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言葉についてNo1 [雑感]

言葉は難しいです。
自分が普段口癖で使っている言葉が相手を
傷つけてしまったり、不快感を与えたりしてしまいます。
我々が使う言葉というのに対しては
辞書的な意味等は本当に無力です。
勿論辞書的な意味がスタンダードなので
それを知らないと日常的に困りますが…

評論文で使う言葉も、我々が日常で使う言葉も
そのコミュニティ内の(もしくは文章で規定された)暗黙の定義が存在します。
また言葉の意味は会話においては
それを発する人の表情や態度によって決まるということもあります。

例えば仲間内で誰かがふざけた時に
「馬鹿だなあ~お前は」とか
「どうしようもない人ね~」とか
言っても何の問題も起きない訳です。
それは、笑顔で言っていたり、その人の口癖として
そのような言葉をどういう意味で使うかは
お互いに共通の了解があるからです。

私にもおそらく様々な口癖があり
自分の中では大した意味ではないのに
相手にとってはその言葉が嫌な言葉だったりすることが
あるのだと思います。
まだ会話の中では空気が読めるので誤解は少ないのですが、
活字になるといかようにも解釈できるので誤解が生まれます。

(メールについて)
メールには特にその活字としての怖さが内在します。
私は仕事柄、電車で移動していたり、授業中であることが多いので
生徒や父兄との連絡事項はもっぱらメールにしています。
そこで私が時間がなく、急いで書いたり雑に書いたりすると
相手につっけんどんな、私が怒って書いているような誤解を与えてしまうこともあります。

それならメールを止めて電話にすればいいかというと、
電話はお話上手の人にはいいのかも知れませんが、
用件が沢山ある場合にいい落としやいい間違いをして、
また電話を後でかけ直すという羽目になります。
さすがに何度も電話をするのは失礼だとこちらも躊躇してしまいます。
電話は相手の時間を拘束してしまうからです。
メールなら好きな時にみて好きな時に返事を書けるので楽です。
しかも、書き忘れた内容は補足して気軽にメールを書けます。
間違えないように電話で話すためにはメモが必要です。
そのメモの内容がメールなので結局メールの方が効率的にもいいです。

メールは人と相対しないので、
人とのコミュニケーション力が落ちるということを危惧して
メールを嫌うかたもいますが
私はそんなことでメールを使わないのは勿体ないと思います。
そういう方は普通の対話コミュニケーションは今まで通り、
手紙で書いていた中で急を要するもの、
取るに足らない内容はメールにするなどと
うまく使い分ければいいだけです。

あるツールが両刃の剣であることは、
何事に関しても当て嵌まると思います。
ただその危険性はユーザーが理解しておかなければならないと思います。

メールは私が書いた利便性以外にも
恥ずかしくて面と向かって言えない言葉をメールで伝えられる
などいい点が沢山あります。
普段親に「ありがとう」などと改めて
面と向かっては言えなくても、メールなら書けます。
それによって本当の気持ちが伝えられれば、
話すだけの時よりも相手に本当の気持ちが伝えられます。

ところが、軽い気持ちで書いた相手に対する誹謗中傷が、
活字の力で相手を本当に傷つけてしまうこともあります。
メールなら面と向かって悪口を言えない小心者も悪口が書けるわけです。

言葉というのは本当に言葉だけではあまり伝わりませんし誤解も生みます。
表情や雰囲気(atomosphere)が伝わらないからです。
そこでメールの中で表情や雰囲気をうまく表現する為に
日本人が考え出した画期的な方法が絵文字、顔文字です。

絵文字や顔文字を使うのを躊躇するかたもいますが、
これは勿体ないです。
確かに私もメールを始めてしばらくは絵文字を使うことに躊躇がありました。
子供っぽい感じがするからです。
でも表情をつけた方が圧倒的にコミュニケーションの幅は広がりますし誤解を生みません。

同じごめんなさいでも
ごめんなさい[がく~(落胆した顔)]
ごめんなさい[ちっ(怒った顔)]
ごめんなさい[もうやだ~(悲しい顔)]
ごめんなさい[ふらふら]
ごめんなさい[あせあせ(飛び散る汗)]…というように。
このソネットのブログは絵文字が少ないので
なかなか適切な例をあげられませんが、
(特に皮肉などが文字で書かれていると
相手がどのような気持ちで書いたのか
解釈が微妙になります。)
自分がどんな気持ちでその言葉を書いているのか
つまり表情が相手に伝わります。
これは文字を使った手紙にはない
活字のみの欠点を補う素晴らしい発見だと私は思います。
勿論正式な文章では使わない方がいいですが…

明日に続きます[手(パー)]


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