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宇宙の始まりがわかると [科学ネタ]

私は宇宙の始まりについて研究しています。
細かい内容は専門的なので省きますが
このブログでも概略程度のことは書いてきました。
重力の正体についても
私なりに答えを持っていますが
それが私が生きている間に証明されれば非常に嬉しいです。

今日はよく聞かれる質問について
答えたいと思います。
それは「宇宙の始まり」が分かったところで
私たちの生活にどんなプラスがあるのか?
ということです。

その答えは簡単です。
実用的にプラスになることは一切ありません。
宇宙の始まりなど知らなくても
普通に生きていくことが出来ます。
むしろその方が幸福なのかもしれません(笑)
経済にも何の影響も与えません。

ただ、私たちの世界観というものを
変え、発展させるということは
大いにあります。
これは非常に大きいことだと私は思います。

小学生の生徒から
今年はマヤ文明の記録によると世界の終わりの年
ですが、地球は今年滅亡するのですか?
と質問されたことがあります。
勿論、こんなことは私にはよくわかりません。
地球が突如滅亡する可能性は常にほんの少しはあるからです。
ただ、一つだけ言えることは
マヤ文明の予言も
もはや外れたノストラダムスの予言も
その他過去の人類の予言等は
必然性を持って当たるということは
決してないということです。

それは何故かというと
20世紀半ばまで
根本的な宇宙の理解、いや地球の理解でさえ
出来ていなかったからです。
マヤ文明の人は時空が四次元以上もあり
宇宙が実は沢山あることなど知るよしもありませんでした。
もっと初歩的なこと
宇宙が膨張し続けていることも
地球が太陽の周りをまわり
更に太陽が銀河のまわりを
まわっていることさえ知りませんでした。
そのような完全に間違った世界観の中で予言されたものが
正しいはずはありません。
最低限、天気の仕組みの理解がなければ
天気予報はあたるはずがありません。
(それでも外れるのですが…)

昔の人は残念ながら
その時代のprimitiveな世界観でしか
様々なことを考えることができませんでした。
ですからよく分からないものには
神とか霊とかとりあえず名前をつけて
理解はできなくても
実在として考えることで済ませてきました。

ギリシャ時代の神話
星座なんてかなりの無理があります。
ギリシャ時代には宇宙は平面で空に張り付いているものだと
思われていたので
星と星を結んで星座を作って
それにまつわる面白いお話しを作っていました。
ところが現在の我々にはわかるように
星は平面上にはありません。
あの線の引き方は
奥行きを考えるとかなり無理があります。
実際はある星はかなり手前に
ある星はずっと奥にあり
その間に星は無数にあるんです。
それを線でひいてできたものに意味などあるはずがありません。
線の引き方が不自然過ぎます。
それでも昔はそれは分からなかったので仕方がありません。
宇宙に対しての理解が不十分だったのです。

様々な宗教で語られる
人間の姿をした神様にも同じことが言えます。
長い地球の歴史45億年の中
現在のわれわれと同じ種類の人類が生まれたのはどんなに
長く見積もっても50~100万年前のことです。
ほんのつい最近です。
地球には今まで無数の動植物が長く存在していて
人間はつい最近猿から進化してちょこっと現れただけです。
それなのに神様が人間の姿をしているなんていう
都合のいいことは絶対にありません。
それだったらゴキブリとか微生物の姿をしている可能性の方が
はるかに高いと思います。
これも実は地球の年齢など良く分からず
地球ができてからほどなくして人類が現れたと考えられていた
世界観の中で想像されたことなので仕方のないことだと思います。
勿論神様が人間の姿をしているなどということは絶対にありません。

宇宙には数多の生物がいます。
20世紀に思われていたよりも
遥かに生物がいることがわかってきています。
宇宙には地球のような生物が住める星が最低でも
数兆個のオーダーであり
そこには様々な形で生物がいます。
知的生命体も必ずいます。
その根拠は現に我々が地球に存在しているからです。
地球の私たちが宇宙で唯一無二の存在である
確率などほぼありません。
しかも最近では我々が考えている宇宙と言うのは一つでは
ないことが分かってきました。
そう考えると生き物はそれはそれは沢山いて
地球というちっぽけな一つの星に
全知全能の神様や
その生まれ変わりの人間が存在する
存在した
などということがいかに
おかしなことかがわかります。

こうやって人類の宇宙に対する理解が深まると
ともに、より正確な世界像というもの出来てきます。
そういう意味では宇宙の始まりを理解することは
人類の役にたっているといえるのではないでしょうか。
私たちの考えている
私の考えている
現在の世界観というのも
真実ではなく必ず書き換えらる運命にあるとおもいます。

注)
私はある特定の宗教を否定しているわけではありません。
宗教は精神文化です。
人生は辛いことが多いので
何かを信じないと
人は生きていけないという面も大いにあります。
以前、ブログに書きましたが
神という存在を仮定することによって
道徳的に正しく生きられる可能性もあります。
ただ、それはあくまでも文化であって現実ではありません。
宗教が行き過ぎて戦争やテロで多くの人がなくなっています。
そういう人々にはしっかりと
科学を学んで欲しいです。
存在しない神様のために、たった一度の人生を投げ出したり
たった一度の他人の人生を奪うことが
いかに愚かであるかがわかるからです。


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