本番での精神面

受験は本番で様々なことが起こります。
精神面も非常に重要な要素になってきます。

緊張して力がだせなかったり、
試験の時に限って周りの人の鉛筆の音が気になったり

とにかく何がおこるかわからない
受験本番で力を100パーセント力を出すには
どうすればいいのか？について
考えてみたいと思います。

受験に慣れるためには確かに模試を沢山受けることは大切です。
しかし、模試と本番の緊張度は全然違います。
特に受験が始めての小学生にとっては大きな緊張です。
模試は基本的には、時間配分と弱点探しが主たる目的です。
それで本番の緊張が和らぐとは思えません。

本番で緊張に打ち克つ最良の方法は
「勉強量」です。

自分がやるべきことを全てやったという気持ちに
なれるくらい勉強すれば
開き直って試験ができます。
中途半端な勉強量や不安な点があれば、
どうしても過度な緊張状態陥りやすいのです。

自分がどれだけやったのか？
というのは生徒自身にはわかりにくいものです。
ですから、精神安定剤としても
勉強のノートを作ることが大切です。

まとめのノートや勉強ノートなどが溜まると
自分がどれだけ勉強したのかわかります。
それが、たくさん溜まれば
勉強を沢山やったことが目に見えるので
「これだけやって落ちたら仕方ない。
とにかく全力を出すことに集中しよう！」
という非常にいい状態に持って行けます。
試験本番でもまとめのオリジナルノートを持っていくと
非常に安定した気持で試験に臨めます。

後は第一志望の学校には一度は生徒自身が
足を運んだ方がいいと思います。
本番前にいろいろなイメージトレーニングをする際に
学校に行ったことがあればイメージしやすいですし、
本番で試験以外のことに気を取られず、
テストに集中することができます。

基本的にはこれ以上のことをする必要は
ありません。
様々なことをやってもやはり本番はそれなりに
緊張するものです。その緊張は、これ以上のこと
をやってもそれに比例して和らぐことはありません。
むしろ、その分勉強に時間をあてた方が
ずっとプラスです。
学問に王道はありません。
自分の弱点を把握し、それを直す
それが結果的に最短距離なのです。