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イギリス英語かアメリカ英語か?No3 [英語学習]

今回もアメリカ英語とイギリス英語の違いについて
書いてみたいと思います。

①アメリカ英語(特に南部の方言ですが)では副詞の接尾辞lyを
 省略することがある

さすがにこれは英語の試験やフォーマルな文章ではNGです。
ですが、CNNのインタビューの中でも時々聞かれます。
方言のようなものですね。

I'm real glad you told me that.(それを教えてくれて嬉しいよ )
のように使ってしまいます。
勿論real→reallyと直してください。

②定冠詞の違い
アメリカでは定冠詞をつける表現でもイギリスでは省略する場合があります。
これも採点するとき頭を悩まします。

入院中で (米)in the hospital
       (英)in hospital
私なりの解釈で言うと、この場合イギリス式のin hospitalの方が文法的には
正しいと思います。
なぜならI go to school.私は学校に通っている
のschoolが無冠詞になる理由と同じです。
この場合theをつけると学校という建物に行く感じがでて
普段通学している→学生である
というニュアンスは表せません。
同様の理由で
食事中で (米)at the table
      (英)at table
もイギリス用法を私は使います。

ところが、次のような場合
私はアメリカ英語を使います。

将来 (米) in the future
    (英) in future

始めは (米) the first time
     (英) first time
日本の英語教育全般でも、この場合はアメリカ用法にしたがっていると思います。
勿論、イギリス用法で×になることはないと思いますが。

③集合名詞の扱い
日本では集合名詞は個々の構成員を意識をするときは複数形、
全体で一つの組織として考えるときは単数形
という風に習い
なんと、正誤問題にも出題されます。

実はこの使い分けは明らかにアメリカ英語とイギリス英語では
傾向が違います。
集合名詞はアメリカでは単数扱い、イギリスでは複数扱いにする傾向が
強いです。

アメリカ英語では
HIs family lives in Japan.
The governmment is planning to promote job training.
と書くのが普通で
イギリス英語ではこれを
HIs family live in Japan.
The governmment are planning to promote job training.
と書くのが普通です。

このあたりはどちらを使ってもいいと思いますし
アメリカ人、イギリス人の個々人の差も勿論大きいので
一概に上記のようには言えませんが
アメリカ単数イギリス複数という傾向があるのは事実です。
困るのは日本の入試問題ではこの違いで正誤問題がつくられる点にあります。
ですから原則として日本人は
集合名詞は個々の構成員を意識をするときは複数形、
全体で一つの組織として考えるときは単数形
と考えておいた方がいいと思います。

それでは今日はこの辺で
次回は単語の違いについて書いてみたいと思います。
See you next time[手(パー)]
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