継続力と忍耐力が大切です

昨日natureが届き、小保方さんの論文を読みました。
流石にnatureは審査が厳しく、これでもかと
様々な角度から確認実験がされていました。

今回の件でも私の仕事でもそうなのですが
最終的に粘り強く継続する力と
それに耐える忍耐力に勝るものはありません。

受験業界でもそうなのですが
ちょっとした頭の良さ云々よりも
遥かに努力を継続できる性格であるか
頑張れる性格であるかの方が大切です。

よく私は職業柄やる気を出す方法を聞かれますが
話か何かをして一瞬、やる気を出させても
そのやる気が本物でなければ一週間もすれば元に戻ります。
それを継続できるか、どうかは純粋にその人の
忍耐力、継続力に依存します。

大変失礼ですが
おそらく小保方さんが天才的な頭脳を
持っているというわけではありません。
本当に普通の人では
気が遠くなってやらないような数の実験を
ただひたすら繰り返す能力があり
人を上手く使う力があり
そこに偶然の発見が重なり
歴史的な発見となりました。
決して天才的な何かで発見できたわけではありません。
ノーベル賞というと天才の代名詞のように世間では言われることがありますが
ノーベル賞を取られる方で本当に天才的に頭がいいという人は
10％もいないと思います。
ほとんどの人が
普通の人では出来ないような努力に努力を積み重ねられる人です。
まあ、それを天才と言っても構わないと思いますが
生まれつきの脳とは違う問題です。

受験においてもまったく同じです。
ある難問を一問
頭が切れて、解けるからといって
継続して勉強する根気強さがなければ
ずっと努力をし続けた人には絶対に勝てません。

これはスポーツでも何にでも当て嵌まることだと思います。
子供を育てる際に能力を上げることばかりが優先される世の中に
なってきているような気がしますが
それよりも我慢できる性格にした方が
はるかに大成すると私は思います。