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英語で「議論する」の使い分け [英語学習]

今日は英語で「議論する」といういい方の
使い分けについて書いてみたいと思います。
私が以前にマイケル・サンデル教授のハーバード白熱教室
を見ているとブログに書きましたが
今やサンデル教授の書籍等は大ブームなんですね。
そんなサンデル教授の対話形式授業を真似て
日本でも同じような形式の授業を始めている方も多いようです。
私ももともと生徒の意見を聞いたり
疑問を投げかけたり
対話形式の授業をしています。
ただ、それは科目によりますね。
政治哲学のように答えがない
もっと言うと議論することが本来の目的の科目ですと
対話形式で授業をやりやすいと思いますが
理系科目ではなかなかそうもいきません。
ですが、生徒の好奇心や考える力を引き出す
ために私なりに挑戦しています。

前置きが長くなりましたが
「議論する」という単語argue,dispute,debate,discuss,quarrelの
使い分けについて書いていきます。

discuss…議論するという最も一般的な語で、友好的で建設的な
      議論をする際に使います。
  We will discuss environmental problems at the next meeting.
(次の会合では環境問題を話し合います。)

argue…筋道立てて相手を説得しようとするときに使いますが
     基本的にdiscussよりも非友好的で相手の意見に耳を
     貸さずに自説を主張するという意味を含みます。
     ですからアメリカではargumentというのは口げんかのことです。
   We argued the whole matter out.
(我々はその問題について議論し尽くした。)

dispute…相手の意見を覆そうと議論することで、激しい意見の
      対立が示唆されており。discussよりも感情的な議論を
      含意しています。この語に「反対する」「誰々が~するのを
      やめさせる」という意味もあります。
   England and France still dispute over the Channel.
(イギリスとフランスは未だに海峡のことで議論している。)

debate…これはほとんど日本語になっていますね。
      公の場で共通の問題に対して賛成、反対の
      意見に分かれて議論することです。
  Whether to go nuclear or not was hotly debated in the Diet.
  (核武装するか否かについて国会で激しい議論が交わされた。)

quarrel…つい議論するという意味であげてしまいましたが
      この語はもうほとんど喧嘩です。日本語で上品に「議論する」
      という訳があてられることがあるので一応あげてみました。
      基本的な意味は「不平を言う」「とがめる」というような意味です。
  The girls always quarreled about the doll.
(女の子たちはその人形のことでいつも言い争っていた。)

最後に関連語です。
bicker…些細なことで言い争う
brawl…騒々しく口論する
あっ!
熟語で「口論する」というのはhave wordsもあります。

それでは今日はこの辺で
See you next time[手(パー)]
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通りすがりの受験生

高校三年で今年受験なんですが、全然勉強する気がおきません。どうすればいいですか?
by 通りすがりの受験生 (2010-10-18 10:35) 

物理屋hν

基本的に勉強をしたくない場合は、しなくてもいいと私は思っています。人生は勉強が全てではないですし、他にやりたいことがあればそちらを頑張ればいいと思います。私は家庭教師という仕事をしていますが、基本的に勉強が好きな人以外は仕事を引き受けないようにしていこうと今は思っています。今まではただ先着順に生徒を引き受けるようにしてきましたが、毎年定員の関係で2、3人にはお断りせざるを得ません。そのときに先着順ですとやる気のない生徒を引き受け、やる気のある生徒を断ることもあるわけです。やる気があるのが親御さんだけの場合もあります。
勉強、ましてや家庭教師を雇ってまでする勉強が義務であるはずがありません。ですから、私の場合生徒に「勉強を何故しなければいけないか?」と問われても困ります。勉強をしたいことを前提に教えに行っているわけですから。
また勉強をしなければならない論理的説明などあるわけもありません。
勉強をしたくない場合はやらなくても構いませんし、やる気をだす方法は私にもわかりません。嫌々やる勉強は非効率的ですので他のやりたいことを精一杯やった方がいいと思います。
ただ、学校の勉強は一般的な常識を身につけるためにもやって置いた方がいいと思います。基本的な知識がないとコミュニケーション等で支障をきたす場合があるからです。

もし、やりたいことがあるならその夢に向かって
一生懸命努力すればいいとおもいます!
やりたいことにもし受験が必要ならば、夢の為に堪えて勉強するしかありません。自分が将来どうしたいのか?をじっくり考えて、そのために必要なことは何かを考えてください。
楽だとかつらいとか一時の感情に左右されることなく、冷静に自分のやりたいことを考えてみてください。
そうすれば自ずとやるべきことははっきりしますし、やる気もでてくると思います。特にやることが見つからない場合は、大学に入ってから考えても構いません。その場合には大学に入るための努力を今してください。漠然とただ時間を浪費するのは勿体ないです。自分のやりたいことを見つけて、それに向かって頑張ってください!!
by 物理屋hν (2010-10-19 06:10) 

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