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太陽の黒点周期に注目です [科学ネタ]

昨日は暑かったですね。
今日は夏至ですし
いよいよ夏本番です。
被災地の方も大変ですし
今年は昨年のような酷暑にならないで欲しいです。

今日は太陽の黒点周期に現在異常が起きていることについて
かいてみたいと思います。
小学生の理科の授業で私も教えていますが
太陽の黒点が増えるのには周期があり
それを黒点周期と言って
11年おきに起こることが知られています。
黒点が多い時期は太陽が活発に働いている時期です。
これが今狂っています。
もう11年は過ぎているのにピークがきません。
おそらく14年くらいでピークがきます。

このようなことは過去にも起きていることが
屋久杉の年輪に含まれる放射性炭素分析によって
わっかています。
黒点周期が11年から伸びて
14年が三回くらい続いた後に
グッと地球寒冷化するんです。
これは今言われている地球温暖化とは逆のことが起こるんです。
寒冷期は70年から100年くらい続き
最近では1700年代にこの現象がありました。
イギリスのテムズ川が凍っていたほどです。
この現象が起こると
平均気温が3℃~5℃は下がると言われています。
ですから
今、黒点周期の変化に世界中が注目しています。

ただ
寒冷化が始まるのは
おそらく早くても50年くらいは先で
地球温暖化との相殺でどの程度気温が下がるかは
わかりません。
50年も経てば
勿論
このブログは終わっているでしょうし
私もおそらくこの世にいませんが(笑)

それではなぜ黒点が増えないと寒冷化が起きるのでしょうか?

仕組みはこうです。
黒点が増えず、太陽が活発に働かなくても
実は地球に降りそそぐ太陽光の量はほとんど変わらないです。
ところが黒点が減る時期は
太陽の電磁波が弱くなります。
私たちは太陽の電磁波というバリアによって
宇宙から降り注ぐ宇宙線という放射線から守られています。
地球も磁気によってバリアを作っています。

黒点の活動が弱くなると
この太陽の電磁気バリアが弱くなるんです。
そうすると太陽系外部から宇宙線が
沢山降り注ぐようになります。

その宇宙線が実は雲を作る核になりうることが
2000年代になって証明されました。
これは非常に大きな発見です[ひらめき]
地球に降り注ぐ宇宙線が増えれば
雲を作る核が増えますので
沢山雲が出来ることになります。
そうすると太陽の働きの弱まりによる
太陽光の量の減少自体は0.15%くらいしですが
雲の量が増えるせいで
太陽の光があまり届かなくなります。
そしてこの雲の多さが地球を寒冷化します。

世間的には
地球温暖化問題で騒がれていますが
天文学会では逆に地球の寒冷化を招く
黒点周期の延びに注目しているところは
対照的で面白いですね。
寒冷化が起きても
それを生きて見られないのは残念ですが…

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