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エネルギー問題について~前編~ [雑感]

原発事故以来
反原発、脱原発の動きや考えが
世間の主流になっているとは思いますが
私は基本的には
原発もいくらかは残すべきだと思います。

エネルギー問題で大切なことは
あるエネルギーに依存しすぎないこと
バランス良くエネルギー源を持つことだと思います。
それに尽きます。
これは何でもそうです。
食べ物もバランスよく、
投資もバランスよく、
受験勉強もバランスよくやるのが
ベストチョイスです。
それが様々なリスクを最小化するからです。

勿論、原発事故の反省は忘れてはなりません。
非常に古い型の原発、耐用年数を大幅に越えるものは
廃炉にすべきです。
しかし、それ以外のものはすぐにでも
再稼働しても構わないと思っています。
新しいものに関しては危険度は大きくはありませんし
止めていても動かしていても同じリスクだからです。

原発で一番の問題になるのは
使用済み核燃料の最終処理までに10万年のオーダーで
時間がかかるということです。
最終処理場も方法もよくわからないまま
アメリカに導入させられた原発ですが
使用済み核燃料を地中にずっと保管しておくというのは
将来の人類に対しても申し訳ないですし
大変お金がかかります。
それが一番の反原発を訴える方の論拠
のようなものになっていますが
私は地中に埋めずに宇宙に捨てればいいと思います。
宇宙にとっては放射性物質はゴミでもなんでもありません。
1970年代にアメリカでこのような考え方が
一時期持ちあがった時期がありました。
しかしすぐに却下されました。
それはロケットを作るのに数百億円もかかるからです。
これでは割に合わなすぎます。
しかし、これは昔の話で現在では5億~30億円でロケットが打ちあがりますし
今後このコストはロケット開発が進めばさらに減ることが期待されます。
そうなれば地中に埋めて10万年も保存しておくよりも宇宙に捨てた方が
遥かに安価で安全です。
この技術が確立すれば
当然ロケット技術も進むでしょうし
様々な副産物が得られます。
打ち上げの失敗のリスクや
その後のフォローは地中に埋めるよりも技術的にしやすいですし
宇宙に捨てるというのは最も現実的でいい方法だと私は思います。

ただ、間違いなく倫理的な問題を言う人がでてくるでしょう。
宇宙に捨てて、もし見知らぬ星に落ちたらとか…等々。
それに対する答えとしましては
確率的にあまり起こらないとしか
今の段階では私も返答のしようがありませんが
更に宇宙開発技術が進めば無人の星に向けて打つとか
太陽のような星に向かって打つという方法もできるかもしれません。
まあ太陽自体は理論的に難しいですが…。
宇宙エレベータという方法もあります。
宇宙技術はどんどん進みます。
それに使用済み核燃料の処理問題をからめていけば
一石二鳥だと思うのです。
どうせ地中保存までにかかる莫大なお金を使うならば
積極的に宇宙事業と並行してお金をかけて
宇宙にいかに安全に捨てるか
という方法を考えた方がいいと思います。
そうすれば人類の宇宙技術も飛躍的に伸びるでしょう。

原発を止めて、膨大な面積の処理場を用意し
人類が続くかどうかさえ分からない時間の
オーダーで地中に保存し続ける。
それで一体何が解決するでしょうか?
もっと前向きにこの問題を捉えた方がいいと私は思います。

明日に続く→
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