休みの間にも勉強をしてもらうという目的は
十分に達成できていると思います。
無駄しか生み出さない夏休みの宿題の画一化には私は反対です。
自由研究やら作文、美術の宿題は皆に課しても構いませんが
それ以外のものは本当に自分のレベルにあった勉強をした方がいいです。
一度担任の先生に掛け合ってみてもいいかもしれません。
その際
まずは「先生は夏休みの宿題の目的と意義についてどうお考えですか?」
ということを聞いた方がいいです。
そうすれば交渉はうまくいきやすいと思います。
私が教師の立場だとしても
そんな質問をされたら
当然、夏休みの間に学習習慣を乱さないようにだとか、
勉強を休みの間にもしなければ
いけない云々
という話でしか答えようがありません。
これを言わされたらもう私の敗北です。詰みなんです。
勉強はすると言われているわけです、その上で画一的な宿題を果して
先生の言っている夏休みの宿題が目的とする学習効果があるのか?
あるわけないんです。教師側に有効な反論などありません。
教師側としては、学校の決まりごとだとか
皆がやっていることだからやってくれ
和を乱さないでくれ
というような理のない返答しかできません。
ですから実際問題として
軍隊や宗教団体でもない限り、ただただ意味がなくてもやれとは
言われないはずです。
ただ、これは後付けで聞いては駄目です。
夏休みが始まる前に交渉すべきです。
そうでないと宿題が終わってないから言ってきていると思われてしまいます。

何だか話は逸れ
書き過ぎました。
それではまた明日[手(パー)]
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まいける

こんにちは、更新お疲れ様です。

自分が高校生の頃に前倒しのお話しを聞きたかったなぁと思いました。今は出来るだけそうなるよう心掛けていますがなかなか難しいです笑

後編は中三から数学・物理にはまって、その後どういう高校生活(数学、物理への嵌まりっぷり)を送られたのか、というストーリーが来るのかと思ってました。
いつかその辺りのお話しも聞かせて下さい!

by まいける (2014-08-06 09:15) 

家庭教師いかりや

はじめまして。自分も個人で家庭教師をはじめて8年この世界でやらせていただいています。

自分は中学高校とまったく勉強しませんでした。というのも元々計算が得意だったせいか試験が異常なほど簡単に感じていたからなんです。高校は進学校でしたが周りの同級生とは違い特に志してる目標もなく、「まあこれでいいか」と東大を目指してると適当に公言していました。夏休みの宿題なんて毎回ギリギリ、高校3年の大学受験が迫ってきていた時期でも趣味のビリヤードやダーツで時間を浪費していました。予備校はお金がかかるので行かず自宅でダラダラと1日だいたい30分くらいの勉強時間だったでしょうか。この自分の行動を見た同級生からは「え?なんでそんな暇なんてあるの??」とか「受験なめてるだろ」と失笑されました。しかし終わってみれば東大に現役合格。家族、友人含めほぼ全員から落ちると思われていたので合格発表の時信じてくれませんでした。

大学、大学院と行っても特にやりたいことなどあまりなく、ただダラダラと学生生活を過ごしました。大学の学問は高校とは違って深く、味のあるものでしたがなにもせず、でも成績は良くやはりこの時も遊んでいました。後半、大学院では自分の好きなジャンルでの研究に没頭できるチャンスがあったのですがそれでもあまり楽しみをわからないまま終わってしまいました。

結局卒業後就職しようと思ったのですが、人の下で働くのが面倒で某予備校で働くことにしました。しかしここで人生初の壁にぶち当たるのです。

生徒の「わからない」というのが理解できなかったのです。どうしてわからないのか、わからせるようにするにはどうしたらいいのか、非常に悩みました。ただカリキュラム通りに教えるだけでいい簡単な仕事、当初そう思っていた自分にとってある意味人生ではじめて思い通りにいかなかった出来事でした。このジレンマを克服するまで3年ほどかかりました。

生徒ひとり教えるだけでも相当な労力、時間がかかります。しっかり準備してきても思い通りにいかないことなんてしばしば。それでも生徒の夢の実現のため一生懸命手助けをして叶えさせてあげたい、今の自分はただそれだけが目的で教えています。家庭教師という仕事は素晴らしい仕事です。これからもたくさんの生徒を教えていきたいです。長文失礼しました!応援しています!
by 家庭教師いかりや (2014-08-06 22:26) 

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